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【Season21】 マスター1到達 ドラゴンリンク徹底解説!!!

はじめましての方ははじめまして。普段は Rapid Bout という同人 TCG の開発をしている創鍵(そうけん)と申します。
今回は最新のシーズン21でマスター1に到達したドラゴンリンクを解説していきたいと思います!


デッキリスト

早速ですがデッキリストを見ていきます。
ざっくりまとめると深淵の獣・混沌・ヴァレットの混成デッキになっており、手札誘発や捲り札を多投した形になっています。

直近 20戦の戦績としては、先攻勝率 67%、 後攻勝率 72%となりました。

ラビュリンス: 後攻 3ターン 勝利
エルドリッチ: 先攻 9ターン 勝利
相剣: 先攻 7ターン 勝利
ピュアリィ: 後攻 6ターン 勝利
神碑スプライト: 後攻 11ターン 敗北
ジャンクドッペル/バスター: 先攻 2ターン 敗北
ジェネレイド: 後攻 2ターン 勝利
クシャトリラ: 先攻 4ターン 敗北
ナチュル神碑スプライト: 後攻 1ターン 勝利
クシャトリラ: 後攻 4ターン 勝利
魔術師竜剣士: 先攻 3ターン 勝利
ティアラメンツ: 後攻 3ターン 敗北
スプライト: 先攻 2ターン 勝利
烙印深淵の獣: 後攻 4ターン 敗北
ラビュリンス: 先攻 3ターン 敗北
ラビュリンス: 先攻 1ターン 勝利
御巫: 後攻 3ターン 勝利
魔術師竜剣士: 後攻 2ターン 勝利
ラビュリンス: 後攻 2ターン 勝利
ラビュリンス: 先攻 5ターン 勝利

最終20戦績

原因としては以下のような手札になることが多く、先行でパスする試合があるためそこまで勝ちきれていないことが考えられます。

手札誘発 or 深淵の獣 × 2
後手捲り札 (壊獣、冥王結界波) or 指名者
アブソルーター or ノクトビジョン or ドライバー
コラプサーペント or ワイバースター

ありがちな事故手札

これはこれで先攻ゲーじゃない試合が楽しめていいのかもしれない。

マスター1 到達 ドラゴンリンク

ドラゴンリンクとは

ドラゴンリンクとは、 SAVAGE STRIKE にて登場した守護竜と10期に登場したテーマのヴァレットによって成立したデッキで、小型のドラゴン族を大量展開してリンク召喚に繋げることで圧倒的な妨害盤面を築くことができます。
最近では僕の採用した深淵の獣・混沌・ヴァレットを中心に、ドラグニティや真紅眼といったテーマを少し混ぜるようなタイプが主流となっています。
それぞれのパーツについては、採用・不採用理由の項目にて解説します。

ドラゴンリンクといえば今年度の OCG にて Paulie Aronson 選手が優勝を果たしたのが記憶に新しいですね。
WCS では増Gが禁止のためドロバが採用されていたり、マスターデュエルにはない深淵の神獣 ディス・パテルが採用されていたりします。

WCS 2023 Paulie Aronson 選手

採用カード解説 (メイン)

増殖するG ×2

言わずと知れた最強の手札誘発。当然の3です!と言いたいところですが、重ね引きが弱すぎたので2枚採用です。
また、通れば最強なのは間違いないですがラビュリンスやクシャトリラといった展開数を抑えても一定以上の妨害を立てられる対面が多かったことも理由の一つです。

灰流うらら ×3

こちらも言わずと知れた手札誘発です。重ね引きが弱いのは増Gと同じ弱点のため長らく2枚採用としていましたが、竜の渓谷の2枚目を採用するにあたりデッキ枚数が増え、手札誘発への対策札が引きづらくなってしまったため3枚に変更しました。ごく稀にバロネスが立ちます。

エフェクトヴェーラー  ×3

ドラゴンリンクでは正直最強の手札誘発だと思っています。
重ね引きしても全て効果が使える上、コラプサーペントや深淵の獣といった序盤から墓地を大量に要求するカードのコストになってくれるのが偉いです。

