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日銀利上げ決定後の銀行の動きと4月までに取るべき行動 【1.31時点】

1月24日まで行われた金融政策決定会合にて0.25%→0.5%程度に短期金利が上がりました。
そこからこの1週間の各銀行の動きについて、最前線の客付不動産仲介の現場にいる私が、各銀行や代理店から聞いた現時点での状況をお伝えします。
(※客付仲介についてはこの記事をご覧ください)


最強三菱がついに基準金利UP

まず三菱UFJ銀行は翌日の1月25日に基準金利(店頭金利)の引き上げを発表しました。

この発表により0.345%という都市銀行の中で最強の実行金利が今年度いっぱいで終了することが発表されました。

短期プライムレート引上げ!

1月27日のニュースで都市銀行が短期プライムレートを引上げる発表をしました。
短期プライムレートと変動金利の基準金利(店頭金利)は連動しているため、三菱UFJ銀行だけでなく、各銀行の金利が上がっていくことが決まりましたので、どこまで上がるのかまだなんとも言えないところですが、金利が上がることはまず間違いない!という状況となりました。

基準金利(店頭金利)が上がる!ということ。

ここまでの話でポイントになるのは、すべて基準金利が上がるという話です。
できればこの先は前回書いた記事を読んでいただいてから読み進めるとより
分かりやすいと思います。

三菱UFJについては、
2024年9月までは 基準金利2.475%ー2.13%優遇=0.345%(実行金利)
2024年10月以降  基準金利2.625%ー2.28%優遇=0.345%(実行金利)
という状況です。
金利が上がるのは、2.625%の基準金利であり、まずここがどの程度上がるのか???が一つ目のポイントです。おそらくここはそこまで各銀行に差が出ないと思います。

優遇幅が最も重要

そして一番重要なのが優遇幅です。これは正式承認時(銀行によっては事前承認時)に優遇幅が確定し、借りいている間はその優遇幅で調達できます。
基準金利が2.625%から0.25%上がって、2.875%になったとしても優遇幅が2.28%から0.25%上がれば、実行金利は0.345%のままとなるのです。
ここまでの優遇幅UPはさすがにないと思いますが、この優遇幅は各銀行によってかなり変わってくると思います。

4月までに取るべき行動

これから3月31日までの2か月間で色々と各金融機関が4月以降の金利水準について、様々な発表をしてくると思います。
ただ本日、いろいろな金融機関の担当者と打ち合わせをしていると、この2か月間でどれだけ顧客を獲得できるか!という点に注力しようとする金融機関が出てきました。
まだ具体的な銀行名は言えませんが、今とても勢いのあるネットバンク系2行です。
最優遇金利を更新してくれたり、内々で金利交渉に応じます。といったものです。
4月以降金利が上がることは間違いないのですが、優遇幅については各銀行が市場を見ながら戦略的に変動している状況です。
これから家を購入検討している人も、5年程度前に住宅ローンを組んだ方も今年度中の住宅ローンの借り入れや借り換えを検討することをぜひおすすめいたします!
どうせ上がるのですが、この2か月は各金融機関が顧客獲得の追い込み期間だと思いますので、積極的に検討してみてください。

もし中立的な意見を聞いてみたいということであれば私に連絡してもらっても構いません。お気軽にお問い合わせください。

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