友人のことを書こうと思う
1年に2,3回会う友人がいる。
「芯の強い人間」とは、この人のことを言うんだろう、
と会うたび、思う。
彼女には、娘さんがいて
「境界性パーソナリティ障害」と診断され、今は障害手帳を持ち、
障害者雇用の枠で社会復帰している。
何度も自殺願望を口にしたと思えば、ものすごくハイテンションに
なったり。不安定な娘を支え続ける彼女の精神力は
一体、どこから湧き出るものなのか。
年に数回、会う計画も、突如、延期となる。
「ごめん!今、〇〇(娘さんの名前)の調子が悪くて。
また気分が落ち込みだしたから家を空けられない」
(※留守の間にベランダから飛び降りるかもしれない、という恐怖やら
助けて!と突然叫ぶやら、起こるらしい)
こうして、今年(令和6年)一月の予定は延期となった。
それでも、3月末にはまた落ち着いたようで、会うことができた。
あ。またしても長くなりそう(;^ω^) あかんなぁ・・・💦
何が言いたいかというと。
〇〇さん(娘さん)の精神が落ちている時
毎日、寝る前に 《何か》に向けて祈っていた、というのだ。
それは、
“どうか、娘を助けてください” とか
“娘が少しでも元通りの元気な子に戻りますように”
とかでは全くなかった!
彼女は手を合わせながら
【私は今日も最善を尽くしました。】と。
私は、彼女のこの言葉を聞いた時、胸に何かが込みあがってきた。
彼女はとても芯の強い人間で、子どもたちへの愛情も深い。
そして、彼女を形容する言葉を探すなら
そう。いつも 【最善を尽くす】人間なのだ。
親として、最善を尽くすことが、〇〇さんを救うことになるのかもしれない
し、 あるいは
思った結末ではない未来が来るかもしれない。
親 としての覚悟であり、人間としての生きざま なのだと感じた。
自分は最善を尽くす。けれども、未来のことは誰にもわからない
だから
覚悟もある。
うまく表現できない自分がこれまた情けない……
私の尊敬できる数少ない友人のひとりです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?