【CL福岡】マスター最終120位 ポッポパオジアンデッキ解説【全文無料】
11回目投稿のランタン(@rantangame)です。
前回の京都で優先権ループを失った矢先、抽選で福岡あたったので出場してきました。
今回DAY1は7‐2の76位、DAY2は2‐3の最終成績120位でした。
いつも通り(?)ちょっと変わったデッキで出場したのですが使ったデッキは自信作だったので解説します。
有料設定されてますが全部無料で読めます。
最大打点480なのにアホすぎて420って書いてたので一部加筆修正しました
使用デッキ
使用したデッキはDAY1、DAY2とも60枚同じパオジアンexとピジョットexを組み合わせたポッパオデッキです。
なんでビーダルじゃないの?とか色々あると思うのでデッキレシピだけ先に乗せつつ背景事情を説明していきます。頂が雪解けしたので春を満喫しようかなみたいな気持ちも少しあります
一般的なパオジアン×ビーダルのデッキとはだいぶ使用感が異なり、ポッポがなかまを呼んだりピジョットがふきすさびにいったりとシステムポケモン枠をシステムポケモン以上に活用するデッキになります。
メジャーなデッキではないので福岡で対戦していただいた方にはいろいろ感想いただきました。ありがとうございます🙏
マッチアップ
DAY1
❌ロスト 先攻
⭕リザビーダル 後攻
⭕リザビーダル 後攻
⭕古代 後攻
⭕ルギア 後攻
⭕パオビーダル 先攻
⭕リザピジョ 後攻
❌パオビーダル 後攻
⭕パオビーダル 後攻
DAY2
⭕ルギア 先攻
⭕ルギア 先攻
❌ロスギラ 先攻
❌ロスギラ 後攻
❌アルギラ 後攻
リザードンとルギアには負けてないのがとてもえらい。
DAY2の3戦目はカイ持ってる勝ち確盤面でトラッシュ見ないままプレイしたら順番ミスって殴れず負けて、その後の2戦とんでも大事故で何もできずに投了だったのでプレミ罪を即日で償ってました…おパオすまんな
環境の話
アグロデッキは減少傾向にある
賛否両論だったEレギュが落ちたことでミュウVMAX、ミライドンex、トドロクツキexといった後攻1ターン目から大ダメージが狙えるようなアグロデッキが軒並み姿を消しました。
ミライドンやトドロクツキは少数ながらまだ存在していますが、以前の状態と比べると後攻1ターン目の技宣言が難しくなっていることから使用者もあまり多くありません。
下馬評では人気だったパオジアンもビーダル型のリザードンに勝ちきれないケースがあるらしく実際使用者が増えていない印象です。
120点、140点を出しつつ相手のワザを受けることの重要性が上がっている
ビーダルを採用したデッキが主流になりつつあることに加え、古代ポケモンを中心にHP140のポケモンが環境に増えてきました。
これにより自分のポケモンは120~140点を出しつつ、相手のターンにそのポケモンが倒されないことの重要性が上がってきていると感じています。
ベンチのポケモンにダメージを与えることができるデッキは限られており、ベンチを狙撃する手段を持たないデッキの多くはカウンターキャッチャーを活用することでサポートを使いつつ削ったポケモンを取りきるという戦術をとります。そのためこちらの動かし方次第では1回相手のワザを受けたとしても、そのポケモンが倒されにくい状況は作り出すことができます。
パオジアンはアグロデッキなのか
これが今回のデッキの肝です。
パオジアンデッキといえばアグロデッキというイメージが定着しているかと思います。
しかし2進化ポケモンのセグレイブを前提とし、かつ他のサポートポケモンが必要なデッキをアグロに寄せていくことはそもそもあまり相性の良いことと考えにくいです。
どちらかというとパオジアンはアグロが得意なのではなく、前レギュレーションまでに存在したデッキ群に対抗するために構築を前のめりにする必要があった(そうせざるを得なかった)ことが主な理由なのではないか。サイドを2枚以上まとめて取る手段が豊富なデッキであるならば確実にそれが遂行できるような形にしても成立するのでは?と考えていました。
