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ロードバイクホイールインプレッション :Polymer Workshop「Venture」レビュー

Polymer®︎ Workshop(ポリマーワークショップ)とは?

Polymer®︎ Workshopとは、2023年にデンマークで誕生したコンポーネントブランド。

フックレスタイヤ対応や、ワイドリム設計、マグネティックハブなど、サイクリングの本場ヨーロッパにおける最新トレンドの要素を詰め込んだホイールを開発している。
2024年3月時点でのラインナップは
・Enhance(エンハンス)50/52mm
・Venture(ヴェンチャー)38mm

の2種類。本記事では、Ventureのホイールインプレッションをお届けしていく。

Polymer Workshop詳細についてはこちら↓

オールロードホイール「Venture」スペック紹介

Ventureは、グラベル/オールロード向けホイール。
リムハイト38mmにリム幅25mm(内)/32mm(外)。重量は1351gと軽量なため、クライミング重視のロードホイールとしても使用可能だ。

筆者はエアロロードに軽快性を持たせたかったため、今回Ventureをチョイスした。

・重量:1351g(スラムハブの場合)
・対応ハブ:シマノ/スラム
・リムハイト:38mm
・リム幅(外):32mm
・リム幅(内)25mm
・最小対応タイヤ幅:28c
・価格:¥459,800(税込)
・付属品:リムテープ/バルブコア/予備スポーク/タイヤレバー/ロックリング
ホイールインプレッション

Venture ホイールインプレッション

感想を簡単に述べると、「軽量でワイドタイヤとの組み合わせも良く、上りだけではなく下りも気持ち良いホイール」だ。

ライドで使用していて気持ち良い点については:

・下りコーナーが速い
・ハブ音が良い
・ワイドリム+ワイドタイヤの組み合わせで、高い安定感と剛性
・エアロロードとも高い相性

軽量でクライミング寄りのホイールではあるが、何よりワインディングの下りコーナーがとんでもなく気持ち良い。コーナーのGから抜けた後の伸びが凄まじく、文字通りコーナーで差をつけられるホイールだ。マグネティックハブ※1 の爆音も最高だ。筆者がこれまでに乗ったホイールの中でも、ダントツの爆音。

空力性能に関してはトラック競技やTT種目で世界一を勝ち取った空力大国デンマークの、Zero Drag Lab社による解析をもとに開発されたためエアロ性能は申し分ない。

平坦路や直線の伸びに関してはロード用のEnhance(50/52mm)の方に軍配が上がるかもしれない。しかし、立ち上がりなどクイック、かつ高い操作性が目立つコーナーでは軽量でハイトが低いVentureの力が大いに発揮される。

1)マグネティック・ハブ・システム…ハブ内のラチェットの爪をスプリング(バネ)ではなく磁力で爪を起こす仕組みのハブのこと。

どんな人におすすめ?

Ventureは、こんな人におすすめ。

・高剛性で軽量なグラベル/オールロード用の万能ホイールを探している人
・軽量なホイールを探している人
・ワイドリム、マグネティックハブなど変わった構造のホイールを探している人
・爆音ホイールが欲しい人
・下り坂を全開で走りたい人
・下りコーナーで後続と差を広げたい人
・エアロロードで足回りを軽くしつつ、空力を保ちたい人

Rapport Osakaでは、西日本で唯一、国内では2店舗の内の1つの取り扱い店。試乗のご相談や購入も可能なので、興味のある方は店頭まで。

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