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大田区 入院医療協議会 入退院調整担当者部会に参加しました!
医師は自分だけ笑 入院医療協議会に参加してみた
先日、大田区役所内で開催された 入院医療協議会 入退院調整担当者部会 に参加してきました。当院のメディカルソーシャルワーカー(MSW)のお二人からお誘いを受け、ぜひ参加したい!と思い切って参加してみました。
会場に入ると、医師は自分だけ笑
周囲はMSWや退院調整看護師さんたちばかり。普段、医師として患者さんの診療や治療に関わることが多い中で、 入退院調整の現場のリアルな視点を学ぶ貴重な機会 になりました。
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グループワークで感じた、入退院調整の奥深さ
実際にあった難しい症例をデフォルメしたケースをもとに、グループワークを行いました。参加者それぞれが意見を出し合いながら、 患者さんの退院までの道筋をどう描くか を議論しました。
MSWや退院調整看護師さんたちは、
✅ 患者さんの人となり
✅ 家族関係
✅ 経済的状況
✅ 活用できる社会制度
など、多角的な視点から患者さんを捉え、スムーズな退院に向けてチームで連携していることがよくわかりました。
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「全人的に理解する」──家庭医療の視点と重なるもの
家庭医療における 「患者中心の医療の方法」 には、「全人的に理解する」という項目があります。今回の協議会を通じて、 入退院調整に関わるスタッフの皆さんが、まさにこの視点を自然に実践している ことを実感しました。
「全人的に理解する」とは、 病気だけでなく、その人の生活背景や価値観を含めた総合的な視点で患者さんを捉える こと。退院支援の現場では、まさに 「医療」と「生活」の接点 を支える役割を果たしているのだと改めて感じました。(患者中心の医療の方法に関してはどこかで詳しく解説していければと思います!)
「全人的に理解する」の図はこちら👇
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医療はチームで支えるもの
今回の協議会への参加を通じて、 入退院調整は医師だけではなく、多職種の連携が不可欠であることを改めて痛感 しました。
今後も現場のリアルな声を聞きながら、医師としてどのように関わるべきかを考えながら、 より患者さんに寄り添った医療を提供していきたい と思います。
会が終わった後に自分たちのご褒美に区役所の隣にある「歓迎」に行きました!餃子おいしかった〜🥟!!明日からも頑張ります!!
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