【初心者向け】人前で話すのが苦手な人へ。プレゼンに必要なたった二つのマインド
皆さんは、人前で話すのが得意ですか?、
当方は超得意です。
でも、本音を言うと人前で話すのはあまり好きではありません。
人前で話すのが苦手な人に言いたいことがあります。
それは「とりあえずやってみて」
それでもダメなら、逃げて良し!
1.プレゼンできない理由を探さない
「大勢の人の前でこのサービスの説明をしてもらえますか?」
「できません」
社会人をやっていると幾度となく、こういう場面に遭遇することがあります。
経験則上「できない」と回答する人の9割は「やりたくない」に意訳することができます。
そもそも、できないというのは「話す能力がない」という前提の時に使う言葉です。
多分、「できないという人」や「苦手と思っている人」の「できない」にはこんな気持ちが含まれていると推測します。
1.1.プレゼンで格好よく話せません
これが理由の人は結構いると思うのです。
確かに格好よく話せるといいですよね。
でも、個人的に言わせてもらうとベテランの講師や営業の方の10人中8人はダメダメですよ。
一見格好よく話しているけど中身のない、つまらん話をしている人が多いのです。
だから、変な背伸びはする必要ありません。
「格好良いなんて、くだらないことさ」と、ロバート・デ・ニーロも言っていたので間違いありません。
…て、格好良いの代名詞みたいな奴が言うなーとか、ツッコみたくなりましたが、まぁ事実です。
1.2.提案書を作れないので話せません
これで躓く人も結構います。
資料作りはなかなか大変だし、面倒ではあります。
誰もやったこともないような新しいサービスや考え方の説明などは特にそうですね。
でも、大体の場合は会社の先人が作った資料やネットに転がっているプレゼン用の資料の作り方講座あたりを調べれて、パクれば作れたりするものです。
1.3.人が多いから話せません
少なければ話せるのか?
という疑問はありますが、1人も100人もそんなに変わりませんよ。
むしろ、100人いると真面目に聞かない人が多いこと…
実は100人を注目させて、しっかり話を聞かせる方がよほど難しいのです。
そういう意味で言うと100人の方が気楽なんですよ。
1.4.あがり症なので話せません
これは難しいところですね。
というのも、本当に病気の場合もあります。
人前で注目を浴びることで過度の緊張、顔が赤くなったり、発汗したり、恐怖を感じたりする「社交不安障害」と言う病気があります。
普段の生活にも支障をきたす場合もあるのでこのようなケースで悩んでいる方は病院に。
上記のようなケースもあるので冷静な判断は必要ですが、「なんちゃってあがり症」を言い訳にしている輩が多数います。
そういう人に限って、やらせると意外と普通に話せたりするのです。
ここで①~④のケースで共通しているのは「やらないための言い訳」なのです。
いっその事、
「人前で話したくないから、やりません!」
と言ってくれた方が清々しいです。
そう思った当方は、昔務めていた会社で、「人前で話したくないから、やりません!」と言ったら
当時の上司に「あ、拒否権ないから」
と却下されましたが…。世の中、そんなもんですよ。
2)プレゼンをやりきる2つのマインド
人前で話すのが苦手だけど、何とかしたいと思っている人にお伝えしたいのは以下の2つです。
2.1.「やるしかない」で自分事に
「やらなくていい」言い訳を探す暇があったら、
「やるしかない」と覚悟を決めてください。
勿論、「やってやる」でもいいです。
格好良く話すことも、きれいな資料をつくることも、貴方のその覚悟の前では些末な事です。
不思議と腹をくくると、何とかなりそうな気がしてきます。
でも、それだけでは足りません。もうひとつ大事な要素があります。
2.2.不安や緊張はあっても良い
ネガティブマインドは大事です。
不安と緊張があるから資料も一生懸命作るし、人前で話す練習もします。
その不安を解消する方法は、如何に準備をしたかどうかにかかっています。
準備や練習は貴方を裏切りません。
プレゼンが苦手な人が冒している最大の過ちは
「プレゼンを上手くやらなければいけない」
という心の呪縛です。
誰が上手くプレゼンをやれと言ったのでしょうか?
