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壁+命の雫+溶ける耐久ヌメルゴン構築【ポケモンSVダブルS6最終821位】

はじめまして。ららと申します。
SVからダブルバトルを始めて構築を作成したり、ランクマッチに潜っております。

今回はそんな私が目標としていた最終3桁順位に到達したヌメルゴンの構築について紹介していきたいと思います。

ポケモン紹介

オーロンゲ
性格:わんぱく(B↑C↓) 特性:いたずらごころ
持ち物:ひかりのねんど

努力値:H248 B112 D140
実数値:H202 A140 B110 C-- D113 S80
(種族値:H95 A120 B65 C 95 D75 S60)
キラフロル
性格:おくびょう(S↑A↓) 特性:どくげしょう
持ち物:シュカのみ(地面技半減)

努力値:H4 C252 S252
実数値:H159 A-- B110 C182 D101 S151
(種族値:H83 A55 B90 C130 D81 S86)
ヌメルゴン
性格:おだやか(D↑A↓) 特性:そうしょく
持ち物:たべのこし

努力値:H252 B244 S12
実数値:H197 A-- B121 C130 D187 S102
(種族値:H90 A100 B70 C110 D150 S80)

Dはもともと高いので性格補正にとどめ、ほぼHB。
S8振っているのは、S4振りのカイリューを抜くためです。
アーマーガア
性格:しんちょう(D↑C↓) 特性:ミラーアーマー
持ち物:ゴツゴツメット

努力値:H252 A4 D252
実数値:H205 A108 B125 C-- D150 S87
(種族値:H98 A87 B105 C53 D85 S67)
テツノツツミ
性格:おくびょう(S↑A↓) 特性:クオークチャージ
持ち物:ブーストエナジー

努力値:H4 C252 S252
実数値:H132 A-- B134 C176 D80 S206
(種族値:H56 A80 B114 C124 D60 S136)
イーユイ
性格:おくびょう(S↑A↓) 特性:わざわいのたま
持ち物:こだわりスカーフ

努力値:H4 C252 S252
実数値:H131 A-- B100 C187 D140 S167
(種族値:H55 A80 B80 C135 D120 S100)

戦術紹介

基本戦術

①上記画像の上4体を順番通りに出す。
 1オーロンゲ2キラフロル
 3ヌメルゴン4アーマーガア

オーロンゲを張る。
 キラフロルをまく

③ヌメルゴン、アーマーガアで耐久していく。
 毒をじわじわと入れていき、ヌメルゴンのいのちのしずくで回復、積み技で倒されにくくする、濁流で命中下げをして耐えていく。
 テラスタルはほとんどヌメルゴンに切ります。

基本的に、初手のオーロンゲ、キラフロルについてはそこまで大事に扱わず壁+毒撒き係として割り切っており、後ろのヌメルゴンで耐えることがこの基本戦術の要となっています。
ヌメルゴンいのちのしずくがとても大事なので、ヌメルゴンは必ず選出します。
以下、基本の出し方で注意が必要な相手について書いていきます。

●初手モロバレルやワタッコの場合

オーロンゲ挑発を入れます。
隣がコータスだった場合、キラフロルでコータスにパワージェムを入れます。

●初手に地面タイプがいる場合

ディンルー、ガブリアス、イダイナキバなど
地震を打ってくることがが多かった印象です。
リフレクター&シュカのみで通常の地震だったらキラフロルは耐えることができるので、基本戦術通り毒を入れていき、毒化粧をまいていきます。
イダイナキバぶちかましや、鉢巻ガブリアス地面テラ地震は耐えることができないので、初手イダイナキバが出てきたときはアーマーガアにひきます。ガブリアスの場合はニードルガードで様子見 or アーマーガアにひきます。

●初手にテツノツツミがいる場合

後ろのヌメルゴンのことを考えても早めに倒しておきたいので、毒をまく前に一旦ツツミパワージェムで倒します。
ただイーユイ&ツツミの場合は注意が必要です。光の壁を張ってもわざわいのたま+ツツミのドロポン50%の確率でキラフロルは落ちてしまう点、またイーユイがキラフロルより早く集中していた場合、キラフロルは何もできずに倒れてしまいます。
この点に関しては相手がドロポンを外すか、キラフロルが耐えるか、イーユイより早いか、集中していないことをお祈りするしかなく、具体的な解決策がないです。

