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昭和モーレツ社員の日記(電子化してみた)

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昭和40年代から平成までごくありふれたモーレツ社員として生きた或る人間の日記を電子化してみることにしました。古いものから少しずつ進めます。 読んでくださった方の或る日の記憶に繋が…
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2023年10月の記事一覧

[デジタルおこし 昭和のサラリーマンYの日記]1967年1月3日(火)小雪

[デジタルおこし 昭和のサラリーマンYの日記]1967年1月3日(火)小雪

楽しみにしていたA君の帰郷は
中止とのこと。為に、今日はのんびり
した終日を過す。
遅い朝食のあと炬燵で昼寝。
表に行って直ぐ帰宅。そして又昼寝。
正に寝正月を地って行くような
一日であった。
夜、名古屋での世界バンタム級の試合
(原田対メデル)があり、ラジオの実況
を聞きながら、又、眠り込んで終う。

現存する自筆の日記を電子化したものです。
極力原文のまま忠実に再現しています。

[デジタルおこし 昭和のサラリーマンYの日記]1967年1月1日(日)曇

[デジタルおこし 昭和のサラリーマンYの日記]1967年1月1日(日)曇

百八煩悩・除夜の鐘で新春を
迎えるが、朝方まで眠込む。
普段とかわらぬ朝食。賀状を見て
いささか新年の感慨にひたるが
不思議と新春の心の「はり」とか
清々しさを感じない。それは幾分
淋しい気持でもあるが、極く自然な
気持でもある。
始めて(※)の二人だけの正月。そこに
は底抜けの楽しさ嬉しさもあるが、家庭
のもつ重みもひしひしと感じるのは当然か
も知れない。

※原文ママ

現存する自筆の日記を電

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