【RapidBout】メタゲーム・ブレイクダウン
どうもこんにちは。 Rapid Bout というゲームを制作しております、創鍵です。先日のゲームマーケットではご好評いただき、誠にありがとうございます。次回は冬コミ (C103 土 東5 ホ51a) にて出展予定ですので、そちらもよろしくお願いします。
さて今回は、α版で遊んでいただいた方向けに開発チーム内で行なった小大会のメタゲームとそのデッキについて解説していきます。
事前メタゲーム予想
やはり事前メタゲームでは構築済みデッキ + 準バニラの4デッキが環境デッキの候補となっていました。(各構築済みデッキについては商品ページを参照ください。)
また、この段階では秘匿されていたオリジナルデッキも3つほど開発されていたようです。
特に注目されていたのはコスト論の記事でも取り上げた赤デッキです。
中でも捲りの出力と回数に特化したパワー型と、「運命の戦い」の外れをなるべく減らした安定型の両方が開発され、研究が進められました。
特に安定型では「再戦」の枚数を絞りバニラを採用したことにより、「運命の戦い」のバリューを上げつつプレイできるカードを増やす形になっています。
また、何名か初心者のテストプレイヤーも招待して行なったため、意外と準バニラ構築が活躍するのではないか？との期待もありました。
こちらのデッキはバニラ (効果を持たないカード) を中心に除去や高打点カードを少し採用したシンプルなデッキとなっています。
余談ですが、採用するバニラは色を散らすことによって採用枚数を予測されにくくなる効果があるのと、バニラを採用されがちな色 (赤・緑) を優先的に採用することで先攻1ターン目にプレイした際の情報アドを減らすことができます。
第一回大会
第一回大会には4人のメンバーが参加し、事前予想の通り安定型の赤が優勝を果たしました。
注目ポイントとしては、前半から「「逸品」骨断ち」をアグレッシブに利用し、相手の除去を上から超えるというコンセプトのアグロビートダウンが披露されました。
バニラと効果持ち3点を比較すると、除去された際に効果が使える分後者の方が強力なので、3点の中で汎用的な効果を持つ「太陽と月」「開拓」がしっかりと採用されています。
第二回大会
こちらも優勝は安定型の赤デッキとなりました。 (6人参加)
今回の優勝者は毎試合「運命の戦い」を3枚連続で使うという上振れムーブが炸裂しており、赤の良さが活きた結果でした。
今回の注目デッキは準優勝・4位となった確定ガチャデッキです。
「先視」の条件 (自分の表向きのカードが全て緑である) を阻害しない緑のドローソースでパーツを集め、「運命の戦い」から山札の上に仕込んだ「「抽閃」エクス当たりバーン」を2連続で捲る、18点コンボをコンセプトにしたデッキとなっています。
そこそこ速いターンから狙える確殺コンボという恐ろしいコンセプトではありましたが、速度勝負では赤に1歩及ばず……という結果になりました。
第三回大会
なんと、今回の大会でも安定型の赤が優勝してしまいました。 (6人参加)
今回は多色系のコントロールが参加者の大半を占めていたのですが、調整時間の不足と同系統での潰し合いの結果、赤が横をすり抜ける形となってしまいました。
注目デッキとしては、コンボ型の青デッキを更に尖らせた構築が見られました。
「くじら」がデッキの全体を青に染めることを要求するため、同じ手札を2枚増やすことができるカードとして「崩羽」を採用。それにより、手札入れ替えを行いながら打点を形成できる「開拓」と6点を採用することができたため、ワンショットまでのターン数を縮めることに成功しています。
こちらのデッキも<確定ガチャ>と同様に赤に速度で一歩及ばなかったため、優勝は叶いませんでした。
第四回大会
とうとう安定型 - 赤を打ち破り、多色コントロールが優勝しました。 (4人参加)
こちらのデッキは2~3点のリソース・除去札で盤面をコントロールし、「「逸品」骨断ち」で〆るというシンプルな構築となっています。
基本的に1ターンに1~2枚の除去を打てるため、相手の打点を5~10点以内に抑え続けることができます。
総評
ほとんど安定型の赤が最強という結論となりました。
が、有利がつくデッキもしっかりできたことによって「最強デッキ」が固定されていない環境であることが確認できました。
メタゲームの中では優勝以外にも面白いデッキがたくさん発見されたので、皆さんもぜひ試してみてください。
(#RapidBout や #rpb_deck でのデッキレシピの投稿もお待ちしてます！)
Rapid Bout は冬コミ (C103) でも販売を行いますので、まだ持っていない・複数欲しい方はぜひお越しください！