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「乳がん治療の記録 ~術前抗がん剤と副作用1~」
はじめまして。Sironekoといいます。
2024年10月29日、トリプルネガティブ乳がん ステージ2a と診断されました。 現在、術前化学療法として週1回の抗がん剤治療を10回目までクリアしたところです。
副作用が強くなり、会社を休むことにしました。
時間ができたので、今までの検診や治療の流れ、気持ちの整理について、仕事や家庭のことなど、思い出しながら記録していこうと思います。
まずは、現在のつらい副作用について書いてみます。
術前抗がん剤治療(前半戦)
12/4スタート
・キイトルーダ(3週間に1回)
・パクリタキセル(毎週)
・カルボプラチン(毎週)
現在のつらい副作用について
顔面の皮膚障害
実は、これが一番メンタル的につらいです。
抗がん剤治療を開始して1カ月経ったころから、両頬に大きなシミが一気に浮かんできました。
両目のすぐ下から、もみあげすれすれ、ほうれい線のラインに至る、頬全体を覆うとても大きいシミ(涙)
マスクでは隠し切れず、ファンデーションでも消せず、目の下から頬骨にかけて灰色がかったように見える…。
仕事中に「顔色が悪いけど、大丈夫?」と何度か心配されました。
シミはどんどん濃くなり、主治医に相談。
「保湿が大事だから、ヒルドイドクリームを塗ってね。日焼け止めも必ず使って、肌を守るように。」
翌週には、がん相談支援センターの相談員に紹介され、
アピアランスケアの相談と、 化粧の指導をしてくれる店舗の紹介を受けました。
しかし、その翌週には両頬とまぶたが赤く炎症を起こし、皮膚科を紹介してもらいました。
皮膚科受診
皮膚科医は、「パクリタキセルの副作用で、このような症状は見たことがないですね。」
「抗がん剤をどうするか、主治医の先生とも相談したほうがいいと思いますよ。」
そう言うと、先生は私の顔を写真に撮り、お薬を処方してくれました。
ロコイド軟膏(朝晩塗布)
しかし、ロコイドを塗り始めても…
朝になると赤みは減るが、お風呂に入ると真っ赤になる
だんだん皮膚の質感の異常やヒリヒリ感が強くなっていく。
そして、異常なぐらいにツルツルなんです。(凹凸なし、バリア機能なし?)
そして、2回目の皮膚科受診。
「ちょっとわからないなぁ。もしかすると、キイトルーダの副作用かもしれません。」
「免疫系の異常がないか、次回血液検査をしましょう。」
「先生、これ治りますよね?」
「正直、顔はとても治りづらいところなんだよ。」
がーん。今までお肌のトラブルがなかった私にとって、これは本当にショックでした。
「先生、化粧や洗顔などは?」
「ヒリヒリしているうちは何もしないほうがいいよ」
この日は予定していたキイトルーダが中止 になりました。
今やっていること(スキンケア)
朝・晩にロコイド
朝・昼・晩にヒルドイド
乾燥時はアベンヌウォーターで保湿
長湯禁止(頬が赤くなるとメンタルにくるため)
日焼け止めを塗らない、クレンジングや洗顔フォームを使わない(なるべく太陽光を避ける)
ぬるま湯でよく洗う
これが正解なのかわからないけど・・
最近、まぶたの皮膚も炎症を起こして固くなっているのか、
薄目にすると、まつげが引き上げられる感覚。
「これって治るのかな…?」 と思うと、正直不安になります。
でも、試せることは試して、どうにか回復できるように思考錯誤していこう。