written by @raq_reezy
こんばんは。
今回は、Cordae(コーデー)の最新アルバム『From a Birds Eye View』から「Sinister」という曲を解読したいと思います。
若きリリシストのコーデーと、ベテランのリリシストであるリル・ウェインが共演を果たした本曲。しかし、二人のリリシストの方向性は違います。
若いながらも、昔ながらのヒップホップ好きを唸らせるような詩的表現を追求するコーデー。一方、珍パンチライン製造機のリル・ウェイン。果たして、二人の共演はどのように仕上がっているのでしょうか。
さっそく内容をみていきましょう。
コーラス(Cordae)
【解読】
*「単なるラップ音楽ではなく純文学だ」など、自分の意識の高さをアピールするコーデー。
*コーデーが一発屋で終わると思っていた人たちは、彼の活躍が続くのをみて、ヘイターになるようです。
【解読】
*Hit-Boy(ヒット・ボーイ)は、売れっ子プロデューサーの一人です。この曲自体もヒット・ボーイがプロデュースしています。電話するたびに、ビートを10個は送ってもらうということで、現在のコーデーの創作モチベーションの高さが伺えます。
1バース目(Cordae)
【解読】
*Tech N9ne(テックナイン)は、カンザスシティ出身のラッパーです。コーデーとテックナインは、ともにエミネムに褒められたことがあります。
【解読】
*コーデーが、知名度が上がる中で、さまざまな体験・経験をしたことが伺えます。
*コーデーは、メロディアスなフロウも含めて、いろんなラップスタイルを器用にこなすラッパーですが、中でも昔ながらのスキルフルでオーソドックスなラップを得意としています。オートチューンを使ったメロディアスなフロウなどが流行っている中で、オーソドックスなスタイルで売れたことを「ルネッサンス」と呼んでいるのでしょう。
【解読】