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運命と私 61

昨日の夜、早く寝たので、
今日は6時に目が覚めた。

私はゆっくり出かける準備をする。

ゆっくりした時間を贅沢に感じるなんて、
普段から時間に追われている証拠なのかな?

私は贅沢な時間を満喫して午後は祐一の家に向かった。

迎えに来ると言ったけど、
私は電車で行って見たかったので、
1人で祐一の家まで行くことにした。

駅から15分ほど歩くと祐一のアパートはあった。

ピンポーン。

鍵が開いて祐一が出て来た。

「駅から遠くなかった?」

「うん、始めての道だから遠く感じた、
でも私歩くの好きだから良い運動になった。」

家に入ると部屋は汚れていた。

「なんか部屋汚くない?」

「だって片付け面倒だったから・・・」

やっぱり私が始めてこの家に来た時は、
がんばって掃除したんだ!
そんな祐一がかわいいと思えた。

「掃除しようか?」

「えっいいよやらなくて。
それよりこっちに座りなよ。」

そういって私をソファに座らせて、
キスをして来た。

「ちょっとまって!やっぱり掃除する、
つづきはそれから。
汚い部屋は苦手なのごめんね。」

そう言って私は部屋の片付けを始めた。

洗濯して、掃除機をかけると、
部屋の隅に段ボールだ置いてあることに気が付いた。

「この箱何?」

「あー母さんがくれた。」

段ボールを開けるとカップラーメンやレトルトのカレーなど、
色々な物が入っていた。

祐一のお母さんは優しい人なんだな。

その時の私はまだ何も気が付いていなかった。


つづく




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