仔犬を迎える!と決めたら伝えたいこと
読んでくださりありがとうございます😊
教室に来てくださるタイミングは様々
初めて犬を飼うのなら
久しぶりに仔犬を迎えると決めたなら
お迎えのその日までに
できるだけたくさんのこと勉強しておいほしい!
昭和のトレーニング、10年前のトレーニング
5年前、1年前だって常識は覆っています。
同じ犬種を何頭も飼ってきた方でも
「こんなこは初めて!!」と
相談いただくこと、とっても多いです。
十人十色、100犬100色ですからね
「トレーニング」は何歳から始めてもできることはたくさんあるし
必ず意味はある
だけど
飼い主さんとの暮らしのルール
いわゆる「しつけ」は
おうちに迎えたその時からスタートしています。
それが正しかろうが、他や理想とは違っていようが
そのおうちのルールを犬たちはどんどん吸収していきます。
しつけを意識していようがいまいが
犬たちは日々、勝手に学んでいきます。
年数を重ねるごとに
その習慣は良いことも望ましくないことも定着します。
それが困った方向に進むのがいわゆる
問題行動
です。
私はこの表現が前々から好きではありません。
だって人間が勝手に決めた「問題行動」だから
番犬にしたいなら吠えても問題ないし
なんなら吠えないほうが困る
大切なものを勝手にビリビリにされたら困るけど
ビリビリに壊して遊ぼう!を私は遊びとして使います。
犬はいつだって悪くない
学ぶべき、変わるべきなのは飼い主さん
これまでは気づいてもらうよう待っていましたが
最近は最初にはっきりと伝えることにしました!
私も含めて人間は勝手です。
言葉も使えて道具も使える、ずるいと思う!笑
なので教室の呼び方も増やします
犬のしつけ方教室(しつけ教室ではありません)
飼い主さんの学校
もう一度
犬はいつだって悪くない
うちのバカ犬がいうこときかないんです~
という人は
「私はバカなんです、ちゃんと伝えられなくて、あはは~」
っていっていると、考えてみましょう。
ほら、もうバカ犬なんて、言いたくないでしょ???
ここまで読むだけでも、犬のせいにできなくなるはず
*
*
犬の習性を知る
犬種特性を知る
安全第一で考える
誤飲、骨折、脱走等事故を想像する
人間との暮らしのルールを伝えることがしつけの目的
身体中どこでも触れる、人の手を好きにする
お手入れ
ハウス、留守番、別行動
トイレ
首輪とリードに慣らして適正な範囲を覚える
興奮のコントロール
ちょうだい、おしまい を納得する
などなど
呪文みたいに見えるところもあるかもしれませんが
最初にまとめて大切だと考えるキーワードを出しておきます
これらのことをお話していきますね。
書き出したらものすごく長文になってしまうので
少し時間をかけてこのnoteは完成させていこうと思っています。
それぞれの項目について別々にnoteしていき
いずれは細かくその項目に飛べるようにしていこうと思います。
なので変化し続けますのでご理解ください
犬の習性を知る
私はらんを迎えたとき、一番衝撃的だったのは食糞を目撃した時でした
ほんとに食べることあるの!まさかうちのこが!
ほんとにこう思いました。
仔犬の食糞で悩む方も多いですが、犬としてはおかしな行動ではありません
これも犬の習性を知っていれば
「うちのこすごくおかしいんじゃないか」
と考えることは防げます。
犬の欲求にはいろんなものがあり
臭いを嗅ぎたい、穴を掘りたい、壊したい
もちろん他にも様々
これを知らないと犬の欲を満たすことができず
困った行動につながりかねない
というわけです。
犬種特性を知る
犬種による性格決定よりも月齢や雌雄、生活環境の影響のほうが正しい
という論文が発表されたようですが・・・
とはいえ、やはり私は犬種特性による性格傾向はあると考えています。
何もかもラベリングする必要はありませんが
その犬種の祖先はどんな仕事をしていた犬なのか
どんな目的で品種改良をされてきたのか
その上でどんな病気になりやすいのか
それを知ることはいずれにしてもとても有効だと思います。
ラブラドールは作業を好むとされ、自ら考えるのは苦手(な傾向にある)
私はらんと過ごしていてとても当てはまるなと考えますし
その性格を理解した上でどうしたら楽しめるのかを考えています。
安全第一を考える
犬についての基本情報をなんとなく得られたら
次はどうやって一緒に暮らしていくか
その上で最優先に考えてほしいのは
何が何でも安全第一!
これ一択です。
誤飲、骨折、脱走等事故を想像する
これまで出会った数々の飼い主さんとワンコのお話
え、それは実際にあった話なの??
