笑い合い
「笑顔は一人じゃ作れないよ」
そんな当たり前のことを言う
テレビから聞こえてきたセリフで思い出す
君は良く笑う子。テレビの明かりが照らす顔のほどんどは笑顔だった気がする。
それにつられて僕も不思議と笑ってた。
些細なことが良かったんだと思う。
朝の寝相の悪さ。中々食べない朝ごはん
余ったご飯を僕が食べていたからお昼代が浮いていた。
靴下履いたまま眠ってしまう癖
どうしたら?と思うほどの寝癖
今じゃ誰かに話す僕の笑い話になっている
君が離れてから時々思っている。
友達と話している僕は上手に笑えてるのかな
向かい合って笑い合って
そこには僕よりも大きな声で笑う君
笑顔という本当の意味はそこにあった。