好きものに罪はなくて
二人で楽しむものも
聴く音楽も見るアニメも
あのアーティストのライブにも、アニメの展示会にも
私たちは一緒に行った。
好きなものが同じだった。
時にはアニメのグッズでランダムのものがあり
推しキャラも同じで取り合いになって喧嘩だってした。
だから話題も尽きなくて会話に困ったことがない。
新曲が出たら歌詞のここがいいよねとか言い合える
歌詞選で曲を聴く人でお互いに唯一だったと思う。
それを思っているのは私だけでは無いと。自信持って言える。
ってそんなことが重かったのかな。
合わせてくれていたのかな。
喋る話題を増やす為にあなたの時間を奪っていたのかな。
そんな事を離れてから思っている。
好きなものが同じって大事っていうけど
それは付き合う前とか関係がある時は良いけど
離れてからの事は何も考えてない。
正直好きなアニメを見てもあの人の推しキャラ活躍した回に思わず連絡してみたくなったり
アーティストのライブに行った時はいないか確認する作業もある。
無事に合わずに帰宅してインスタに上がったストーリーで同じ場所にしたのを知ると偶然でもいいから会いたかったと思ってしまうし。
私があげたストーリーも見てるかなと確認してコメントくれないかなと考えている。
ライブに一人で行く人じゃなかったからさ。
誰と行ったんだろう。向こうは私のこと見つけたけどもう今は新しい誰かが隣いるのかもなと一人の私は思ってしまう。
二人が好きだった物には罪は無いと言い訳をしながら、カバンにつけたセットのキャラクターは二人のまま揺れていて、あなたに貸したバンドのTシャツを着ながらそんな事を思って今日も眠りにつきます。