ウルトラQ第6話「育てよカメ!」
どうもー、らんまるです。今回のウルトラQは唐突なファンシー路線!これまでの怪奇・SF路線からうってかわって、別の意味で摩訶不思議なお話です♪
小学生の浦島太郎少年(!?)は、クラスでも有名なカメマニアで、特製のエサを毎日与えています。
なんでも彼の言うことにゃ、亀を99センチまで育てると竜宮城へと連れていってくれるんだとか。周囲の友達や担任の先生からはバカにされていましたが、太郎少年は気にもとめません。
ある日、彼が通う学校の近くで、真っ昼間から強盗を働くギャング二人組が現れます!ギャングらは学校の中に忍び込み、太郎はそれを目撃。
先生に報告しますが、嘘をつけと信じてもらえません。仕方なくいつものようにカメと戯れていると…
ギャングとばったり遭遇!イデ隊員似のギャングらは何故だか太郎のカメを拐って逃げ去りました。
ギャングらはトラックの積み荷に隠れて逃走しますが、カメを追いかけて太郎もトラックへ…
一方、学校では刑事が駆けつけ、学校に残っていた太郎のランドセルを見つけます。担任は気にもしていませんでしたが、太郎の両親は心配しています。
ランドセルの中にはカメの成長日記とエサが入っていたのです。カメ大好きの太郎がこれらを置いてどこかへ行くはずがないとのこと。
なんやかんやあってギャングはトラックから逃げ出しますが、依然カメを持ったまま…太郎もギャングについていきます(恐れを知らんのかこの子は)。
下水道に隠れたギャングと太郎は、疲れたのか眠ってしまいました。
寝言で太郎は「僕は竜宮城へ行き、乙姫から歓迎され、協定を結んで社長になり、召し使いは5万人。ピストルの名人を百万円で雇って…」
と、何やらどえらい夢を見ている様子。
目を覚ました太郎はとんでもないものを目にします。
ゆうに99センチを越えたカメが!太郎少年もびっくり仰天!!ついでにギャングも仰天して逃げ出します。
太郎はおもむろにカメにまたがり…
もう何が何やら。カメにはスピードメーターが付いており、マッハ3でぐんぐん進みます。もはや科学の出る幕はない。
気がつくとなんにもない殺風景な空間。そこには一人の女の子が。
彼女は自分のことを乙姫と名乗り、なんにもないこの空間を竜宮だと言います。
ガックリきた太郎少年を乙姫は不思議な術でからかいます。
怒った太郎がカメに乗って乙姫を追いかけると…
ロケットに乗って逃げていきます。負けじと太郎もスピードを上げると…
ロケットは突然竜に変化しました!竜は口から稲妻を吐き出して、亀を撃墜、哀れ太郎はまっ逆さま…
とはいかず、いつの間にか普通に立っていました。からかうのに満足したのか、乙姫は太郎に「玉手箱」を渡して去っていきます。
そして…
気がつくとそこは学校のなか。心配した両親や警察、担任らが太郎少年を囲んでいました。
太郎は「もう二度とうそをつきません」と両親に言います。
母は「今までどこに行ってたの?」と訊ねます。
太郎は正直に「竜宮城だよ」と一言。両親は呆れ返り、周りの大人は大笑い。
信じてもらえないならと、太郎は思いきって玉手箱を開けます!
太郎はおじいさんになってしまい、周囲の笑い声が響く…
しかし本当は太郎はおじいさんになっておらず、「本当に行ったんだよ!本当に竜宮を見たんだよ!」という太郎の訴えを聞き入れる大人はいませんでした…
そして翌日からか、学校では先生の目を盗んでカメを育てる生徒達が…
…終わった!!
すごい、意味は分かりそうなのに絶妙にまったく分からない…
字に書いていると頭がおかしくなりそうな話でした💦
子どもが見る分には奇想天外で夢のあるお話かもしれませんが、大人が見るとちょいとこのエピソードの意味が変わってくると僕はおもいます。
今ぶっちゃけますが、僕は保育士をやっています。たまに子どもが突拍子もないことを言うときがありますが、なんだか信じてあげたくなっちゃいました。
そんなわけで、今日の怪獣は
亀のガメロンです。そのまんま亀の見た目してるのにウィンカーやらスピードメーターやらが付いてるハイテク亀です。
太郎曰く、クロレラとサツマイモの粉をレモン汁で固めた特製のエサで育てたとのこと。ガメラも真っ青です。
そして
東宝作品「海底軍艦」に登場した守護竜、マンダにヒッッッッジョーによくにた怪竜です!何しろヒゲを付けただけらしい!!
乙姫が乗ってたロケットが突然変化しましたが、乙姫の超能力でこんな姿になったのでしょうか…?
結局のところ、この話が太郎のただの空想だったのか、現実だったのかは分かりません。しかしながら、ギャングが巨大なカメを目撃したことから、やっぱり現実に起こったことのような気もしますが…
あえて分かんなくすることで、こんな風に考え甲斐があるってもんですね✨フシギな気持ちになっちゃいました。
ではでは。