おそらく、そんなことは誰も期待していないはずです。
別に失敗しても、恥をかいても、頭が真っ白になってもいいのです。
命まではとられませんよ。
その場に立って初めて分かる世界があります。
今まで体験したことのない不安、焦り、緊張感、大勢の視線、そして絶望と達成感。
当方も昔は沢山失敗したし、恥もかきました。
その経験とマインドは反芻して、研磨して、鍛練することで新しい武器になることもあるのです。
だから、まずはやってみてください。
やるだけやって、それでもダメならその時は…
堂々と逃げちゃえばいいんですよ。
3)プレゼンで上手くお話するためのコツ
「結局、精神論かよ!」とか、言われると悔しいので、少しだけプレゼンのコツも書いておきます。
3.1.プレゼンの練習する
前述の通りですが、準備と練習は貴方を裏切りません。
卓越した講師の方は練習を怠らないものです。
当方も必ず練習します。仮に、同じ内容を別の日に話す場合でも必ずです。
有名なリンゴの会社の前代表も新製品発表前は凄く練習をされたそうです。
つまり達人ではない人間が練習をするのは当然のことです。
会社の同僚でも、家族でもいいので練習に付き合ってもらうのも効果的ですよ。
目の前に人がいると気心が知れた相手で訓練になるものです。
3.2.人と目線を合わせない
これは本来はダメなんですが、緊張して喋れなくなるくらいなら目線を外しましょう。
お客さんと同じくらいの目線の会場なら、一番前の人の首元、ネクタイあたりを見るとお客様からは見られている感が出ますし、自分は顔を見なくて済みます。
登壇する場所がお客さんの目線より高い場所から話す場合は、一番遠くのお客様の頭あたりを見ておけば大丈夫です。
目線が高い時点で、恐らくは広い会場と思われますが、人数が多いの多さ故に遠くを見てても誰も気にしないのでオススメですよ。
3.3.プレゼン内容の箇条書きのまとめメモ
プレゼンの資料とは別にプレゼンのキーワードだけを過剰書きにしたメモを手元に置いておきます。
これはネットで探すとホイホイ出てくる超基本テクニックです。
話す内容をプレゼン資料のページ毎にキーワードだけメモしておくと、頭が真っ白になっても、そのキーワードを見れば思い出すことができるので安心です。
因みに話す内容を箇条書きではなく、話す内容全てを文章にするのは絶対に止めてください。
この方法は一言でも間違えると、リカバリーがしづらく、パニックに陥りやすいのでオススメ出来ません。
因みにパワポ限定のテクニックですが、ノート機能を使うと前を向いたまま、アンチョコを見ることも出来ます。
※赤枠がノート機能の部分
赤枠の部分に箇条書きをしておくと、スライドショーを行ったときにノート部分は自分には見えるけど、お客さんには見せないということができます。
紙に書くと、下を向いてしまうのでこの方法は結構有効です。
お客さんの顔を見ないで前を向いている風に見えるので、②・③をまとめて解決できます。
3.4.意識して”ゆっくり”話す
練習と本番では話すスピードが1.2倍くらい早くなってしまうことがよくあります。
当方もたまになります。原因は緊張です。
意識してゆっくり話すか、
同じ会社の人や友達が会場にいる場合は、いつもより早口になっていたら合図を送って貰いましょう。
合図を見ると正気にかえります。
合図を送る人は会場の一番後ろに立っていてもらうと見やすいですよ。
効果的なのでお試しあれ!
4.まとめ
プレゼンの極意は貴方の想いや考えを不特定多数の誰かに正確に伝えることにあります。
3.1~3.4を実践するだけでも、格段に分かりやすさが変わるのでプレゼンでお悩みの方は是非試してみてください。
初心者から中級者向けのテクニックなどもあったりするのですが、掘り下げるとキリがないので今回はこの辺でお暇します。
機会があればその辺もご紹介したいと思います。
結局のところ精神論なんですが、気持ちの方向で結果が劇的に変わることも多々あるのでバカに出来ません。
最近、娘が学校の発表会でセリフ付きの役をもらったのですが、当方がしたアドバイスは、
「大丈夫、娘氏ならできるよ!」
という、敢えて参考にならない言葉を贈りました。
沢山練習していたのは知っているので、つまらぬ親父の戯言は要らないと思いまして。
実際、本番はそつなくこなしていました。
ちょっと声が小さかったですけどね。
やっぱり練習は裏切らないですよ。
では、また!
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