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放射線検査って安全?知って安心!

当院放射線技師から放射線検査の被曝に関して正しい知識を身につけるための講義がありました!

病院でX線やCT検査を受けるとき、「放射線被曝」が心配になる方もいますよね。でも実は、私たちは毎日、宇宙や土壌から自然な放射線を浴びています。その量は年間で約2.4ミリシーベルト(mSv)です。

胸のX線検査では、約0.05mSvの放射線量で、これは自然に浴びる約1週間分の量に相当します。CT検査の場合、1回の検査で部位によって異なりますが約5~30mSv。
また、東京-ニューヨーク間の飛行機往復で約0.1~0.2mSvの放射線を浴びますが、これは胸のX線検査数回分に相当します。

放射線によるがんのリスクは100mSv以上でわずかに増加すると言われていますが、通常の医療検査でそのレベルに達することはほとんどありません。病気を早期発見して治療するメリットが、放射線のリスクよりずっと大きいのです。

病院では、必要な検査だけを選び、できるだけ少ない放射線で済むよう工夫しています。妊婦さんや子どもへの検査も慎重に行われます。不安なときは、遠慮せず医師やスタッフに相談してくださいね。

放射線検査は怖いものじゃなく、健康を守る大事な技術。いまはエコー検査も普及して何でもかんでもいきなりCT!ということも少なくなってきました。安心して検査を受けて、早めの対策で元気な毎日を送りましょう!

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