●初手にハバタクカミがいる場合

基本戦術通り、まずオーロンゲで光の壁を張ります。
ツツミの場合同様隣にイーユイがいる場合は注意が必要です。カミの場合はオーロンゲを狙っている事が多く、わざわいのたま+メガネ+フェアリーテラスタルのムーンフォース100%、同条件のマジカルシャイン87.5%わざわいのたま(orメガネ)+フェアリーテラスタルのムーンフォース25%でオーロンゲは倒されてしまいます。ただ、初手からテラスタルを切ってまでオーロンゲを倒しに行こう!というパターンはそこまで多くないので、急所にあたったり集中されていない限りは生き残り、次のターンにリフレクターを張って退散する形になります。(相手に物理が全くいない場合や、もしかしたら挑発を使うかもしれないというときはリフレクターをはらずに引くこともあります。)
キラフロルは基本戦術通り毒をまき、次のターンも生きていたらニードルガードで時間稼ぎをして毒を入れる回数を稼ぐか、パワージェムでイーユイを倒しに行きます。

●初手テツノカイナがいる場合

カイナはとても厄介なので、選出画面にいると迷います。
隣にもよりますが、カイナ+カミなどで猫だまし&ムーンフォースなどをされるとオーロンゲは何もできず倒されてしまうだけなのでその場合はアーマーガアにひきます。カイナ+トリル要因もしくはそこまで圧がないポケモンだった場合は、壁を張る前にカイナ側挑発をいれていきます。理由としては、カイナにはらだいこ剣の舞を積ませてしまうと、後ろにいるヌメルゴンやアーマーガアでも耐久していくことが難しくそれをリセットする手段や、カイナを一発で倒しきれる火力もないことから負けが確定してしまうからです。
キラフロルは通常通り毒を入れて、じわじわとカイナを削っていきます。毒を入れた後は大地の力やニードルガードをして、なるべくドレパンで回復させないようにして少しずつ削っていきます。

●初手イルカマンの場合

イルカマン(ナイーブフォルム)自体はそこまで脅威ではないのですが、水テラスを切ってジェッパン+隣と集中して何が何でもキラフロルを倒そうとしてくる相手がたまにいます。また、後ろにモロバレルがいる場合は高確率でモロバレルに引き毒びしを回収されてしまうので、一旦ニードルガードで様子見し、毒をまけなさそうだと思ったらヌメルゴンに引いていました。

以上が基本の出し方でなんとか対応できたパターンです。
ここからは基本の出し方と少し違うパターンについて記述していきます。

●滅びのうたの場合

相手の構築が明らかに滅びっぽいなと思った場合は、毒を入れても仕方がないのでオーロンゲ+イーユイで出します。オーロンゲで滅びの歌を打ちそうな方に挑発、相手にゴチルゼルがいた場合イーユイで倒しにいきます。
ゴチルゼルがいた場合どちらかに猫だましを打つ可能性が高いのですが、経験上イーユイに打たれることが多かったです。

●イエアルマの場合

あまり多くはなかったですが、イエアルマを出されそうという場合も初手からオーロンゲ+イーユイで出していました。

●イッカコノヨの場合

イッカコノヨの対策は長く迷走していたのですが、結果的に高火力で倒していくしかないと思い、イッカコノヨがいる構築に対してはイーユイ&ツツミが一番効果的だろうという結論に落ち着きました。その際に選択する技ですがツツミドロポン、万が一ドロポンを外してしまった場合にコノヨザルがひるむ可能性を考えイーユイ悪の波動を選択しておりました。相手が初手に様子見でまもるを選択した場合は、次のターンにツツミアンコールを入れていきます。

●選出画面にサーフゴーがいる場合

サーフゴーがいる場合は、オーロンゲ+キラフロルで出すとゴールドラッシュの餌食になってしまうだけなので、オーロンゲ+ヌメルゴンで出していきます。相手のサーフゴーの持ち物が何かは分かりませんが、メガネ等でこだわっている場合はオーロンゲを倒すためにゴールドラッシュを打ってくることが多いです。オーロンゲも光の壁を張っていればメガネであっても1回は耐えるので次のターンにリフレクターを張って倒されます。
ヌメルゴンは、1ターン目から水テラスを切っていきます。光の壁+水テラスのヌメルゴンにはゴールドラッシュが10分の1ほどしか入らず、食べ残しで回復できるほどのダメージで抑えられます。こだわっていた場合、10万ボルトなどを搭載している場合が多いので、相手はサーフゴーを引く可能性が高いです。その間にヌメルゴンは裏の物理アタッカーにそなえ、とけるを積んだり、濁流でダメージを与えてあわよくば命中下げを狙っていきます。

●寿司の場合

選出画面にヘイラッシャ&シャリタツがいる場合は基本選出のアーマーガアをテツノツツミにして後の動きはだいたい同じでやっていました。
選出画面にヘイラッシャのみの場合、あくびを打ってくる型の可能性が高いのでオーロンゲ挑発をいれたいところですがヘイラッシャの特性が鈍感であることを考慮すると、キラフロルは一旦守らせて先に壁を張ってしまうのもありかなと思います。

