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私の人生の半生を語る(後悔していること)

このお話はnoteだけではなく、Youtubeにアップし、ゆっくり動画で喋る予定です。出来るだけたくさんの人に見てほしいから。

昔話をしよう。
私の人生は後悔してばかりだ。私はくよくよする性格で、性格だから仕方ないと思うけど・・・。でもやっぱり気になって過去のこと「ああすればよかった」「こうすればよかった」を、10年前の後悔のことを思い出しては苦しい思いをするし、思い返して新しい発見をする。辛いよ。

特に後悔しているのが、私が教育実習で先生として授業を行ったときのこと。もう10年前になる。

実習終了直後で掃除も終了し、全ての教室の仕事の終わった時に、一人寂しく教室の隅から教室全体を眺めていた。

「結局、独り。全ての授業を通して、生徒の誰にも話しかけられなかった」

「悲しい」

「私が高校生だったころの卒業式のとき、手に持っていた卒業アルバムの空白のページがやたら光っていて、私の教室の同級生たちがぺちゃくちゃ喋っている中誰にも話しかけられず、一人で突っ立って皆の話をラジオ感覚で聞いていた。辛かった。でも宿命だから仕方ないと諦めていた」

「私は体が生まれつき弱く、おしゃべりするだけでも3分で肩の痛みをぴりぴりと感じ、もはや会話どころじゃなかった。頭に白いカスミがかかり単語が思い出せなくなる。なんだっけ・・・が連発。相手を不愉快にさせるのが嫌で常に一人で黙っていた。会話の劣化品の私なんかに話しかけないでほしい。私に話す時間を他の人にあげたほうが話した人も喜ぶといつも自己犠牲。だから流暢に話している他人が羨ましい。だからこそ妬む。会話の内容が、芸能人がかっこいいだとか・ドラマを観ただとか・どこの大学に行くだとか・ネットで見たまとめサイトの感想の再放送……つまらない。ああ、平凡。つまらない。こうやって評価しているのも自分だ」
「でもつまらない会話をしている他人が幾度も重ねているからこそ、体育の時間で一緒に組んだり、授業でお隣になれたり、忘れ物をフォローしたり、友達皆で自転車旅行し、その子の宅におじゃまする」
「・・・そういうくだらないと思っていた会話が絆を作り、進学、就職、結婚に繋がる光景を幾度と見た」
「そういう逆転現象を目にするのは私が大学生に入ってからだった」
「それをしなかった私は・・・いつも一人ぼっち……。体てきにできなかったし、したいとも思っていなかった。その結果が一人ぼっち。文化祭の時だってどこの教室にも入る気がしなかったし、文化祭の担当だって他のクラスメイトに盗まれた」

「そして今その卒業式と同じように、教師を務めた教育実習の帰り際の教室で、一人・・・・・・教室を眺めた。寂しかった。でも宿命だから仕方ない。過去に人と長時間話できた経験値はゼロ。だから一人」
「それを自己責任だ、お前が会話から逃げ続けてきたからだろ、と糾弾されるのは何かお門違いだ」
「でも一人・・・。運命は変わらない」

「そんなときに一人の生徒、女子生徒が私のいる教室に来てくれた」

「嬉しかった」

「だけど重大なミスを犯した」

「その女の子を、教師の私をバカにしに来たと『悪意のにおいを放っているから』その女の子を睨みつけて硬直させて追い返した。下校時間だ早く帰れと威嚇して。」
「その女の子はドラえもんが好きだった」
「私がドラえもんのまねをして、授業の難しい内容をショートカットするような簡素な技法を生徒に教える際、彼女はくすくすっと、頭を机に伏せて笑った」
「ところが私は、こいつ『も』私をバカにしてきたと勘違いした。」
「理由はあの学校には数時間にわたって悪口を言い放つ上司の先生に気持ちを壊されたり、私が教壇に立つと生徒がベラベラ喋って授業どころではなかった。まさに劣悪な環境と言うのに適していた。だから私の心も黒く濁った。パワハラしてきた上司を「はいはいそうですね~。気を付けます」と言って、私はなにもしないことで抵抗した。今でもあんな人権侵害・人格否定の叱り方はないだろう。頭にくる。生徒も勉強したくないのに学校に来ているから言動が矛盾しお喋りをして辛さをごまかそうとしている。こんな矛盾だらけの学校が私は嫌だ」
「だから彼女を睨みつけて追い返した」
「でも彼女には『悪意』という『臭い』を放っていなかった。でもみんなが私を敵視しているから彼女も私の敵なんだろうと思って攻撃した」
「私は幼いころから虐待を父から受けた。幼稚園児の私に向かって5時間説教することを毎度行われ、お父さんの邪推に同意しないと殴られたしはたかれた。結果人が怖くなった」
「すると防衛本能がめちゃくちゃ強くなって、悪意の臭い、が分かるようになってきた」
「例:あ~このパワハラ上司はうっぷん晴らしがしたくて、私を教師から外したくて叱っているんだ。後任の育成のためじゃないな~。ほな、仕事手抜きして対抗しようか(笑)」
「これが悪意の臭いである。思惑・裏事情が、叱り方の喋り方で、まるで理解できる。私は鬼滅の刃の炭次郎の如く、そういう臭いの線を放射する化け物を容赦なく斬った」
「でも逆に、善意が分からない。これは『あなたと会話したいですよ』というサインの『お近づきの臭い』が経験不足のせいで分からなかった」
「だから斬った。彼女も」
「怖がっていた。辛そうにしていた」
「でも私は身を守るため、バカにされていじめられるために仕事をやっているんじゃないから、必死だった」
「だから彼女の嫌がる‥‥‥睨みつけをして彼女を追い返した。私の顔はキモイ顔と言われるので逆にそれを軍事利用して恐怖に使った。そういう悪意への対抗兵器を作るのが大人になるつれてうまくなった……お父さんの威圧に対抗するせいで」

