Mrs.green Appleというバンド。
私が好きな(て言うと安っぽい表現になっちゃうから別の表現探してる)バンドは、Mrs.green Apple。
(以下、ミセスと表記する)
バンドがもともと大好きだった!てわけでもないし、フェスにガンガン行くタイプでもないんだけど、なぜこれほどまでにミセスに惚れ込んでいるのかというと、
哲学的でとても完成された音楽に魅了されるから。
中でも、ボーカルを務め、なおかつミセスの曲全てを作詞作曲まで手がける大森元貴については語り尽くせないの想いがあるし、心底尊敬している。
彼は日頃からいろんなこと考えて生きているんだろうなってのがものすごく伝わる。
彼の才能については各種メディアでも取り上げられているので、ここでは割愛。
さて、ミセスの音楽は哲学的と言った。
全ての歌詞に共通して、切なさとか儚さとかそんな言葉だけじゃ語れない、無常観とか死生観とかが詰まっている。
私は、楽器を弾けるわけでもないので、メロディーについては詳しく語れない。
どの曲を聴くにしても、やっぱり注視してしまうのは歌詞。
文字から読み取ることが大好きな人種で、本を読んでゲラゲラ笑ったり号泣したりするタイプなので、歌詞ももちろんそう。(小さい頃からこんな感じだったので不思議に思わなかったけれど、最近になって本を読んで泣ける人は当たり前じゃないんだって気づいたのだよ)
この人はこんなバックグラウンドがあるんだなと思って共感するだけじゃなくて、
「こんなこと思ってるの、私だけじゃないんだな、あ〜嬉しいな有難いな」
て思えるから、ついついしっかり見ちゃうし、いっぱい考えちゃう。
ちなみにミセス以外にも好きなアーティストはたくさんいる。
sumikaとかヤバイTシャツ屋さんとかも、うぉー!って思える歌があるから大好きだし、
ミセスに出会う前の高校時代は、どっぷりbacknumberに浸かっていた。笑
だからもちろん、片岡さんとかこやまさんとか清水さんとかが紡ぐ言葉たちも大好きで、それを表現できる彼らも尊敬している。
だけどそれ以上に、私の心を揺さぶるのはミセスの、大森さんの歌だ。
ポップな曲調に反して、歌詞はものすっごい重かったり、暗かったりする。
でも、誰しもが抱く嫌な感情だったり不安な気持ちだったりするんだよね。
それを考え過ぎちゃう人もいれば、全然気にならない人もいる。
たくさん考え過ぎたり、心が豊かだったり繊細過ぎたりすると、メンヘラって言われたりメンタル弱いって怪訝な顔されたりする。だからその気持ちに蓋をしたり、仮面を被って生きたりしてる。重いって思われないように、めんどくさいって思われないように。
そしていつの間にか自分の気持ちを言えなくなったり、正直になれなくて逃げたりする。
あーあ、こんな自分も嫌だし、世の中も嫌だなって思えてくる。
だけど、ミセスの音楽は、
あーこんな私でもいいんじゃん
って思わせてくれる。
嫌なとこも全部ひっくるめて、自分でいいんじゃんって思うし、自分を殺さなくて生かしていこって思える。
だからミセスの音楽に救われてる。
これからも聴いていたいと思えるし、一緒に生きていきたいって思える。
だいぶ大袈裟なこと言っているように思えるけど、本音。
たぶん、ミセスのファンはそれぞれ好きでいる理由があると思うんだけど、
私にとってはこれ。
これからも、いい意味で依存していきたいですね。
どんどん、大きくなっていく彼らを見るのも楽しみ!
てことで、ミセスの楽曲についても、たまにぽつりぽつりと語っていこうと思う。