見出し画像

そして、今ー

卵子凍結をして、1年3ヶ月が経過した。
記憶を掘り起こしながら、このnoteを書いているけど、やはりあの期間は私にとって濃密な時間だったと思う。
コロナになって計画が白紙になった大変さももちろんあるけど、それだけじゃなくて、自分の身体、自分が女性であるということにこれだけ向き合って生活することって今までの人生でなかったと思うのだ。

今まで生理不順であっても特に心配してなかったし、子宮筋腫が何個もあると言われてもそっか、いつか手術かな・・・くらいにしか思ってこなかった。
その私が、自分を信じて、卵子よたくさん出てくれ!!なんて祈りながら過ごす毎日がこれからまた来る時があるのだろうか。

ちなみに、1年3ヶ月経った今も、結婚の予定どころか彼氏すらいない。(悲しみ~)
むしろ都心近くから郊外へ引っ越そうとしている。
今の住んでいる場所は都心へのアクセスも良いし、どこへ行くにもものすごく便利だ。
でも、どこかへ行くこともあまりなかったな、とここに住んでそろそろ2年を迎えそうなときにふと思った。
だったらここに留まる理由もない。(幸い仕事もリモートであるため比較的自由が利く)

私は自由に住む場所も変えられるんだ、自由なんだって思ったとき、将来に対してすごくワクワクした。

何かに縛られることもない。
都心へ行くには不便かもしれないけど、海と山が近くにあってゆったり人が動いてるここで暮らしてみよう。
そう思った場所で、私はこれから生きていく。

その土地でどんな出会いがあるかわからないし、ないかもしれない。
せっかく採取した卵子を取り出す機会があるのか、ないのか。
それは誰にもわからない。
ただ、選択肢というお守りがあることで少しでも安心できている自分がいる。(もちろん、卵子凍結したから妊娠できるなんて思ってないのであしからず)

選択肢を持つという判断をした私を認めてあげて、いつか褒めてあげる日が来ることを信じて生きていこう。
この年齢に恥じることなく、やりたいことに忠実に。

終。

この記事は卵子凍結・保管への理解向上のため、グレイスバンクの提供でお届けしています

#グレイスバンクnoteアンバサダー






いいなと思ったら応援しよう!