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私のロールモデル②〜まちづくり系医師 井階友貴先生〜
私の二人目のロールモデルは、井階友貴(いかい ともき)先生です。
井階先生は現在、福井大学医学部 地域プライマリケア講座の教授として、福井県高浜町の医療を守り育てる取り組みを推進しています。住民や行政から「いか☆やん」と親しまれ、地域医療の発展に尽力されています。
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高浜町の 和田診療所 や JCHO若狭高浜病院 で医師として勤務しながら、地域の医療環境を支えるため、数々の取り組みを実践されています。
「たかはま地域医療サポーターの会」 の立ち上げ
地域の課題解決のための 住民会議の開催
「たかはま地域医療イノベーションセンター(T-CoMIC)」 の創設
健康のまちづくり友好都市連盟 の事務局運営
井階先生は、地域医療の崩壊を 兵庫県立柏原病院 で目の当たりにし、医療不足の解消には 地域と住民が一体となることが不可欠 だと考え、精力的に活動されています。その功績が認められ、2023年には第10回「やぶ医者大賞」 を受賞しました。
ユニークな発想で地域を巻き込む力
井階先生は、町の中でも外でも多岐にわたる活動をされています。
例えば、
「喫煙者のための登山」
「ちらし寿司のギネス記録挑戦」
といった、一見すると医療とは関係のないような企画にも積極的に関わり、町のさまざまな人々を巻き込んで実現させています。
「誰に何が刺さるかわからないですよね。だから、いろいろな企画をやってみて、それで町全体が少しでも健康になってくれたら嬉しいんですよね」
この言葉には、地域医療に対する井階先生の 柔軟な視点と実行力 が凝縮されています。
「何より自分が楽しむこと」
井階先生の姿勢で、私が最も共感したのは 「何より自分が楽しむこと」 という考え方でした。
私自身も「まず自分が楽しむ」ことを大切にしてきたので、井階先生の考え方に触れたとき、とても安心したのを覚えています。
そして、議論を重ねる中で、井階先生からこんな言葉をかけてもらいました。
「石川先生は……そのままでいいんじゃないですか?笑 きっと大丈夫」
この一言が、驚くほど心に響きました。
井階先生のような先生に 「大丈夫」 と言われたら、なぜか本当に大丈夫な気がしてしまうんですよね。そんな安心感を感じたことを覚えています。
「大丈夫」と言える先輩医師になりたい
今後、自分が後輩を指導する立場になったとき、
「石川先生に『大丈夫』って言われたら、本当に大丈夫な気がする」
そんなふうに思ってもらえるような、
自信を持って「大丈夫」と言える先輩医師になりたい 。
井階先生の言葉と姿勢を胸に、これからも自分らしく進んでいきたいと思います。
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