積み上げたものがすべて壊れましたが、私は今日も生きています。 4
4)ハードルは低く設定する。
頑張りは裏切らないなんて言いますが、
英語のテストの前の日に数学を頑張っても、
英語のテストで良い点数は取れない。
何を頑張るのか?
間違った頑張りでは成果は現れない。
そして、本当に頑張る必要があるのか?
我慢と頑張りが必要と教えられて育って来たので、
何かを頑張らないといけないという思い込みが私の中に染み付いている。
「頑張ら無い」
という選択があることに気がついたのはだいぶ大人になってからだ。
外出が出来なくなり、
私は焦って頑張って外出の練習をした、
当時の私の唯一の趣味は「買い物」だったので、
一人でフラフラと家具や手芸用品を見るのが何よりも好きな時間だった。
「前のように買い物に行きたい!」
と強く思いとにかくがむしゃらに頑張った。
頑張りは裏切らない、
頑張れば成果が現れると思い込んでいた。
しかし、状態は悪化するばかりだった。
まったく改善されない状況に、
自分がどこに向かっているのか?
何を頑張れば良いのかわからなくなってしまった。
そして悟った、
頑張っても無理なことがあるのだと。
そもそも「がんばる」ってなんだろう?
頑張っていない人っているのか?
みんな頑張って学校、仕事に行っている、
頑張って家事をして、頑張って生きている。
今、地球上にいる人はみんが頑張っている、
これ以上頑張る必要あるのか?
そう考えたら、
無理に頑張ることだけが正解ではないのかもしれないと思い、
私は無理をすることはやめた。
頑張ら無い自分になかなか慣れなくて、
頑張ってしまうこともあります。
頑張ることは悪いことではないけど、
自分の心を削ってまで頑張る必要はあるのか?
前に前に進もうとすることだけが正解じゃない、
たまには、立ち止まっても、横道にそれてもいい、
またゆっくり歩き出せばいい、自分の進むべき道を。
頑張った先に何を求めるのか?
高い目標を持てという人もいるけど、
私は頑張るならハードルは低く、
5cmぐらいから始めたほうが良いと思う。
高いハードルは自分を苦しめるだけ。
小さなハードルから始める、
5cm 8cm 10cm ・・・・20センチ
ゆっくりで小さな1歩・・・
いやいや小さな半歩でいい少しづつ進もう。
そんな人生がいいと私は学んだ。
つづく
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