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主将ってつらい
働きアリの法則ってあるじゃないですか。
働きアリを「よく働く」「標準的に働く」「働かない」という3つに分類したとき、割合が「2:6:2」になるという傾向のやつ。
わしは部活動の主将をしているのですが、この法則の反例を知っています。
うちの部活です。部員を3つに分けたときの比率は「1:1:8」になります。
部活に来ない、遅れてくる、準備をしない、そんなことが通常運転になってしまっていて、その日の2年生が私一人だけなんてこともあります。
友達として、または仲の良い後輩としてみるなら何の問題もない人たちなんですが…
私とて主将なんですから、任命されてから今までの半年と少しの間、いろんな方法や声かけをしてきました。楽しんでもらえるような試合形式の練習を後半に入れてみたり、良いところをつけて褒めてからアドバイスしたり、どうしても来ない人に理由を聞いて、部として改善できることは最大限やってみたり。
自分の講じた策が全部尽きて、もう何も思いつきません。
そこで、一度立ち止まって来てくれない真の理由を考えることにしました。
一人の部員に一年前、こんな事を言われました。
「みんなでワイワイ楽しくやるのが部活じゃないの?」「勝つことが部活じゃなくない?」
当時は何を言っているんだと思いました。勝つために練習して、勝ったときが一番楽しいとずっと感じていたからです。今思うと少し過激かと思いますが、勝てない部活は部活をしている意味も、部活である意味もないとまで考えていました。
そんなことを考えているのだから、私は少し浮いていたのでしょう。今は引退されましたが、私がずっと人柄も技術も尊敬している先輩が、ある時私はこう言いました。
「〇〇(私の名前)の、考えは強豪校の考えだ。おそらくトップ校に行っていたなら、その思考の型が求められると思う。でもここは公立の中堅校。その考えをしているのは〇〇だけだよ。」
その先輩はものすごい上手で、自分と同じ考えだろうと思っていたばかりに、少し衝撃をおぼえました。(のちに私とこの先輩は、県総体で勝ち上がり上位大会に進出することになります。)
その他にも部員やコーチから話をされ、私は少しずつ角が取れて行くことになります。
いっぺんに書く時間がないから、続きはまた別の記事として投稿しようかな。