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仕事探し②
いよいよ始まったWeb面接。
物腰の柔らかそうな雰囲気の担当者さんでまずは良かった。
今風の濡れ髪ツーブロック筋トレ系の男性じゃなくてよかった。(若さが眩しくて苦手)
まずは業務内容の説明や就業場所の説明を画面共有にて10分ほど。
その後「さぁ、いよいよか」と万全の体制で臨んだ職歴取調べタイム。
……ここがなんと、直近の件をチラッと触れたくらいで終わってしまった。
え、あんなに準備したのに。じゃあ1時間と聞いていた残りの時間は一体何を…?
「これからミナヅキさまのご経験や考え方などを聞かせていただきたいと思います。答えにくい所はそのようにおっしゃっていただいて構いません」
というオープニングから、
◆長所と短所
◆これまでの仕事経験から得た事
◆これまでの仕事で失敗したエピソードと挽回方法
◆チーム体制での(部活など)あなたの役割
◆仕事で人の役に立ったエピソード
◆ストレス解消方法
……他にも色々あったが、こういった就活のような質問が来るとは思っておらず頭が真っ白で覚えていない。
しどろもどろになりながら答えるも、話しているうちに自分で自分が何を言いたいのかわからなくなり、そもそも何を聞かれていたのかもわからなくなり、完全に着地点を見失った挙動不審なおかしな奴で終わってしまった。
惨敗だ。
採用の場合のみメールで1週間以内に連絡すると伝えられ、頭を低く下げて画面をオフにしたまま机にうなだれて1時間は動けなかった。
アリバイ工作に全力を尽くし、全く方向性を間違えていた。そして自分ってこんなに話下手くそだったか?相手の質問の意図も掴めていなかったしもうダメだ。
しかし、質問にもあった“人の役に立てたエピソード”というものだが
善行というのは仕事においても普段においても無意識に行うものであり、いちいち覚えていない。
逆に悪行は意識的に行うため、エピソードはいくらでも出てくる。
謙虚が美徳とされる日本だが、こういう時だけは自分の長所や善行をこれでもかとアピールしなければならない。
多弁はいけないのに、こういう時はしっかりと話さなければならない。
人生なにこれ、難しい\(^o^)/