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”本当のハンバーグ”の作り方

どこでハンバーグを食べても、そのレベルの低さにがっかりすることはありませんか?

ところで、料理を極めようとしている皆様のハンバーグの腕前は、十分なレベルに達しているでしょうか?油脂分が融解しないように混ぜて、玉ねぎと繋ぎを加えて、ナツメグを加えて…

これでは、あまりにも凡庸すぎます。

好みが分かれるでしょうが、「さわやか」のハンバーグは、ハンバーグを極めた一つの例といえるでしょう。繋ぎや他の食材を一切使わないスタイルで、これほどのレベルに達するということは、ハンバーグの原理や基礎を完全に理解しているからこそできることです。その理解を基にして初めて、さらなる応用が可能になるのです。

1. ハンバーグ作りの真髄を理解できる

この記事を読むことで、ただの"普通"のハンバーグ作りから脱却し、『本当のハンバーグ』を理解することができます。

2. 技術の向上と新しいアプローチの発見

「さわやか」のハンバーグのように、繋ぎや他の食材を使わずに作るスタイルのハンバーグを例に挙げ、その技術を学ぶことで、新しいアプローチを見つけることができます。これにより、自分のハンバーグ作りの技術が一段と向上します。

3.自身のハンバーグに自信を持てる

これまで以上に美味しいハンバーグを作れるようになることで、自信を持って自分の料理を提供できるようになります。どこでハンバーグを食べてもそのレベルの低さにがっかりすることなく、自分の作るハンバーグに誇りを持てるでしょう。

4. 他者との差別化が図れる

他の料理人や家庭のハンバーグと一線を画するための具体的な方法とその背景を学ぶことができます。これにより、自分のハンバーグが特別なものとなり、他者との差別化を図ることができます。

私も長い間、"普通"のハンバーグを丁寧に作るだけでした。細部にこだわれば、一線を画するハンバーグを簡単に作れるのではないかと考えていました。

しかし、実際に完成するハンバーグは、どこと比較しても大きな差が出ることはありませんでした。

まずは、皆さんのハンバーグの考え方を改める必要があります。

以前のようなやり方では同じものが永遠と生産され続けます。そこで以前の常識とされている部分にフォーカスしてみましょう。

”普通のハンバーグ”の作り方

:塩をしてしっかり練ることでミオシンとアクチンの結合によって、水分を多く中にとどめる。また粘りを出すことでよりしっかりとひき肉同士を結合させる
2:玉ねぎによって旨味を足して、ナツメグや胡椒で臭みを抑える
3:パン粉や卵によって”繋ぎ”をより強固にする
4:脂を入れること風味を加えジューシーにおいしくする
5:全体的な注意点として、しっかり冷やしながら油脂分の融点に達して脂が融解(溶けないよう)に注意する

ん~あまりにも普通すぎます。

まずは”本当のハンバーグ”がどのようなものかを知る必要があります。それではその工程とレシピを見ていきましょう。

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”本当のハンバーグ”のレシピと工程

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