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【RAPPORT OSAKA】11月のサービス珈琲の豆が変わりました。


RAPPORT OSAKAでは月替わりの珈琲豆で珈琲をお淹れしております。
(こちらはサービスコーヒーのため、状況によって提供できない場合もございます、ご了承ください。)

珈琲豆は、京都府北部・久美浜の海から近い山の中でコーヒーを焙煎している山香社(さんこうしゃ)さん

先月の段階では別の珈琲豆をご用意いただく予定でしたが、気になる豆の紹介をしておりましたので、お願いしてご用意いただきました。

そんな11月のオススメコーヒーは

「ジアマンチーナ ヨシマツ」

、、、名前を見て「ん?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
今回のコーヒー豆はブラジルに住むヨシマツさんという日本人の農園の豆です。

ちなみに、
コーヒー豆の銘柄というのは、生産地から名付けられていることが多く、「ブラジル」「コロンビア」「グアテマラ」など国名がそのまま使われたり、産地や発信地となる山や港の名前が使われたりします。

珈琲豆の銘柄について一部引用しております。

今回はそんな生産者や産地について少しだけご紹介させてください。

生産者のヨシマツさんについて

1965年の日本の海外移住計画で夢を抱き、ブラジルへ渡った当時19、20歳の吉松早苗さん

彼はまず入植地でジャガイモ栽培をし、雇農として生計を立て、農場経営者となり、はじめて自分の農場を持ちます。
そして、さらなる飛躍のために、1974年に家族とともに日本から18000 km近く離れたミナス州ジアマンチーナで新たな挑戦を始めます。

「ジアマンチーナ」とはポルトガル語で「ダイヤモンド」を意味する通り、金やダイヤモンドの産地です。
(かつては昔はダイヤモンド採掘で栄え今現在では世界遺産の町になってます。)
そんなジアマンチーナ、農業には適さない土地とされていましたが、
どうしても夢であるコーヒーを作りたいという一念で、1978年すべて自費で6000本のコーヒーを植え、ヨシマツさんはすべて手作業で作業を行いました。
本来は国の融資を受け、トラクターなどの機械を揃えて行うのが普通ですが、ジアマンチーナはコーヒーの栽培に適さないということで国からの融資が受けられず、このような危険を冒しながら、「コーヒーなどできない土地」「国も見放した土地」で、高品質なコーヒー豆を収穫することに成功します。
その後は、国としてこの土地をコーヒー栽培適合地として認め、農場は順調に拡大し、今までコーヒーがとれないとされてきたジアマンチーナで吉松さんの農場は80ヘクタール以上ものコーヒーを栽培しています。

参考・引用:カフェドカルモさんより

こんなエピソードの詰まったロマンある豆、
少し興味が出ましたでしょうか?
(ちなみにエピソードを読んでる際にヨシマツさんの出身が山口県で私と同郷というシンパシーから即決で選んでしまいました、笑)

パッケージも実は可愛いです。

一体どんな味?

「ジアマンチーナヨシマツ」は軽めの中煎りにてご用意して頂きました。
山香社の中村さんからは
「ブラジルらしさの残る軽さと香ばしさ。マイルドな酸質。柔らかな口当たり。古き良きブラジルで、まるでヴィンテージのクロモリバイクを愛でるようです」とのこと。

一見は百聞にしかず!ではありませんが、どんな味かは実際にご自身の舌で感じてみてくださいませ。

書いた人:トキシゲ