特にカウンターキャッチャーの再録以降は「パオジアンも我慢のデッキになったよなあ」と感じる場面が増えていましたので考え的にはその延長線上にあります。
以前の話に興味がある方はこちらの記事に記載しています。
デッキの話
そんなこんなでデッキの話に入ります。
基本戦術
最序盤はビーダル型のパオジアンと必要なカードの差があまりないので、後攻1ターン目や先攻2ターン目にジャッジマンを使用されて手札の枚数が一気に減るのでない限り普通のパオジアンだと思って問題ないです。
ビーダル型と異なる点として能動的なドロー手段がかくしふだとマッハサーチしかないため、自分のサイドが3や2になるタイミングでは必ず山札に水エネルギーを2枚以上残しておくこと。
サイド4→2にするタイミングでテツノカイナの準備を行うため(そのタイミングでピジョットが狙われるのですが)非ルールのみの盤面に固めることに固執しなくてよいという点は異なります。
こんな感じにできると選択肢を残しやすいです。
ビーダル型のパオジアンは適切なタイミングで相手に干渉することがあまりできず一度走り始めたら最後まで走り続けないといけないタイプのデッキですが、ピジョット型のパオジアンは少しだけ時間をかけて基盤作りや相手ポケモンの削りを行い、そこから3ターンで一気にけりをつけるといったことを意識するとよいかなと思います。
サイド1先行される分にはあまり問題ありません。
古代デッキなど、対面によっては先にサイドを1取ってもらったほうが勝てる試合もあります。
大事なポイント
マナフィを除きほぼすべてのポケモンが相手のポケモンを倒していけるワザを持つので削りの手段はたくさんあります。
そのうえで頭の片隅に入れておくとよいのは以下の3つです。
ピジョットの吹きすさぶ120点+スタジアムトラッシュを視野に入れること
テツノツツミを使って相手のポケモンを避けたり進化ポケモンのワザを使えなくすること
ブーストエナジーをどのタイミングで使うか(そもそも必要なのか)視野に入れておくこと
あとはマッハサーチで持ってきたカードが悟られないようにしていくのが結構大切なので、何か手札に加えたときにはかならず手札の順番を入れ替えてからカードを使用しましょう(僕はシャカパチどういう原理でやってるのか理解してないので出来ません…)。
あたかもカイ持ってきました風にしておいて実はブーエナ持ってきてるとかあります
採用カード
一言添えたほうがよさそうなものだけ記載しています。
パオジアンex(3)
極力スタートしてほしいが使うのは2回くらいなので4枚は不要。
大地の器を採用していないのでパオジアンの枚数を削ると初動でエネルギーを持ってこれなくなってしまいます。
ノーマルのパオジアン出してほしいけど汎用ポケモンじゃないから出ないんだろうなあ~(はくばバドレックスVMAXはノーマルいたからギリあり得る)
セゴール(1)
2ターン目に殴りにいかない(いけない)場合、カイを使って持ってくるポケモンの候補になります。ピジョットとセグレイブでふしぎなあめを大量に消費する関係上、絶対1枚は必要です。
「スーパーエネルギー回収は欲しいけどセグレイブ今持ってきてもしょうがない」みたいなカイでサーチできる総数を増やす意味でも役に立ちます。
このデッキはがっちり準備をしてから走り出すデッキなので、うかつにセグレイブに進化して殴りはじめるより1ターン待つことができるならセゴールを経由することが大切です。
セグレイブ(2)
サイドを2枚取りに行けるタイミング以外であまり進化しないため最小限の枚数。
アルセウス系統やリザードン、パルキアのデッキにはロストシティが入りがちなので進化すべきかどうか注意していればこの枚数でも何とかなります。
テツノツツミ(1)
このデッキのキーカードです。
だいたいどんな対面でも1回くらい使います。