「今思えば後悔している」
「ごめんね、ドラえもんの話したかったよね。ごめんね」
「何で私は。なんで私は、あの子を斬ってしまったんだろう」
「悪意に満ち溢れた上司や校長、生徒たちの悪意の統計を利用して、あの女の子にも、悪意があるんじゃないかって疑ってしまった」
「ごめんなさい」
「彼女は善意を放っていた。ということを、あのトラウマな日を思い返す行為を何度もして、ついに『善意』というものを発見することで発覚した。あの女の子を斬った違和感、ようやく分かった。あの子は敵じゃない」
「そう思うと今度は私が恥ずかしい。ごう慢で、黙ったまま睨みつけて、コミュニケーションの場を自ら断ってしまった。お子さまみたい。私の方がむしろ幼稚園児だった」
「言い訳させてほしい。敵が多すぎる。悪意を放つ人が多すぎてあの学校に関わりたくなった。まさか私みたいなブサイクでコミュ障で効率主義の私に、善意で接してくる人を知り後で驚いた」
「怖かったよね。ごめんね。ごめんなさい。」
「ああ。なんで。なんで。こうなったんだろう。もっと私がたくさんの人と会話をしていれば善意を習得し、彼女を恐怖に陥れることはなかったのに」
「彼女には、社会は怖いものだ、と思ってほしくない。社会には素敵な人が集まって、皆で協力し合う……ドラえもんのような世界観だと今なら伝えたい」
「トラウマをつくって、本当に反省しております」
「誠に申し訳ございませんでした」


「私なんかを大切にしてくれる人……いたんだ」


以上が後悔の話。
これを見た来世の幼い私にやってほしいことがある。

①学校のクラスメイトと会話してほしい
②善意の線『お近づきになりたい臭い』を見えるようになってほしい
③友達の気持ちを理解できず壊すなら、あなたは彼女もできない
④ブサイクで落ち着いた男性と、女性、はかなりの確率で常識人
⑤バカにしてくるクラスメイトや陽キャと喋るな。最後までバカにする。
⑥あなたが「皆に幸せになってほしい」と願うのと同様に、「あなたに幸せになってほしい」と願う他人は低確率でいる。死なないでほしい。
⑦小学生は小学生としか話ができず、中学生は中学生としか話ができず、高校生は高校生としか話ができず、大学生は大学生としか話ができない。だからあなたが女子高生と話がしたいと思っても年齢的に無理
⑧友人と話す、平凡な会話が、”再現不可な宝物”
⑨男も女も25歳までに結婚し、子供を産み、映画のような主役を降りる。
⑩一度子供を産んだら、死ぬまで一生働く必要がある
⑪あなたがつまらないと他人を見下している会話は、やがて立場ですら逆転し、忘れ物の貸し借りどころか、進学・就職・結婚に行くためのライフイベントに昇華する。


学校の勉強だけじゃなくて。勉強以外の取りえ以外にも『優しい人』はいっぱいいる。それを理解してほしい。あなたは生きてていい。



もうあの子も20代。大人。時の流れは残酷。
でも私はちっとも成長してない。一生、成人就労施設の利用者。
ううん。でも、私が生きた爪痕……後悔だけは、
これを見ている人にだけはさせたくない!
みんな幸せになって。


ドラえもんの話……またしようね

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