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もう一度カメラをはじめよう

気が付くといろいろなカメラを使ってきた。
確か21歳のころに初めて一眼レフカメラを買って
写真を撮り始めたのが全ての始まりだったように思う。

Eos kissから始まり50Dに乗り換えた。
その頃は私立高校の教員をしていたので、
部活動の生徒を中心に撮っていた記憶がある。

次に手に入れたカメラは富士フィルムのX100で
あのカメラを使って初めて「空気が写ってる」と
感じたのを今でも鮮明に覚えている。
当時付き合っていた現在の妻がガソリンスタンドで
パネル操作をしている所を撮った写真だ。

今その写真は残っていないけど、
頭の中には記憶としていつまでも残っている。

それからは慌ただしかった。

プレゼントしてもらったOLIMPUSのOM1をきっかけにフィルムカメラにはまり、クラッセS、ナチュラクラシカ、CONTAX T2といろいろ使ってきた。
そして当時、個人的にはまっていたサイト「フィルムカメラで嫁をとる」(うろ覚え)をきっかけにLeicaの沼に足を踏み入れることになる。

Leicaのカメラは本当にいろいろと使ってきた。
始めてのLeicaはCCDセンサーを積んだアンスラサイトグレーのLeica M-E。

当時は安月給だったくせに3年くらいのローンを組んでマップカメラで新品購入した記憶がある。確か最初のレンズはズマールだったような気がする。

結局のところ高額ローンのプレッシャーと初期不良が重なり返品することとなったが、その時撮れた写真や撮影体験が忘れられずその後もう一度中古品を購入する機会があった。

あの絵画のような絵作りがたまらなくよかったし、
アンスラサイトグレーという本体のカラーリングをとてもかっこよく思っていた。

今手元にはないけれどチャンスがあればまたいつか使ってみたい。

Leicaの話を書きながらPentax17の写真を貼り付ける。

その後はM8、M3、M6、M2、M(ttyp240)、M11と
デジタル、フィルムおかまいなく買っては売ってを繰り返し、カメラは手元にないのにローンだけは払い続けるなさけない状態となっている。

そんな今はM(typ262)を購入し、マップカメラの1年保証が一日一日と減っていくのを心のどこかで恐れながらも日々楽しい写真ライフをおくっている。

Leicaのカメラを使うことでシャッターチャンスは幾度も逃してきた。でも今まで撮ってきた写真の中で印象に残っている写真のほとんどはLeicaで撮ったものだ。

とくにM8で撮った写真は黒がマゼンタ被りをしてしまっているが、どの写真も温かみのある写真で興味のない妻に「いい写真でしょ」といつも言っていた。

あとM(typ240)も本当に良かった。
今見返してみてもM(typ240)で撮れる絵は他のライカと違う何かがあるように思う。とにかく自分の好きな色で絵がでてきて飽きがこない。

Pentax 17 こういう色味が好き。ちなみに食器洗いは私の仕事。

M(typ240)が手元を離れM11を買ったものの、
綺麗に撮れすぎてしまうことに困惑しMが良かったなといつも思っていた。

そして気が付けばM(typ262)である。
自分でもどうしたらよいかは分かっていない。

いつも思うのは写真を継続して撮るには意外と努力をようするということ。
それを可能にしてくれるのはいつも持ち歩きたい、写真を撮りたいと思わせてくれるLeicaの存在だと思う。

さて、この気持ちがいつまで続くかは分かりませんが楽しく尊い日々をまた明日から一歩ずつ歩んでいく所存であります。