ビーダルをシステムポケモンとして採用するデッキの場合、いわゆる非エク盤面ではベンチにHP120以下のポケモンがずらっと並ぶため、ハイパーブロアーでバトル場のポケモンをどかすことでごっつぁんプリファイを通すことができます。
ボスの司令やプライムキャッチャーは他の場面で使いたいことが多く、使い回しができることも考えるとテツノカイナを入れるならテツノツツミも採用すると良いんじゃないでしょうか。
ボールだけでなくカイでサーチすることもできるため、中盤以降持ってくるポケモンがいないときにとりあえず抱えているだけでも圧になるため非常に便利。
ワザも非常に強力で、リザードンexを相手にする場合、入れ替えカードがもうないなと思ったられいきゃくジェットを連打しているだけで相手を機能不全にすることもできます。
マナフィ(1)
パオジアン同士の対戦はぶっちゃけ割とどうでもいいカードなのですが、ロスト系統のデッキに対してはだいぶ必要なのとリザードン系統に対してとりあずやることないときの壁として役立ちます。
カイで持ってきたみずポケモンをスーパーエネルギー回収のコストにしがちなので水ポケモンが多いに越したことはなく、コスト的な面とそれ以外の面で役割を複数担えるため採用しています。
割と聞かれるのですがパオジアン同士の対戦でマナフィが不要というのは先攻後攻による比率が大きいことは当然として概ね以下の理由です。
キャンセルコロンげっこうしゅりけんをされたら意味がないこと
1によりマナフィを置くよりセビエの3体目を置いたほうが未来がある
そもそも1や2を達成するためにはカイを使用しないと難しく、使えたとしても次に繋がるカードがあまり手元に残らない
先攻プレイヤーはげっこうしゅりけんではなくバトル場のパオジアンexを倒すだけでサイドレース上は問題がないこと(パオジアンを返す手段がパオジアンしかないので2-2と取っていける)
4を考慮して後攻プレイヤーがバトル場にパオジアンを出さなかった場合、後攻2ターン目にエネルギーが足りず有効なワザが使用できないケースが多い
パオジアン同士で先攻取ったらセビエ全滅させられる場合を除き無理にげっこうしゅりけん決めに行かずに前のパオジアン倒してるだけ十分です。まずは水エネの供給を止めましょう。
ちなみにパオミラーで後攻になってしまった場合、相手がベンチ埋めているならサイドレース半ば無視してしゅりけん2回でセビエラインを全滅させてターンもらうのが一番勝てます(これロストもやってくるのでマナフィ採用してる場合はベンチ安易に埋めないほうがいいです。埋めるならその枠はテツノカイナです)。
テツノカイナex(1)
アタッカー3号
ビーダル型のパオジアンデッキではメリデメ考えて採用派と不採用派がありますがピジョットを使う場合は必須です。
※リザードンのビーダル型が流行っている場合はパオジアンでも採用したほうが良いと思っています。ただしカイオーガと併用するとカイナorカイオーガのスタート率が割と許容できない水準になりかねないので注意
順番的にはこのカードが必須というより、サイド複数取りの手段をたくさん用意できる(採用する)からピジョット型にしている、という順番です。
ポッポ(2)
なかまをよぶが偉すぎる。
パオジアンデッキの多くは後攻を取った場合ワザを使わずに番を終えるだけになりがちですが、このカードがあると初手で足りなかったポケモンを直接出して終わることができます。
ネスト4ポフィン4とたねポケモンの展開はあまり妥協しないように組んでいるので、ワザが宣言できるとだいたいベンチに必要なポケモンをそろえることができます。
ポッポスタート時限定ですが採用している9枚のエネルギーがバトルVIPパスになると考えたら破格です。初手用ボール17枚構成みたいな感じ(誇張表現)なのでカイ持ってても使わずに済むことがあります。
ピジョットex(2)
アタッカー4号。
テツノカイナを採用したパオジアンデッキはヘイルブレードの大ダメージ、げっこうしゅりけん、ごっつあんプリファイとサイド複数取りを行う手段が多くあります。
