占い師ならストックスピールをストックしておこう
こんにちは。蘭氏です。
本日はストックスピールについて解説していきます。
【ストックスピール】とは誰にでも当てはまることを
まさに当てたように思わせるテクニックです。
本来は相手の服装や持ち物、仕草や雰囲気などから
コールドリーディングを使うことが多いのですが
相手が見えないメール鑑定や電話鑑定でも使える
【ストックスピール】をまとめてご紹介していきます
誰にでもだいたい当てはまるのに
その人の核心をついているような「ドキッ」とする
コールドリーディングの組み立てを
ストックピールといい占い師も良く使います
まず、初見の占いというのは
「この占い師は本当に当たるのだろうか?」という疑いから始まります
なのでストックスピールを利用して相手の心を掴むことで、「この人の言うことは信頼できる」という安心感と思い込みを植え付けることができるのです
ストックピールにはいくつか種類あります
これを理解して使いこなせると
「すごい!この人は私のことをわかってくれている」
と思わせることができます。
1.あいまいルーズ
曖昧な表現を使って相手の方から情報を開示させる
2.二重人格ルーズ
性格の両面を評価することで「この人は本当に私のことをわかってくれている」と思わせる
3.不満ルーズ
愚痴りたい不満を喋るきっかけを与える
4.おだてルーズ
おだてていい気分にさせる
5.ダブルバインドルーズ
イエスでもノーでもヒットする仕掛けを用意する
6.自己幻想ルーズ
本当はもっとすごい自分に慣れていたはず。
あの時もし…だったらという自己幻想に誘う
7.弱点ルーズ
弱点を指摘することでリーディングにリアリティを出す
8.向上心ルーズ
相手の中の向上心を認めてあげて、承認欲求を満たしリーディングに価値を与える
このようにたくさんの種類があります
なんか難しいそうですが
種類に関してはある程度の把握するくらいで大丈夫です。
要は使いどころで使えるか?と言うことなんで
こういうタイプのお客様にはコレかな
このタイプのお客様にはアレかな
という具合に傾向に合わせて
あらかじめ持って置いたテンプレートを
鑑定文に入れ込めるかどうかが
非常に重要になってきます。
よく「鑑定の中にコールドリーディングをとり入れましょう」と言われますが
ストックスピールを使えばこれだけでそれをクリアできてしまいます
例えば、誰にでも当てはまりそうな
あいまいルーズの例です。
分類的には、おだてルーズや向上心ルーズと複合しているものもあります。
「好きな事にはけっこうこだわる性格ですよね」
「やりかけて途中になっているものがありますね」
「やろうとしているのにまだ始めていないことがありますよね」
「すこし自分に厳しすぎるところはありませんか?」(おだてルーズ)
「あなたの中にはまだ掘り起こされていない才能が眠っている」(おだてルーズ)
「少し非現実的な妄想や野望を抱いてしまうことがありますね」
「とても信頼していた相手に裏切られたことがありませんか?」
「人から好かれたい、認められたいという欲求がけっこうありますよね」(向上心ルーズ)
「あなたは今までに恋愛に振り回された経験がありますね?」
など、ハッキリ言って普通に人生を歩んでいたら
だいたい当てはまってしまいます。
相手の雰囲気が、依頼文から読み取れる場合には
二重人格ルーズが使いやすいです。
「あなたは慎重そうに見えますが、実はけっこう大胆なところもありますね。」
「あなたは行動力がありそうですが、意外と長続きしないところがありますね。」
「ある程度の自由を好み、過剰に制限されると不満に感じる性格のようですね」
「あなたは明るく振舞っていても心の中で不安を抱えている事がありませんか?」
「普段から頑張っている反動で、ダラダラしてしまうことがありませんか?」
自己幻想ルーズは
「もし…していたらしたら、もし…していればすれば」といったような
人生の”たられば”を妄想してしまう誰にでもあることを使っていきます。
「これまでの人生の選択や行動は本当に正しかったのだろうかと疑問に思うことがありませんか」
「学生時代にもっと勉強していれば良かったと後悔することがありませんか」
「あの人と結婚していれば、今頃もっと幸せになれていたかも」
「あの時、あんな事を言わなければ彼との関係が続いていたかも」
不満ルーズでは
人が一般的に不満に思うようなことを言います。
「あなたは自分の能力を最大限、活かすことができていないはずです」
「周りの人は、あなたの本来の才能に気づくことができていません」
ダブルバインドルーズは
ハズれた時にハズれたと思わせない
少しズルいテクニックです
「あなたに密かに想いを寄せている人がいます。彼はずっと告白できずにいたのですが,近いうちにあなたにアタックしようと決意を固めているようです」
この場合は絶対に外れません
誰も告白してこなければその決意が固まらなかったみたいですね。と言えるし、してきたら当たったと言えます。
また、こんないい方もできます。
「近いうちに運命的な出会いに恵まれる運勢が視えるのですが,今のような消極的な姿勢でいたらチャンスを見過ごしてしまうでしょう」
本当に偶然に出会えたら当たり
出会えなくても消極的な姿勢であることを指摘できてしまいます。
このように、対面の占いとは違い
服装や持ち物、仕草などのなんの情報もない状態から
コールドリーディングを使うことも
ストックスピールがあれば可能なんです。
秘伝のコツとしては
「少し」「けっこう」「時々」「人より」「たまに」
「ある程度」「意外と」
などを文章にいれることです。
まさに基準をあいまいな感じにしてしまうのが
コツだったりします。
占い師の場合には本来は【占い】から導きだした性格判断をもとに
ストックスピールを使いわけるのがベストになります
血液型や星座などのおおまかな
占いをもとにしても効果は上がると思います
例えば、水瓶座の有名な特徴として
自由奔放でマイペースな傾向というのがあります
お客様が水瓶座の場合に
「あなたは自由であることに喜びを感じます。なので何かに縛られると自分の力をイキイキと発揮できないようです」
と伝えると「え?確かにそうかも!」と思うはずです
みんな自由は好きだし、縛られたら力が出ません
もちろん水瓶座以外の人にもだいたい当てはまるんですが、やはり占いの傾向に合わせて使い分けると
ガツンとハマるときが多いですよ
いろいろな占いを参考にして
初手でストックスピールを使うと
お客様にガツンと刺さる確率は上がりますね!
わたしの場合には四柱推命を使うのですが
四柱推命はかなりの精度で基本の性格が判別できますので、それをもとにストックスピールを使っています。
簡単な例をあげると
例えば、元命が比肩だと
意思が固く負けず嫌いだが、表面上は友好的
かなりの確率で独立したい願望を持っています。
すでに経営者の可能性も高い
そのあたりを考慮して
用意しておいたストックスピールを当てはめれば
「すごい!どうしてわかるんですか!?」
とビックリされます。
AIのタロットなどでは性格は見抜きにくいと思うので
なんらかの占術の幅を広げるか
簡単にお気に入りの占いサイト(算命術や占星術)などを参考にしてもいいかもしれません。
因みに、性格判断で言うと
昔に流行った動物占いと言うのも
けっこう当たります。
実は、四柱推命の十二運星を簡単に
出せるようにして親しみやすく
動物を当てはめたものが動物占いです。
生年月日からの占いの結果とストックスピールの
組み合わせ
是非、活用してみてくださいね。