PSYフレームギア・γ ×2

PSYフレーム・ドライバー ×1

γ は最強ですがそれ以上にドライバーを引きまくって苦しむ覚悟がある人だけが使ってください
このデッキはルべリオンや混沌領域など盤面を展開せずに始動できるカードが多く、増Gやうららを釣り出すことで実質的な初動として利用することができます。
ストリートがある状態のピュアリィに対して最も刺さる手札誘発でもあるため、個人的には採用を続ける構えです。

墓穴の指名者 ×2

抹殺の指名者 ×1

後手勝率の方が高い構築とはいえ、やはり先攻展開の制圧力に依存したデッキであるため、指名者は最大枚数採用しています。
他に初動がある場合は、ルべリオンなどに撃たれたうららをスルーしてでも増Gに対して構えることが多々あります。

冥王結界波 ×1

発売日の関係もありピュアリィと御巫に当たる回数が多かったので採用しました。基本的には多くの先攻展開デッキに刺さります。
後手捲り枠はノイズになりやすいのであまり過信せず最低限の枚数で引けたらラッキー!ぐらいの気持ちで運用しています。

多次元壊獣 ラディアン ×1

闇かつ7コストという部分が手札コストとして優秀な壊獣です。
ノワールと御巫を踏み潰しましょう。

深淵の獣マグナムート ×1

深淵の獣サロニール ×1

深淵の獣ドルイドヴルム ×1

深淵の獣バルドレイク ×1

レベル6 深淵の獣 は全てピンでの採用になっています。
サロニール・ドルイドヴルムについては多投することもできますが、基本的には1枚あれば失烙印などで使い回すこともできるため抑えた枚数にしています。

深淵の獣ルベリオン ×2

基本のヴァレット展開に絡まず、盤面の形成前にアドバンテージを稼げる最強のカードです。他に墓地にカードがない場合は重ね引きしても利用できるカードのため3枚採用しても問題ないですが、今回は手札誘発などの汎用カードの枠を多く採るために減らしました。
1枚採用だと、初動で除外してしまった際にリカバリーが効かなくなってしまいがちなのでオススメしません。

失烙印 ×1

烙印の獣 ×1

ルベリオンから出すことができる烙印カードです。
長期戦に持ち込むことが多いため、サロニールの効果が余った場合以外は優先して失烙印を出しましょう。
失烙印 + マグナムートだけで手札 4~5枚分のアドバンテージを稼ぐので、このカードがロングゲームを可能にしているといっても過言ではありません。

輝光竜 セイファート ×3

混沌領域 ×3

混沌竜ベースでデッキを組む場合はここが基本の初動になります。
手札コスト次第では深淵の獣展開に切り替えたり、トレーサーを持ってくることで竜の渓谷に妨害を撃たれた場合にリカバリーすることもできます。
積極的に重ね引きしたいカードではありませんが、今回は真紅眼やドラメを不採用にしているため最大枚数での採用になります。

暗黒竜 コラプサーペント ×2

輝白竜 ワイバースター ×1

基本展開の際に竜の渓谷のコストを確保する目的でコラプサーペントを2枚採用しています。
手出ししたいタイミングはワイバースターの方が多いですが、2-2採用した場合に重ね引きするデメリットと天秤にかけて1枚としています。
混沌領域 + 闇属性 で展開を行う場合、ワイバースター除外まで進めたタイミングで混沌領域の墓地効果を使うことでリカバーすることが可能です。

ヴァレット・トレーサー ×1

ヴァレット・リチャージャー ×1

アブソルーター・ドラゴン ×1

リボルブート・セクター ×1

エンドサベージ展開の必須パーツです。
トレーサーは初手で持っているとストライカーやロムルスへ誘発を当てられた際に復帰しやすくなるため2枚採用のデッキも多く見られますが、クイック・リボルブで拾えることも考えて1枚に抑えています。

ヴァレット・シンクロン ×1

そこまで必須ではないですが、サベージ vs ルーラーの択になった際にアビスに繋げられることからルーラーを正当化できるので好きです。
銀河衛竜を採用しているため、手札にリボルヴ + 竜の渓谷がある場合はアブソルーターから拾うことで基本展開に繋げることができるのも強みです。

