イラスト制作工程【下書き】
流れとしては基本変わらないのが『工程』なんだろうけど、
≪いまこの工程でどれくらい描けるか≫を残しておこうと思ったので、
記事でまとめることを意識して描きました!
誰かの参考になればより嬉しいです。
ラフ(イメージを膨らませて、形に近づける)
今回は「苦手に挑戦」しようと思ったので、
自分の苦手な要素を挙げて、イメージを固めていきます
苦手なもの:女の子・全身・フワフワ・可愛い・動きのあるポーズ・装飾
→全部あるものって女の子アイドルなのでは?
→アイドルっぽいポーズでざっくり描いてみる
→衣装は分からないのでネットで検索しながら取り入れてみる
┗この時に中華系の衣装いいな~となる
まだこんな感じかな~の段階なのでざっくり
後でがんばれ自分!って思いながら描く
(サムネ画像詐欺状態になってしまった…)
下書きの下書き(またの名を雑な下書き)
ラフを元に少し丁寧目に、「ここはこう」を意識して描く
今更だけどあたりを描いてないことに気が付いた…
だから動きのあるポーズが描けないのでは?
あとでバランス調整しなきゃいけないのでは?
反省はいくつかあるけど、自分のやりやすい工程でやった方が納得いく気がするので、今回はこのままいきます。
だってここら辺公開することはないし…()
カラーラフ
正直いつもはやらない工程(やりたいときだけやる)
でもこの工程を踏むことにより、気付くことがあると今回思い知らされました。
動きのあるポーズが描きたかったので、イメージは元気系の女の子。
さらに中華服のイメージから「赤」「黒」「黄色」をメインに塗ってみる。
が、なんだかとてもありきたりというか、
戦隊物の衣装みたいにも感じ取れる気がしたので、没にすることに。
メインカラーは変えずに、配置を変えてみる。
黒地に赤アクセントにしたことにより、少し衣装っぽさ・豪華さが出るかな?と感じたが、後々「これ学生服の中に赤シャツ着るヤンキーカラーじゃ…?」と気付く。
ヤンキーカラーであることに気付くのが次の工程なんですが、
このカラーラフ➁の時点で「動き足りないし、なんか可愛くない…」となり、思い切ってポーズを変えよう!と、また上のラフからやり直すことになりました。
ただ、衣装のイメージは悪くないと思ったので、衣装の形・カラーは共に採用でポーズを変える方向に舵を切る!
「自分のイメージのみで動きのある表現をしようとして失敗したから、ポーズ例を見てみよう」と思い、アイドルっぽいポーズを探すところからやり直し
その結果、↓のようにまとまった
改定案
ここで配色を当てはめていくうちに、ヤンキーカラーであることに気付く。
しかし、「私ヤンキー好きだわ。」という謎の気付きで安堵して、このまま採用!(依頼とかでもないし…)
よりキャラクターが見えるようなポージングになってくれたと思う。
頑張り屋だけど少し抜けてるような、そんな女の子に感じる。
なるほど、これを最初のうちに決めておくとポーズも決めやすいわな。そらそうだ。と、もう一つ気付きを得る。
普段特に考えずに描きたいものを描いていることが如実に分かる…。
下書き
やっと下書きです。
上の物からペン入れする人もいると思うけれど、私はより迷い線を減らしたいと思い、だんだんにペンサイズを小さくして何回か下書きを描きます。
↑改定案の時にラフの線はほとんど飛ばしてしまったのでビフォアフが分かりにくいが、この「下書きの下書き」と「下書き」段階で全身のバランス調整もしていく。
ラフ段階では短かった足を延ばし、女の子らしさ追加のために腰回りを意識的に高く・細く見えるようにする。
そして割と適当だった顔や髪なんかの目を引きやすいところをより細かめに、ペン入れの時に迷わなくて済むように描いていく。
下書きの線のみ↓
(今回はその後用として一部影とハイライト予定の部分に色が入っています。)
下書き顔回り↓
書き込み量の確認画像
これくらい描いてあると不透明度下げた時も見やすくて、迷わなくていいと思っている。
下書き段階は以上です。
線画は線引くだけだし、塗りも特に変わったことはしてないな…って思います。
ただ、私は結構レイヤー数が多い方みたいで、塗りレイヤーはメモっとこうかなと思っています。
この子が完成しますように~!
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