重要なのはこれらのワザを的確なタイミングで通すことであり、確実に行うためには毎ターン好きなカードをサーチできるマッハサーチが最も適しています。必要なカードが全部そろっている場合でも単純に不要なカードを毎ターン供給できることを考慮すれば実質追加ドローです。
古代デッキやルギアデッキを相手にする場合結構な頻度で1回殴りにいきます。
パオジアンデッキを相手にした場合、お互いポケストップは捨てがちなのでビーダルが1体しかいないときは吹きすさぶでビーダルを取りに行くと実は生きて帰ってこれたりします。生きて帰ってこれない時は相手が全リソース突っ込んでる、みたいな事が多いのでその次ビッパとか倒すと意外と逆転できます。
ネストボール(4)
なかまをよべるとは言えここを妥協するのは長期的に良くないと思うので4枚
なかよしポフィン(4)
同上
ハイパーボール(2)
ビーダルと異なり手札を能動的に捨てる必要性が薄く、ピジョットが立ってしまうとカイでポケモンは持ってこれるため2枚にとどめています。
2ターン目以降のなかよしポフィンは概ねいらないのでこれ捨てれるな、という時にセゴールを持ってきて進化したり、とりあえずセグレイブ抱えておく(次のターンセゴールを進化できるように構えておく)くらいで使います。
フェザーボール(1)
れんさ進化に必須のカード。
ふしぎなあめとカイが手札にある場合、カイでフェザーボールとセグレイブを手札に加える。フェザーボールでピジョットexを加える。ふしぎなあめでピジョットexに進化し、マッハサーチでふしぎなあめを手札に加える。ふしぎなあめでセグレイブに進化。といった形で一気に揃えることができます。
サイド1枚先行されるだけならあまり問題はない(こちらは絶対にサイド2-2-2を通そうというデッキなので)ため、カイでセゴールとフェザーボールを手札に加えて盤面を整えて次のターンから攻めるみたいな事が多いです。
ふしぎなあめ(4)
2進化ポケモンが2種類なので4枚。
デヴォリューションの採用は以前より減った印象がありますが、よほどのことがない限り対戦中にこのカードをコストで捨ててはいけません。
ブーストエナジー未来(1)
使う対面は限られるけどそういうマッチアップでは絶対に必要というくらい強い。ピジョットによる確定サーチの恩恵を最大限に活かせるご都合カード。
これつければルギアVSTARやピジョットexをワンパンしサイド3枚取れる他、HP140の古代ポケモンたちをそのままごっつぁんプリファイで倒すことができます。
ナンジャモ(1)
CL3日前くらいまで博士だった枠。
ロスト系統が少し増えそうだな~と思っていたので、条件なしの手札干渉を行えるカードという理由で採用。
基本的にはツツジを使いたいのでピジョット取られないタイミングで相手のサイドが3になるようにうまいことずらしましょう
ツツジ(1)
パオジアンから飛んでくるとめっちゃ強いカード。
特にピジョット型は手札の枚数を増やす手段が乏しいので、終盤に6枚まで回復してからわななくれいきやかくしふだに繋げられると非常に強力です。
ボスの司令(1)
ピジョットがなぐりに行く時とかによく使う。
サポも確定で持ってこれるので1枚は入れておいたほうがいいです。
ポケストップ(2)
頂が雪解けしたので全体的にスタジアムの枚数が減少し、スタジアムを活用したいデッキはポケストップを採用する事も多いため控えめの2枚。
崩れたスタジアムは張り替えたいのでスタジアム先出しすることも考えるとこれ以上は減らせないかなと思ってます。
サポートが落ちると困るので実際そこまで回しません。
水エネ(8)
最小限の枚数です。
最大打点なら480ですがだいたいサイドに1枚あったり足りなくなることを考えるとヒーローマントをつけたリザードンexやヒスイヌメルゴンVSTARを1発で倒すことはあまり現実的ではありません。