ヴァレット・キャリバー ×1

個人的にはヴァレットの自由枠です。
他のヴァレットにも強みはありますが、深淵の獣と合わせてバロネスを立てられるという強みを厚くみての採用となります。
闇属性のリンク先に無料で出せる方の効果は稀に使いますが、闇属性踏み倒しはほとんど使いません。
真紅眼を採用する場合、これの効果で出した方がレダメのコストが少しお得な場面があります。

ノクトビジョン・ドラゴン ×1

個人的にはレダメとの選択枠です。
深淵の獣にも反応するため一時的な防御札として使ったり、余ったセイファーとからサーチすることもできるので、取り回しの良さを評価しています。
また、汎用カード多めの構築なので1ドローの価値は思っているより高いです。

クイック・リボルブ ×3

無料でドラゴン族を展開できる上、渓谷なしでのエンドサベージ展開を可能にする最強カードです。今回はヴァレットの枚数を絞っているため2枚の採用も検討しましたが、最強なので3にしました。
出したモンスターはエンド時に破壊されてしまうので気をつけましょう。

終焉龍 カオス・エンペラー ×1

個人的には必須枠です。
除外されたカードのサルベージやランク8の材料になることもありますが、それ以上に貴重な選んで除去を行うことができるカードです。
また 3000の打点も優秀で、アリべで強引にリーサルを稼ぐ際に便利です。

竜の渓谷 ×2

基本展開には1枚で十分なカードです。
今回2投にしている理由としては、初動で手札を捨てたいシーンが多かったことと素引きした際にロムルスが腐ってしまうためです。

採用カード解説 (エクストラ)

守護竜ピスティ ×1

ストライカー・ドラゴン ×2

ドラグニティナイト-ロムルス ×1

デリンジャラス・ドラゴン ×1

ヴァレルエンド・ドラゴン ×1

エンド展開に必須なパーツになっています。
ヴァレルエンドは制圧力・展開力・火力全方面に優れたエースモンスターになっています。
よく三戦の才でパクられて地獄を見るので気をつけましょう。

天球の聖刻印 ×1

増Gやニビルへのケアとして重宝する1枚。
ごく稀にEXモンスターゾーン以外に置いてバルドレイクのコストにすることがあります。

銀河衛竜 ×1

トレーサーやシンクロンを初動として使わせてくれるの1枚。
効果はほとんど使いませんが、左右のリンクマーカー目的で採用しています。地味に火力が 2000あり、サベージを 4000に到達させたい場合に優先して経由させたりすることがあります。

ヴァレルロード・S・ドラゴン ×1

エンドサベージ展開といったら!な1枚。妨害効果としては最上位クラスの性能があるものの、ピュアリィやクシャトリラといった1枚で複数回の効果を使うデッキに対しては物足りないことも少々。
ランスロットやアビスのルートを採用しているため、ルーラーを優先して出すケースの方が体感多めです。

混沌魔龍 カオス・ルーラー ×1

リソース札としては破格の性能を持ちます。
これ + ルベリオン でランスロットが立つため、一般的なドラゴンリンクよりは気軽に出すことができます。

琰魔竜 レッド・デーモン・アビス ×1

シンクロン + レベル8シンクロ で出すことができる制圧札です。
後攻や長期戦の際はチューナー蘇生が活きるシーンが多いので忘れないようにしましょう。
優先度は低めですが、シンクロンを採用しているなら入れていて損はないと思います。

フルール・ド・バロネス ×1

増Gケアのためのカードです。
ラビュリンス対面に 後手 増G された場合などに 深淵の獣 + リボルブ から立てることができます。
闇属性ではないため、ヴァレット効果とは選択となります。お気をつけください。

レイダーズ・ナイト ×1

アークリベリオン・エクシーズ・ドラゴン ×1

後手で十全な展開が難しいシーンで重宝します。
基本的には攻撃対象以外のお互いのモンスターで5000の攻撃力を確保できればよいので、要求はそこまで高くないです。
クシャ対面でエンド/サベージ/ルーラーを抜かれても戦えるのはこいつらのお陰です。

