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就職・転職前に知りたい!ブラック企業の見分け方徹底解説
“ブラック企業”――そんな言葉がこれほど身近になった今でも、就職や転職でその罠に引っかかる人が後を絶ちません。
私自身、転職活動をしていたときも、目の前の内定や“良さそうに見える環境”に惑わされそうになった経験があります。特に社会人歴が短い第二新卒を狙った、いわばだましのような求人は山ほどありました…(笑)
この記事では、就職・転職をする際の場面ごとのブラック企業を見分けるための具体的なポイントについて解説します!
同じようにキャリア選びに悩む方にとって、少しでも参考になれば幸いです😌
💡求人情報でのチェックポイント
①採用人数が多すぎる
採用人数が多すぎるということは、その分多くの人が離職しているということです。指標として、全従業員数の30%を超える人数を募集している場合は要注意。急成長中のベンチャー企業、もしくは大企業の新規事業立ち上げなどのケースで無い限り、裏事情があると考えてください。また、常に求人募集している会社は人が定着していない可能性が高く、こちらも危険です。
②採用基準が低すぎる
「未経験OK」「学歴不問」「どなたでも大歓迎」というワードには要注意。採用のハードルが極端に低い場合、採用後に厳しい環境で酷使される可能性があります。そこまでハードルを下げないと誰も入社してこない会社なのだと疑うことが大切です。
③給料が異常に高い、みなし残業が多い
「初年度年収800万円も可能!」など、極端に高い給与の求人には注意が必要です。実際はみなし残業代が多く含まれている場合や、高いノルマを達成しなければいけないなどの条件がある場合が多いです。
みなし残業は月40時間を超えると、かなりハードワークになる可能性が高いです。また、基本給、見なし残業代がそれぞれいくらで、超過分の残業代はしっかりとでるのかを事前に確認する必要があります。
④雰囲気でごり押ししてくる
求人の内容が「成長」「挑戦」「アットホームな職場」といった抽象的な表現ばかりで、具体的な仕事内容が不明な場合は要注意です。ブラック企業の求人は、過酷な業務をポジティブな言葉でごまかす傾向があるので、詳細な業務内容をしっかりと確認しましょう。
面接~内定までのチェックポイント
⑤選考に誠意がない
面接官が一方的に話すばかりで自分の話を真剣に聞いていなかったり、雑談が多く具体的な質問がない場合、その会社の文化や誠実さに欠けている可能性があります。面接官の態度や発言でもその会社の雰囲気を感じ取ることができます。
⑥内定承諾期間が短すぎる
転職の場合、多くの企業は短くても1週間、長くて2~3週間ほど内定承諾期間を与えてくれます。また、現職の退職交渉もあるため、入社日はこちらの状況を見て余裕を持って設定してくれることが多いです。あまりにもすぐに入社の意思を迫られる場合は注意が必要です。
⑦労働条件を教えてもらえない
勤務時間や休日などの具体的な労働条件が曖昧にされている場合、ブラック企業である可能性が高いです。特に「細かい条件は入社してから説明します」といった対応は要注意です。事前に人事担当やエージェントを通じて細かい労働条件をしっかりと確認しましょう。
⑧壁にぎっしりスローガンが貼り付けられている
オフィスを訪れた際に、壁に営業目標やスローガンなどが至る所に貼られている場合、ノルマの達成に厳しかったり、過剰な精神論で社員を縛る文化がある可能性がありますので、要注意です。
まとめ
ブラック企業を見極めるためには、上記のように求人情報や面接の際に判断することに加え、さまざまな視点から情報を収集することが大切です。
具体的には、Openworkなどのクチコミサイトや転職系のプラットフォームで社員や元社員の声を確認するほか、可能であれば実際に働いている社員に話を聞く、あるいは退職した社員に話を聞くことも有効です。特に、企業の内部事情やリアルな職場環境については、現場の声が最も参考になります。最後に、自分自身の直感も大事にしてください。「何かおかしい」と感じたら、その感覚を無視せず、慎重に行動することが、ブラック企業を避ける第一歩です。自分のキャリアを守るために、多角的な情報収集と冷静な判断を心がけてくださいね!☀️