テツノツツミを駆使して戦うデッキであり、無理に高耐久のポケモンと戦い続ける必要はないためこの枚数でもなんとかやっていけます。
雷エネ(1)
マッハサーチでもってきがち。
採用したかったカード
大地の器
1枚入れたいんですが枠がありませんでした。ブーストエナジー捨ててまで入れる必要はないと思ってます。
カウンターキャッチャー
サイド1取らせてから2-2-2を決めるケースのほうが多いので実際結構欲しいなと思ってます。
ただし入れ替えられる候補がボール妥協するくらいしか思いつかなかったので断念。
博士の研究
ポケモンカードにおける最強の汎用サポート。
手札干渉の必要性が減るなら間違いなくナンジャモより博士です。
水エネ9枚目
あったらうれしいけど、これをいれる余裕あるなら大地の器を入れていそう
各対面の補足事項
リザードンex
サイド1枚でも進めると負けん気ハチマキでパオジアンが倒されるようになってしまうため、パオジアンが場にいる場合は2ターン目にサイドを取れるとしてもサイドを取らずに番を返します。
サイド1枚を取りに行ってもよいケースは下記です。
相手の場にヒトカゲが1体しかいない+そのヒトカゲを倒せる
自分の場にパオジアンがいない+セグレイブに進化しないで相手のポケモンを倒せる
これ以外の場合は基本的に準備に専念します。
殴り出しを行わない場合セグレイブには進化しません。
もし相手がロストシティを採用していた場合自分が攻撃できるターンが最悪残り1回しかなくなってしまうため、基本的にはセゴールとピジョットの準備をします。
先攻2ターン目にマキシマムベルトつきのリザードンexでパオジアンexが倒されてしまった場合どうしようもないので割り切ります(そもそも採用が少数派だと考えており、かつ2ターン目に進化+道具所持はあまり達成できないと思ってます)。
6エネ使ってリザードンと真正面からぶつかり続ける必要は全然ないので、マッハサーチが使えるうちは省エネプランを通しておきましょう。
ルギアVSATAR
早いターンでチラチーノが同時に2体立たない限りは割と余裕あります。
ルギア側がピジョットexやテツノカイナをワンパンする方法がほぼないため、げっこうしゅりけんやふきすさぶ、ごっつぁんプリファイでチラーミィを狩り尽くします。
チラーミィのままだとげっこうしゅりけんの的にしかならないのでルギア側はチラーミィを2面出しづらいです。
レントラーの採用があり得るデッキなのでサイド先行はせず、パオジアンが倒された状態から追いかけたほうが勝てると思います。
チラーミィさえ倒し続ければ余裕を持ってマッハサーチをしていれるのでブーストエナジーごっつぁんプリファイでルギアをワンパンしてサイド3枚取ればほぼ勝ちです。
古代デッキ
げっこうしゅりけんを2~3回をまぜた合計4~5回のワザで終わらせることを目標にします。
カウンターキャッチャーにだいぶ依存してるデッキだなあと思っているので、サイドは先行しません。
トドロクツキにしゅりけんをばらまくところからスタートします。
相手にとってもトドロクツキは大事なのでしゅりけんをばらまくこととブーストエナジーでHPの補強を強いることができます。もしトドロクツキにブーストエナジーがついた場合、そのトドロクツキは最後のほうまで無視します。
とにかく古代のカードがトラッシュにいかないよう、削りをいれながらごっつぁんプリファイorげっこうしゅりけんのサイド2枚取りを狙います。ブーストエナジー付きのポケモンを下手に倒さなければあだうちやばねで230に到達するのにも時間がかかります。
ビーダル型と違いシステムポケモンのピジョットがアタッカー(削り役)としても役割を持つことができ、1発耐えることができるのでうまいことサイドを取られない、追い抜かないように調整すればツツジ打ちながらごっつぁんプリファイとかも決めていける感じです。
ビーダル型のパオジアンで古代デッキと対戦するよりだいぶ楽に戦えます。
アルセウスギラティナ
