趙逐流 という人間~陳情令の沼で考える~
さてさてさて。
「陳情令」というドラマの洗礼を受けて
先月でまる2年が過ぎた。
まだ2年です・・
なのにもう何年もお付き合いしている気がしています(#^^#)
生活(実生活)そのものには、何も変わりはなくて
(#^^#)
ほぼ、日々脳内での《作品推し》に明け暮れているだけなのですが
それがとても心地良い時間になっています。
地上波で放送が始まれば、
共にストーリーを追っていく、という幸せ者です。ハイ💛
既にN回視聴してきましたので、
ようやく、
今までも気にはなっていた人物についての考察をしてみたいと思いました。
その人の名は 「趙逐流」(チョウ ジュウリュウ)
もちろん、ドラマの中では 「温逐流」(ウエン ジュウリュウ)
温氏には【恩】がある、という彼の 半生を想像してみたい。
彼の登場するシーンを思い返して思う
「感情」というものはどこに置いてきたのだろう・・・
彼については、知りたいことがたくさんあるのだけれども
いかんせん、知るすべがない。
ドラマ上に表わされたものからでしか知り得ず、
知りたいと思うすべてが想像でしかないのが
少しだけ淋しい・・・・・・・
少しだけ!!!笑
あとは想像の神様が降臨する時を見計らって(笑)
こうしてnoteに書き残しています💛
そもそも
「化丹手」という能力の出処(?)が不明。
趙家に生まれた者たちが皆、この能力を持っているとは
到底思えない(ほどの無敵能力じゃないですか!!)
突然変異?
何代目かの男子のみに現れる・・とか。
血筋ではないとしたら
修行によって導かれた??
指南役がいた???
うーーん・・謎。
とにかく。
温氏は この能力を手にしたかった。
岐山温氏が世界を総べるための兵器として。
私は最初に
「感情」というものはどこに置いてきたのだろう・・・
と書いた。
命令とあれば、淡々と人を殺めるその姿は
人であるならばこの仕事はできない、
ならば
“一切の喜怒哀楽を己から消し去り、自ら、温氏の殺人道具と化する
行きかた”を
選ばざるを得なかった。 (想像です)
では
江氏の夫人「虞紫鳶」との短い接点を思い返してみる
「化丹手!」
「本名は、趙逐流なんでしょう。温氏ではないくせに
恥も外聞もなく名を変えるとはね。
こぞって門下に下るほど 温氏は尊い一族なの?
祖先を捨てるなんて あきれるわ」
「主に仕えるまでだ」
少なくとも、
虞夫人は趙逐流だった頃の彼を知っていた。
《噂に聞いた趙逐流》か
《昔、手合わせしていたこともある趙逐流》かは
わからない。
※ほんと、この時期の二人のサイドストーリーを見てみたいわぁ(´▽`*)
気高いプライドの持ち主である虞紫鳶からして
温氏に下った趙逐流が理解できない。
もしも
同じ境遇(仙家滅亡の危機)であったとしても
家を救うためにひとり温氏の名に変えて家存続を選んだ趙逐流
の生き方を 彼女は全否定するだろう
そして
眉山虞氏の虞紫鳶であり続けただろう
温氏への「恩」の深さがわからない。
“報いなければ”という恩の大きさがわからない。
趙逐流が勝手に「恩」と思っているだけで
実はひょんなことから
結果として、「恩」を受ける形になってしまったのでは?
結果、が恩 なので、明らかに《不本意》な恩だな。とも想像できる。
と、さまざまな可能性が出てくる。
命令されて 人を殺める
これは、一切の感情を封印しないとできないことだ。
そして、
数々の殺戮シーンを見るに、
私怨は全く感じられない。
私は
彼に対していろいろ想像を試みてきたが
ここにきて、彼の悲しみや矛盾や絶望に気づき始めている・・
趙逐流という名を捨ててまで
温逐流となって感情を捨て去った。
全ては「恩に報いるため」
だが、彼の感情が一瞬垣間見られるシーンがあって。
「この役立たず!!」と温晃に罵声を浴びせられて
一瞬怒りの感情が沸くのを見た。
こんな奴・・捨て置く・・!もうたくさんだ・・!(想像です(;^ω^)
しかし、趙逐流の「恩」はそれ以上の感情を封印する
彼は
最期、あっけなく江澄に殺されてしまうのだ。
本当に、あっけなかった。
全ての感情を捨て去りながら
唯一、憎悪ともいえるまがまがしい感情が
現れた、その相手は
自分が命まで賭して報いる恩のために仕える温氏だった
この運命を考えただけでも
私の精神は壊れそうになる。
温逐流となった趙逐流の絶望を噛みしめる・・
これだけ想像させてもらえる作品はそう、ないです。
私はますます陳情令の沼にどっぷりです。
虞紫鳶
趙逐流
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