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【シャニマス】マッチライブはいつから誰向けなのかよく分からないコンテンツになってしまったのか?


1. はじめに

 みなさん、こんにちは。
raon555と申します。

 シャニマスにはマッチライブというコンテンツが存在します。
毎月ステージが更新され、最大で3000ジュエル/月がもらえたり、報酬アイテムを使った「施設強化」によってプロデュースを有利にしたり、毎月のランキング上位を目指したり...…
 マッチライブの登場によって凸しやすい恒常アイドルが適性面において評価されたり、興味UPカードがスコアアタックにおいて価値を見いだせたり、編成難易度も実はユニット染め等をしない適性優先編成であればステージ終盤まで攻略出来たり...…

マッチライブ実装時の運営の想定

といったように第1のフェスであるグレフェスとはまた異なる体験を提供しているコンテンツだった...…というのは昔の話です。
 現在のマッチライブはグレード制限によりグレフェスをグレード7までやり込んでいてかつ、1ジャンルの極端な接待によりグレフェス上位勢であったとしても簡単にはクリアできない内容になってしまっています。
 酷い時には1グループ内の数十人しか報酬ミッションをクリアできないシーズンも存在しました。

2024年5月期マッチライブ最終ランキング:極端なVo接待とスコアを稼ぎにくいミドルペースルールによりグループDにおいては上位42人しか180万スコアミッションをクリアできていない

タイトルにもあるように「誰向けなのかよく分からないコンテンツ」になってしまっているんですよね。

2. マッチライブは2023年8月のリニューアルによってどう変わったのか?

2023年8月期のマッチライブより、それまでのマッチライブから大幅に改修がされ、遊びやすくなったとされています。改修前の問題点と改修後の内容は以下の通り

ゲーム内お知らせより

調整③のグレード制限の意図だけは意味不明ですが、調整①と調整②はとても良いと思います。ただ、現在のマッチライブにおいて調整②がきちんと意識されているかはかなり怪しいです。

3. 現在のマッチライブ(2024/10時点)は何が問題か?

 グレード制限についてはずっと問題で論外なので今回は割愛します。

 現在のマッチライブでは、1ジャンル(Vocal/Dance/Visualいずれか)の接待が基本となっています。例として、2024年10月期のルールは以下の通り。

2024年10月期マッチライブルール

 図中の赤枠の部分が筆者がずっと問題視している部分です。
UP量は多めとのことですが、実際はどの程度UPしているのでしょうか?

EXステージの場合、UP量、DOWN量ともに350%

350%らしいです。は?

デバフについては「○○マスター」系ノウハウで消去できるので最悪良いのですが(カジュアル勢への初見殺しになっているので良くない)、マッチライブのライバルは接待ジャンルのアピールのみをしてくるため、例えば2024年10月期ルールにおいてはDance属性以外の編成を握っている場合、全タームにおいてライバルのみルールによる恩恵を得ることになります。は?

 これが現在のマッチライブを高難度化させている一番の要因だと筆者は考えています。

折角ハイスコア出してもライバルに勝てなかったらクリア判定にならない。ままならないね
スコアミッションに設定されている180万スコアではクリアできない(じゃあこのミッション設定って意味ある?)

「じゃあ各シーズンごとにジャンルを握り変えた編成でマッチライブを攻略すればよくない?」というのは当然の指摘ですが、ご存じの通り現在のSTEP育成環境ではノウハウブック作成による育成準備の敷居が高く、グレード7勢でさえ限り複数ジャンルの育成ができる人はそれほど多くないというのが現状でしょう。

運営的にはDance編成での攻略がおすすめらしいですよ

それができるなら苦労はしないんですよね

 一方で、マッチライブにはランキング上位を目指すという遊び方があるため、1ジャンル接待の意図としては「自編成ジャンル有利のルールが来ることでハイスコアランキング上位を目指しやすいシーズンが存在する」というメリットが考えられますが、それにしても350%はやり過ぎでしょう。
 殆どのユーザーにとって「Danceジャンル編成を使えば有利」ではなく、「Danceジャンル編成以外では攻略ができない」というレベルの実質的なデバフになってしまっているというのが現状です。

4. この極端な接待ルールはいつから存在するのか?

 この1ジャンル接待ルールなのですが、実は2023年8月のリニューアル時から存在したものではありません。
 下記は各シーズンのマッチライブのお知らせからルールのみを抜粋したものです。

全マッチライブの基本ルールをまとめた表

 これによると、1ジャンル接待のルールは2024年1月期のシーズンを最初に始まっており、それ以降基本的なルールとして定着していることが分かります。
 2023年9月期や2023年10月期にもデバフルールは存在するものの、こちらはボーカルマスター等のマスター系アビリティで100%対策でき、ライバルのみの極大バフも存在しなかったため、どのジャンルであっても攻略しやすく、特に問題ではありませんでした。

5. 一瞬だけ改善しようとした痕跡

2024年8月期マッチライブ

 2024年8月期のマッチライブですが、このシーズンだけ

  • グレード制限が存在しない

  • 1ジャンル接待ルールではないため攻略しやすい

という特徴がありました。

 ついにグレード制限を撤廃し、遊びやすいマッチライブに改善してくれるのかと思いきや、翌月にはまたグレード制限は復活し、1ジャンル接待ルールに戻ったのでよく分かりません。
 お知らせの文面もコピペではないことから、設定ミスなどではなく明らかに意図を持った変更なはずなのですが、特に説明等もありませんでした。

6. 個人的に遊びやすいマッチライブ

以前のマッチライブ改修の方針

 では、マッチライブはどのようになれば攻略しやすいのか?という点についてですが、以前のマッチライブ改修の方針に則り、具体的には2024年8月期のマッチライブルールを基本にしてもらえれば文句はありません。

  • 極端なバフによる1ジャンル接待の廃止
    ...…調整②の強化

  • 極端なデバフの廃止
    単に○○マスター習得育成の手間を増やしているだけなので不要
    ...…問題点①の改善

  • グレード制限の撤廃
    ...…そもそも調整③ってなんのための調整だったの?

 差別化をするにしても、各シーズンの特殊ルール(メンタル値やPERFECTでのスコア倍率UP等)で十分でしょう。ハイスコア勢はこういった微妙なルール変更でも最適編成での育成と攻略をしますし。

という訳でおわりです。

二度と逆らうなよ


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