こちらが後攻で先攻2ターン目に相手がマキシマムベルトつきトリニティノヴァでパオジアンを倒してきた場合は返しのターンでそのアルセウスを倒せるかどうかで試合が決まります。
先にトリニティノヴァを2回使われてしまうとほぼ負けで、使われなければ勝ちといった展開になりがち。
相手のバトル場がアルセウスでスタートしている場合、テツノツツミでバトル場からどかしておくことで相手の要求を少しだけ上げることができます。
アルセウスヌメルゴンロコン
アルセウスを無視して後ろのポケモンを倒し続けます。
この手のデッキは概ねVポケモンしか出てこないので、テツノツツミの特性でアルセウスをどかしながらサイド2を取っていきます。ロコンとヌメルゴンが両方いる場合ロコンを優先的にボスの司令などで狙って倒していきます。
相手の場がロコンやヌメルゴン単騎になった場合はテツノツツミのれいきゃくジェットでワザを使えなくします。
ヒーローマントをついたアルセウスがチェレンの気配りで回収され、別のポケモンにヒーローマントをつけ直すというのが最悪の展開なのでアルセウスを攻撃する時はかならず倒しきります。
ロスト系統
ぶっちゃけ前の環境からあまり変わりもなく、ビーダル縛られてロストマイン連打とかもないためこちらが順当に殴り出しできるかどうかで決まります。
おまけ
ちなみに今回のデッキめちゃくちゃリザードンデッキと誤認されました。
意図して誤認されうるデッキにしてるところはあるのですが、リザードンミラーってゆっくりとしたゲーム展開になるので初手で無理にヒトカゲ並べたりより堅実に準備しようってパターンが多いと思うんですよね。
それなのにバトル場ポッポのプレイヤーが後手で水エネ貼ってなかまをよぶ、パオジアンとゲッコウガ出しきたらそりゃびっくりなわけです。
たねポケなしで手札見せた時も謎のデッキ過ぎてみんな「???なにこれ知らんデッキでてきた…」という感想をいただきました(ちょっと嬉しい)。
それとブーストエナジー未来がとんでもなくぶっ刺さってました。ルギアと3回マッチして全部勝つことができたのですが、みんな2ターン目にアッセンブルしてくる中でチラーミィ狙い撃ちしながら最後にブーストエナジーつけたカイナがルギアワンパンして勝つみたいな試合も2試合ありました。
年末あたりに書きかけていた記事で結局なんかもうこれ以上話膨らまないし面白くならなそうだからといってボツにした話があるのでついでにこの記事にぶら下げておきます。
この2年間ずっと同じようなポケモンを主軸に添えつつ、毎回違うアプローチでデッキを作ってたので同じデッキ握ってるときの練度的な話をしようと思って書いてたやつです。
テンプレート的な動かし方だけが重要なのではなくて、最終的にゲームの中で起きうる事象の確率をどうやってコントロールしていくのかが大切だと思ってますよという話をしようとしていました。
こういうことを踏まえると僕が使っているデッキのように一見よく見るデッキにも見えるけれどなんか変なものが入ってるデッキというのは非常に便利でして、相手が考慮していない情報をもとに対戦を運ぶことができます。
秘密のデッキというわけでもなく面識ある人にはデッキレシピ渡してました。CL福岡の前日にシティリーグで友達がこのデッキ使ったところトナメ進出していた(福岡行きのフライト前に連絡もらった)のがおもしろかったです。
2月10日に参加させてもらった夢幻杯でもナンジャモが博士になってるだけのこのデッキ使ってベスト4でした(チーム戦)。
だいたいポイント書いたつもりではいますが、もし何か聞きたいこととかあればtwitterの@rantangameまで連絡ください。
この記事を読んで「お疲れさん!」と思っていただいた方は末尾のシェア機能か投げ銭機能でコーヒーご馳走してくれると喜びます☕️
最近ヨウム動画にはまっておりましてぽっぽっぽーとか言ってるのはずぅちゃんねるの影響です。
おしまい
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