と耳を疑う話がほんとうに起こります。
誤飲で病院のお世話になるのはいちばん多く
実はらんも3、4か月のころに誤飲の疑いでレントゲンを撮っています
ガビョウがひとつなくなったかもしれない・・・
結果的にはレントゲンに映らずうんちの中にも見つからず傷などもなく・・・
簡単な話、仔犬の活動スペースになんでガビョウを使ったのか
ただそれだけのことです
そう、私の準備不足で大きな後悔をすることになっていたかもしれません
続いて多いのが骨折等の不慮の事故
落下、転落なども想像以上に多く
私が知っているだけでも何例もあることを考えると・・・です。
そもそも仔犬の頃からフリーにすることに対する憧れや理想が先行し
ルールを理解することなくフリーにした結果
テーブルや椅子、ソファやベッドに自ら飛び乗ることを覚える
「うちのこは運動神経が良い」「頭が良い」
そう仰る方が多いですが・・・
犬ですから
特別頭が良いのではなく
飼い主の対応が悪い ただそれだけなんです。
そもそもしっかり発散がされていれば
家の中でしてほしくない状況になることは
自然となくなります。
脱走もリードが外れてしまうケースで意外と多く
もう会えないかと思った 涙
なんてお話も何度も聞いたことがあります。
これは「首輪とリードに慣らして適正な範囲を覚える」
につながります。
飼い主より前を歩くのは飼い主をバカにしているから
と考える必要はないですが(私はそうは思いません)
でも、私が生活する横浜市では
狭い道も人が多いところ交通量が多いところもたくさんある
だから前を歩いていたり先に飛び出したら危険な場面がある
だから
横について歩ける
を教えたい
飼い主が偉いということを伝える目的ではありません
人間との暮らしのルールを伝えることがしつけの目的
しつけ教室=厳しい訓練を受ける=怖い→かわいそう
どーーーーーしてもこのイメージがなくならないようで
長年通ってくれている生徒さんが
ご近所さんとの会話の中で
「なんでしつけ教室なんていくの?」
とけげんな顔をされたと話してくれたことがあります。
その生徒さんは
「え、楽しいから通ってる!」
と答えてくれたそうで
素敵な生徒さんに出会えたなーって嬉しくなったことを覚えています。
まずしつけ教室ではなく
しつけ「方」教室
学ぶのは人です。
なので
「飼い主さんの学校」
別投稿で書いた「犬を飼っている職業」を持つなら
その学校、必要ですよね?
犬を飼うために免許制度を!
なんて話があるくらい
日本はペットを迎えるのが簡単すぎるんです。
で、長年通ってくれている方々の相談はしつけに関することではなく
暮らしにまつわることや年齢を重ねるごとに変化する性格や行動について
だからとってもコアな部分の話になるし
すごくマニアックな話題にもなる
なんなら私が見逃していたことや新しい情報を知らせてくれるので
私も熱が入って鼻息が荒くなります 笑
レッスン内容も遊びのバリエーションの増やし方に変化
仔犬から青年期、アクティブな時期からシニア準備
そしてシニア期へ
それぞれの時期のちょっと知りたいを話に来てほしいなと思っていますし
犬を飼う全ての人にそんな存在があってほしいと思います
なのでこの段階の生徒さんたちは
「犬と一緒に習いごとに行っている、遊びに行っている」
そう話してもらえるといいなと思っています。
仔犬を迎えたらやりたいいろんなこと
※こちらは7歳までにしたい7つのこと としても今後noteしたいと思っています。
身体中どこでも触れる、人の手を好きにする
全ては遊びながら、押さえつけたりする必要はなし!
お手入れ
プロにお任せもいいけれど
シニアになったとき、非常時など
飼い主さんがいつかできるようになる目標は持ち続けてほしい
ハウス、留守番、別行動
ハウスは閉じ込めてかわいそうなもの
この印象もなくならない
災害時はどうする?
飼い主さんが入院することになってしまったら??
私はハウスに入れない、別行動ができずに不安になってしまう
そっちのほうが
かわいそうだと思います
トイレ
オムツなど便利なものはたくさんある
でも覚えられない子なんていないなら
一生オムツを使う生活なんてしたくないですよね?
仔犬の場合はトイレを覚えることを軸に置けば
いろんなことを伝えられます。
首輪とリードに慣らして適正な範囲を覚える
ノーリードが楽なのは人間の考え
日本で犬が完全にノーリードで過ごせるようになるのは
きっとこの考えの人がいなくなるまでは叶わない
現実を受け入れて海外に憧れるのはやめましょう!
やることやらなきゃ何も変わりません
ドッグランで問題が絶えないのは
リードが嫌いでリードの適正な範囲を理解していない
そんな犬と飼い主が多すぎるから
リードで安全な範囲を理解するから
安心して自信を持ってノーリードを楽しめるんです
興奮のコントロール
落ち込みやすい性格がクセになるなら
興奮しやすい、怒りやすい もクセになる
何事も匙加減が大事で
切り替えが大事
たいていが小さい頃の習慣が大人になっても続きます
いかに根気よく落ち着くスイッチを伝えるか
切り替え上手に成長したこも
飼い主さんが諦めて興奮しすぎるクセが直っていないこも
どちらのケースも目撃しています
ちょうだい、おしまい を納得する
所有制の強さはいろんな困った行動を引き起こします
執着しすぎない、保持しすぎない
おしまいを受け入れられること
そのためには納得してもらう必要があるし
十分に発散して満足を与えられていること
これが大切
*
*
仔犬の期間にやりたいハウツーは
山ほどあります
山ほどのそれらに取り掛かる上で
これらのことを頭に入れて取り掛かってもらえたら
きっと豊かな青年期を迎えられると思います。
そしてシニア期を迎えられたら
あーやっておいてよった
と、思えるはず😊
トレーニング
は
飼い主さんとのコミュニケーションが取れるようになっていれば
いつ始めても必ずできるようになります。
オスワリ、フセ、オテ、オカワリ
を教えることを目的にせず
一緒が楽しい!
でもそのためにはこのルールね
を共有することを目的にしてもらえると
お互いにとってもとっても楽しいと思います。
調べればなんとかなってしまうような
そんな世の中
でも不安に思うなら
近くの専門家に迷わず頼って
スッキリ進むことをお勧めします☆
らんるりより Thanks!
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