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第12回 泣きながら大人になんかならせない

自分の酷い過去やコンプレックスさえも曲にする事で消化する事ができる。ラップっていいですね。

どうもRAP狂四郎です。

今回はちょい真面目にいきます。

僕は物心ついた時には柔道をしていました。幼稚園に母が迎えにきたらそのまま着替えて柔道の道場に向かう。そんな幼少期。
兄弟が柔道をしていたので、僕もやらされていたのですね。
小学生に入ると練習は過酷を極めた。道場に行くとまずグランドに向かい永遠にそのグランドを走る。もちろん水も飲めない。地獄そのものだ。
僕は幼少期から漫画やガンダムが好きでガンダム大百科などをずっと読んでいたかった。プラモも大好きだった。出始めのファミコンもずっとしていたかった。何度もやめたいと親に言ったが承諾してくれなかった。
何故か?それは柔道で生半可な才能を見せてしまったからだ。上の兄2人は結果が出なかった。
僕は小学生になって神戸市大会にでるとすぐ、準優勝、優勝と結果を出してしまったからだ。

多分、両親は期待したんだと思う

しかし、小学生の僕にはとんでもないプレッシャーがのしかかる。勝って当たり前。そんな状況が作られていく。勝つのが普通。小さく柔道雑誌にも載ったりした。

そんな小学生4年生の時に事件が起こった

いつもの練習で小学5年生との練習試合で負けた。

練習が終わり最後、正座して先生が終わりの挨拶をするのだが、サブの若い先生見習いみたいな奴が俺に言ってきやがった。

「おい?負けて悔しないんか?おう?」ヤクザ風

「一つ年上なんで」 そっけなく

そこで、会話が終わり令をして解散。

帰ろうとすると、

ドゴッ❗️

その若い奴が座ってる俺に蹴りを入れてきやがった。そこからはフルボッコだ。マジフルボッコ。

死ぬかと思った。恐怖で失禁したかもしれない。
顔はボコボコ鼻血は止まらない。
とりあえず家に向かったが、鼻血が止まらないのでグランドの水道で顔を洗い冷やして鼻血が止まるのを待った。

家に帰り、事の顛末を親に説明した

そしたら、

「アンタが悪いんやろ?」

頭が真っ白になった。泣きそうになったが、泣かなかった事を覚えている。

何かが俺の中で壊れた。心が割れる音がはっきり記憶に残っている。

柔道はやめた。

母さん

俺はそんな言葉を聞きたかったんじゃないんだ。

大丈夫か?って抱きしめて欲しかっただけなんだ。

なんでなんだよ?俺はその後風呂場でずっと泣いてたんだ。怖くてよぉ?
それぐらいわかるだろ?

と、今回はこの辺で一回終わっとくか?

続きはまた次回で!


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