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★一分法話★1646話 【根性の種を蒔いて育てましょう】
★一分法話★1646話
【根性の種を蒔いて育てましょう】
昨日は、御山滝行に行ってきました。
天気予報では一日晴れのように出ていましたしが、現地に近づきますと何やら様子がおかしいのです。
車の車窓から見える畑には、白い一面が広がっています。
家々の屋根にはうっすらと雪が積もっているのです。
本山に到着した時には、気温0度になっていて、時雨ているのです。
「そんなの聞いてないよ」叫びたくなるぐらいでしたので、なかなか値打ちのある大寒の行になりましたね。
そんな中、5歳の子供から70歳オーバーの方までが滝行をして、裸足でお百度行をしているのですから、本当にすごいことなんです。
ではなぜそんなことをするのかと言われますと、たくさんある中のその一つに心の鍛錬があります。
私たちは生きている限り辛いことや逃げ出したいことが多く起こってきます。
今の時代は、楽すること・逃げること・避けること・誰かにしてもらうことなどが、良いことのように言われます。
でも、実際には努力をして力をつけて成長していかないといけなことだらけなのです。
その時の最後の最後に力を発揮してくれるのは、やる気・元気・根気、やり切る心・折れない心・諦めない心になってくるのです。
この心を使い古された言葉で言いますと、「根性」となるでしょう。
闇雲に根性論を唱えるつもりはありませんが、最後に差が出てくるのは頑張れる心の違いになるのです。
ただ、その「根性」は楽なところには育たないのです。
そのためには少しだけ今の自分の限界を超えることをしていかないと芽生えてこないです。
その今の自分の限界を超えるための鍛錬が、修行の中にあると私は思っています。
ですから、昨日寒く冷たい大寒の行をされた方達は、その根性の種が蒔かれたのです。
これからその根性の種をどんどん育てて行ってほしいですね。
皆さんも、日常生活の中で根性の種を心に蒔いて育ててください。
辛く苦しい時期には、力を発揮してくれるものになりますからね。合掌
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