人生の勝者、ナズとジェイZの久しぶりのコラボを味わう。(DJ Khaled - "Sorry Not Sorry" feat. Nas, JayZ & James Fauntleroy)
written by @raq_reezy
今回は、DJキャレドの最新アルバム『KHALED KHALED』から、ナズとジェイZが集結した感動の一曲「Sorry Not Sorry」を解読します。
2人はともにニューヨークから1990年代に登場したドラッグディーラー出身のラッパーで、2000年代前半のヒップホップシーンを牽引する中で、どちらがキングなのかを争ってビーフを繰り広げました。
その後、2人は和解し、当時ジェイZが社長を務めていたデフ・ジャムに、ナズが移籍するというビッグニュースが世間を賑わせました。
さすがにアルバムのリリースペースも落ちてきて、他のビジネスにも忙しい2人が、ガッツリとコラボをするのは久しぶりであり、まさにDJキャレドだからこそ成し遂げられた共演だといえるでしょう。
ということで、内容を見ていきましょう。
今回解読する曲
DJ Khaled - "Sorry Not Sorry" feat. Nas, JayZ & James Fauntleroy
Produced by DJ Khaled, STREETRUNNER & Tarik Azzouz
コーラス(James Fauntleroy)
Sorry, not sorry, don't mind me
I’m livin' the dream, livin' a dream, yeah
Came from nothin’, whoever thought that we would be
Livin' the dream? Livin' the dream, yeah
和訳:
悪びれてなくて悪いね、気にしないで
俺はまるで夢のような人生を生きてるんだ、夢のような人生さ
何もないところからきた、誰がこんな成功を想像しただろう
夢のような人生を生きてるんだ、夢のような人生さ
*解読省略
間奏(DJ Khaled)
We The Best Music
Another one
DJ Khaled
和訳:
俺たちがベストミュージック
もういっちょ、DJキャレド
【解読】
*DJキャレドの曲には大体入っている、DJキャレドのタグです。
1バース目(Nas)
Hear ye, hear ye, only kings stand near me
Silicon Valley money mixed with Henny, that's Effendi
Half a century almost, sliced the green like a lawnmower
'Til we all on, never fall off, hear a boss talk
和訳:
聴いてくれよ、俺の周りにはキングたちしかいない
シリコンバレーのマネーとヘネシーをミックスして、まさに貴族さ
もうすぐ生まれて半世紀
芝刈り機が草を刈り取るように、俺はお金を刈り取った
俺たちが全員ここに乗るまで、俺は落ちない、ボスの言葉を聴け
【解読】
*シリコンバレーといえば、スタートアップの聖地。アップルやグーグル、フェイスブック、ツイッターなど、無数のテック企業が生まれ育った土地です。ナズは、クイーン・ブリッジ・ベンチャーズというベンチャーファンドを組成して、様々なスタートアップに投資してきました。
*スタートアップへの投資を通じて稼いだお金とヘネシーという組み合わせは、まるでエフェンディ(トルコの貴族・紳士を表す言葉)のようだと言っています。また、高級ファッションブランドのフェンディとも響きが似ており、稼いだお金でフェンディを買うといった意味も含まれているのでしょう。
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