The Great Battle of students
「進めーー!」
「殺せぇ!」
「死ねえーー!」
2日目。
敵は俺を集中的に攻めてきた。
朝9時からの攻勢から約2時間経ってようやく気付いた。
俺が標的になっている。
敵将の冨樫、そして堀北までもが俺の眼前にいる。
そこまでして俺を殺りたいか。
そこまで俺は的になる男か。
2人して攻めてくるほど価値がある男か。
やれるものならやってみろ。
今、俺が自分の兵を率いておらず、扱いに困っていることを見抜いたのは褒めてやる。
だが、それだけだ。
慣れていないという理由だけで攻めてきたのなら短絡が過ぎる。
俺を誰だと思っている。俺がどれだけ強いと思っている。
お前達はそれを知ったつもりで俺を危険視し、消しにきてるのだろうが、それじゃあ用心が足りん。
お前らが思っている以上だ。
俺は予想の上を行く。
行かなければならないんだよ。
策なんざ必要ない。
力で踏み潰してやる。
さぁ、かかってこい。
上ってこい。そして俺を殺してみろ。
猛華のクソどもが。
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