No.23 冥界の霊騎士ランスロット ×1

先攻でルーラーを出すためのカードです。
無効効果が強制起動なのでサベージよりは取り回しが悪いですが、余ったレベル8モンスター2体で立てられるので及第点です。
自分の効果も無効にしてしまうため、烙印の獣がある場合には手札の深淵の獣をわざと無効化して失烙印の配置を通すテクニックがあります。

不採用カード解説 (汎用)

無限抱擁

ヴェーラーの3枚目と選択枠です。2枚目はありません。
抹殺のバリューを上げたり、自分のターンにも効果を使える魅力がある一方で、手札に嵩張るカードでもあるため注意が必要です。

ドロール&ロックバード

自分のターンに使えないことと、増Gのドローの方が魅力的だったため不採用です。テンペストを採用する場合は検討の余地があると思います。

原始生命態ニビル

一番撃たれたくないカードではあるので、抹殺のバリューを上げるために1枚採用するのはアリだと思います。
そんな都合よく引けないので不採用です。

三戦の才

誘発ケアのカードとして1枚採用しがちなカードです。
今回は PSY フレームを採用したため不採用です。

ハーピィの羽根箒

ライトニング・ストーム

罠ビや御巫、ピュアリィなどに刺さるカードです。対象を取らないバック除去が偉すぎる…….。
反面で雑多なデッキに刺さるわけではいことと、手札で腐りがちなので今回は不採用です。逆に3枚積めるなら採用するかもしれません。

クシャトリラ・フェンリル

ドラゴンではないので……

不採用カード解説 (ドラゴンリンク)

アサルト・シンクロン

深淵の獣と合わせてルーラーを立てられる初動かさ増し札。
ニビルのリカバリーができたり闇属性だったりと味がするカードですが不採用。ドラゴンではないので……

ワン・フォー・ワン

黒鋼竜

レッドアイズ・ダークネスメタル・ドラゴン

召喚権を使うものの、竜の渓谷のコストも確保できる展開ルート。
今回はヴァレット手出しに召喚権を使いたかったことと、レダメの除外コストが重く、単体ではそこまで出力が出なかったことから採用を断念しました。
レダメは遊戯王で一番強くてカッコいいカードだと思います。

真紅眼の黒星竜

PSY フレームを採用している場合には無料のかさ増しカードとして使えます。真紅眼融合に新たなエースが出たら採用します。

ドラグニティ-レムス

竜の渓谷に手札コストを払うことで小型ドラゴンを無料展開できます。
渓谷の3枚目を採用するよりはこちらを優先します。

クリアウィング・シンクロ・ドラゴン

レムス・レガトゥス・ガジャルグ・幼怪鳥を採用することでニビルケアができますが、ニビルを投げられる頻度に対して不純物の枚数が割に合わないと判断したため不採用です。

嵐征竜-テンペスト

【ドラグニティ】

深淵の獣の手札誘発効果とリソースに重きを置いているため、風属性は基本的に不採用にしています。

【アルバスの落胤】

【ドラゴンメイド】

【青眼】

融合テーマはエクストラの枠を圧迫するため、共存させると却って取り回しが悪くなりがちです。

竜の霊廟

超天新龍オッドアイズ・レボリューション・ドラゴン

覇王眷竜ダークヴルム

亡龍の戦慄-デストルドー

霊廟から初動を作れる汎用ドラゴン族です。
手札1枚から展開できるカードではないため、ノイズが大きいと判断して不採用としました。

不採用カード解説 (エクストラ)

スリーバーストショット・ドラゴン

ストライカードラゴンの3枚目と検討枠です。
エンドサベージ展開をベースに組んでいるので現状は不要ですが、中途半端な展開で止まってしまった際に、強引に展開することができます。

カオス・アンヘル-混沌の双翼-

チューナー不要で耐性持ちモンスターが立つのでエクストラの枠に余裕があるならぜひ入れたい1枚です。
今回の構築では闇星4が2体並べばアリべを立てることができるので不採用になっています。

I:Pマスカレーナ

暗影の闇霊使いダルク

トロイメア・ユニコーン

アクセスコード・トーカー

ドラゴンではないので……。

閉ザサレシ世界ノ冥神

EXから出せる壊獣です。ドラゴンではないですが入れてもいいなと思い始めています。

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