技紹介

◎オーロンゲ

リフレクター&ひかりのかべ
今回の構築のポイントなので言わずもがな。急所以外には本当に強い。急所以外には…。

ソウルクラッシュ
最初は不意打ちを入れていたのですが、相手が殴ってくれない or 先制技 orサイコフィールドをはられると生き残っているにも関わらず打点が全くなくなってしまう点から使い勝手が悪く、ソウルクラッシュにしました。ヤミカラス等相手も火力がそこまで高くない場合、オーロンゲが生き残ってくれることもあるのでその際はソウルクラッシュも活躍していました。ちなみに、安田記念ではソウルラッシュを買いました。(ダメでした)

◎ちょうはつ
モロバレルやワタッコや、滅びの歌、相手の積み技を止められる点や、相手が挑発を打ってきそうなときに先に打てる点などで重宝しました。

◎キラフロル

技については、一般的だと思うので特に解説なしです。
岩技、地面技あるととても便利。

特性は毒化粧にするか、腐食にするか最後まで迷った結果、毒化粧で使ってます。

◎ヌメルゴン

今回、一番活躍してくれたポケモンです。
先述した通りテラスはほとんどヌメルゴンに切っており、ヌメルゴンだけ残っていて勝てた試合が何度もありました。
特性そうしょく(草技無効)のため、水テラスを切ると弱点電気のみになります。きのこのほうしが効かないのも便利です。

◎だくりゅう
唯一の攻撃技。命中不安なため、ダメージは基本的に毒で入れていのちのしずくで回復して倒されないことを優先していたため、絶対倒されないと確信できるとき以外はあまり打ちませんでした。
とけるを積んだ後や、毎ターン回復する必要がないときは打っており、命中下げのお陰で勝てた試合が少なからずありました。(濁流が当たらず負けたことも何度かありました。)
コノヨザルや、ドドゲザンなどの特性負けん気のポケモンには、あまり打ちたくなかったので隣のポケモンで攻撃してました。

◎とける
Bに244振って壁を張っているとはいえDの耐久に比べると心もとなかったので採用しました。これでDもBもどちらも固くするとができ、どんな攻撃にも耐えられるようになりました。急所にあたらなければ。

◎いのちのしずく
あまりメジャーな技ではないですが、自分と自分の隣のポケモンを1/4ずつ回復する技で、隣のポケモンが守っていても回復できます。このため、後述するアーマーガアには羽休めではなく、まもるを入れて回復担当をヌメルゴンに一任していました。この技と食べ残しのお陰で耐久することができ、相手からしたら倒しにくい厄介な存在であったかと思います。
レギュDから使えるようになるクレセリアは、みかづきのいのりといういのちのしずくの上位互換の技(最大HPの1/4と、状態異常を回復する)を使えるという事で、ますます楽しみです。

◎まもる
相手の毒を1ターンでも多く入れることと、食べ残しの回復量を増やすため重宝しました。

◎アーマーガア

テラスは1、2回コノヨザルと戦う際に切った程度です。
地面タイプのポケモンがいた場合ほぼ選出していましたが、炎タイプが多かった場合は選出しませんでした。

技については、まもる以外は特段変わったところはないかと思います。
飛行技と格闘技は使い勝手が良かったです。
まもるは、ヌメルゴンの欄で記述した通りいのちのしずくで回復するために入れました。また、アーマーガアには守るがないと思われていることが多いので集中してくることが多く、相手の不意を突くことができました。

◎ツツミ&イーユイ

自分が戦っていて厄介だったので、使ってみたらやっぱり強かった2体。
技についてはとくに記述することなしです。イーユイが上から打つバクア、強すぎる。

終わりに

この構築の一番の弱点は”急所”です。
そういう構築を使っているから仕方ないといえばそれまでですが、不運が続くときは毎試合急所にあたって倒れたり、1試合に3回凍らされたり(その時はヌメルゴンの特性うるおいボディ+雨で使っておりターンの終わりに氷が解けて毎ターン凍らされた)という悔しい思いをすることもたくさんありました。
予選3回の間少しずつ構築を変えて戦い、3回目の予選ではイーユイの枠がドドゲザンだったのですが、結果的にこの6体が強かったと思いました。予選が終わった後のてるオフでは強者の方々にボコボコにされて2-5でしたが、良い戦いはできたと思っています。

2021年のPJCSで見たにビエラさんと田口アナの熱い実況解説をきっかけにポケモンダブルを知り、その時には自分がそこを目指すとは全く思いませんでした。3日後にはPJCS2023、そして2か月後にはWCS2023があります。楽しみという気持ちも勿論強いですが、今ではいつか立ちたい夢の舞台でもあります。憧れではなく、現実になるよう来年はそこに近づけるようもっと強い構築を作って、もっとプレイングを磨いて精進していこうと思っています。

かなりの長文になってしまいましたが、お読みいただきありがとうございました!

レギュレーションCお疲れ様でした!(2023/7/1)

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