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絵本作家への道

最近はAIの進化で誰もが簡単に文章やイラストを描けるようになりましたね。

ネットの情報も「絵本作家講習」や「AIで作る簡単絵本」などよく見かけるようになりました。

私は幼い頃、絵を描くのが好きでよく絵を描いていました。けれど同じ色が早くなくなって短くなってしまった覚えがあります。
同じ色のクレヨンばかり使って絵を描いていたんでしょうね。
人には「偏り」があり、絵にもそれがちゃんと出ているという幼い私でもちゃんと人格が出ていたのだと思います。不思議ですね。
絵本は大好きで夢中になって読みました。
アンデルセンやグリム童話など世界的に有名な童話も母がそろえてくれたので全部読みました。中でも「赤いくつ」を読んだ時の衝撃はいまでも忘れません。
「fairy tale」のはずのお話があまりに残酷な終わり方で2度と読む事はありませんでした。
それから何冊もの絵本を読みました。
星の王子様が1番好きで何度も何度も読みました。
私の天体好きは此処から始まっていたのかもしれません。
けれどいつの間にか絵を描くことを止め、年齢を重ねる毎に「絵本」から「小説」へと興味が移っていきました。

私はこのnoteで「しじゅうくにち旅物語」というタイトルで絵本を【創作大賞2024年】に応募しています。

このしじゅうくにちを書くまでに実に7ヶ月くらいかかりました。プロの作家の方は下調べをし、あらすじを考え脚色し、ともっと多くの時間を費やしておられるだろうと思います。
私がこの「しじゅうくにち旅物語」を描こうと思ったキッカケは「介護事故による母の急逝」でした。母を突然失い、途方に暮れ悲しみの中母の為に何か出来ることはないかと考えた末に母方の宗派である高野山真言宗のお寺に駆け込み住職さんに会い、私に出来ることを尋ねてみたのです。
住職さんは
「2年待ってあげなさい」
そうおっしゃいました。

2年?

「お母さんが貴女を守りたいと思っても2年は色々とお母さんも向こうでやる事があって本当の仏様になるまでに2年かかるんですよ、でもね、ちゃんと貴女の声は聞こえますし伝わるのでちょっと待っててあげてはどうですか?」

と、教えてくれました。

2年、ちょうど3回忌か.....

それから色々とお話を聞いてくださり、本堂でお経をあげて頂き一冊の「経本」をいただいたのです。

出来ればこの教本に書かれているお経をお母さんの為に読んであげてください。

そう言って渡されたのが今では日課になっている朝夕の「読経」の「経本」でした。

未だその時は母の49日中だったので母の祭壇に向かって意味も分からず、このお経を読めば母の為になると信じて毎日読んでいました。

その時、今母はどんなところに居てどんな事をしているんだろう....足が悪いのに歩けているんだろうか、そういう疑問が次々と起こりネットでも本でも調べまくったのです。

でも分かりやすく書いてあるものは私が見つけられなかっただけかもしれませんが、納得いくものが無かったので自分なりに考えたあらすじを「お話し」にしてみようと思ったのが去年の母の1周期くらいからでした。

最初は絵本にしようとは思っていませんでした。絵本に出来ればいいなと思ってはいたものの絵も描けないしイラストレーターのソフトすら中途半端にしか描けない私には無理だなぁと思っていたところにいつも私の記事のバナーイラストを提供してくれているjuniさんと出会ったのです。
私の「しじゅうくにち旅物語」にとても共感頂きイラストを提供していただけることになりました。
彼女の描くイラストは私が求めているとてもソフトなタッチで描かれていて「絵本」にピッタリだったので本当に嬉しくて今回のタイトルになりました。
「しじゅうくにち旅物語」は空想の世界だけでは描いておりません。
宗派の違う方は違う考え方もあるのは存じておりますが、出てくる尊格(如来さまや菩薩さま)は忠実に出現させております。

創作大賞に応募したのは「誰か」「大切な人」が旅立った時にどんな世界へ行くのかを知ってもらいたかったからです。

死後の世界は亡くなった人にしか分かりません。そんなのは宗教上でのことでしかない、そう言われればそうかもしれません。

ただ、私は故人の為に「祈る🙏」事はどんな宗派でもクリスチャンでも1番大切な事だと思っています。

お経も祝詞も聖書の言葉も「祈り」が原点だと思っています。

私は49日、100箇日、初盆、1周忌、3回忌のことをjuniさんに協力してもらって絵本を描いていこうと思っています。
絵本を書く人になりたいなともう何十年前に思ったことが現実になるとは思ってもいませんでしたけど....

絵本表紙イメージ

私の母への祈りは続きます。
と、同時にこの世から旅立って行った方全ての方達のご冥福を心からお祈りします。

私は宗教家ではありませんが、この世で1番大切な人を失った時に何を思うのかを考えて残された遺族の方が「そうなんだ」と思って頂けるような「絵本」をこれからも書いていこうと決めました。

8/8ライオンズゲートMAXの私の決意表明でした。
すみません、なぁんだ、と思われた方もここまで読んで頂いた事を感謝いたします。

まずは電子出版へ向けてjuniさんと色々と協議中です。
出版出来たらまたお知らせしますのでその時は絵本になった「あの世での旅路」を見に来て下さると嬉しいです😊

もうすぐ「お盆」
お墓参りや帰省を控えてらっしゃる方は明日の金曜日からとても多くなるのではないでしょうか。お盆期間中はご先祖さまや亡くなったご家族の方が現世に戻ってあの世での「冥福」を受けられるように家族からの施しを受ける期間です。どうか皆さん日頃の感謝と祈りをお盆期間中は捧げてあげてくださいね🙏

良いお盆休みをお過ごしください😊

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