国内のバイナリーオプションと海外のバイナリーオプションの違いを確認しておこう!
1.海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションの違いは規制があるかどうか
バイナリーオプションには海外の業者と国内の業者がありますが、初めて投資をする人に取っては海外と国内でどちらを選べば良いかわからないという方もいるかも知れません。
海外のバイナリーオプションと国内のバイナリーオプションの違いはズバリ「日本の金融庁の規制が適用されているかどうか」ですね。
以前バイナリーオプションが流行りだした頃は何も知らない初心者にいわゆる「詐欺業者」と呼ばれる海外のバイナリーオプション業者をすすめる人もいました。
そのため現在でも「海外のバイナリーオプションは危ない」という記事がネットにもありますが、海外業者の中にもしっかりと運営しているところもあります。
また詐欺業者と呼ばれていた海外業者のほとんどは既に閉鎖されていて、そもそも新規で利用することができない状態ですので、特に不安になることはないでしょう。
そのため現在では海外のバイナリーオプションと国内のバイナリーオプションの違いと言えばペイアウト率や取引時間、ルールの違いなどを全てひっくるめた「規制が適用されているかどうか」になるのです。
2.バイナリーオプション規制ってどんなもの?
それでは実際にバイナリーオプションの規制がどのようなものか知りたいという方もいるでしょうから、まずは規制の内容がどのようなものかを見ていきたいと思います。
規制内容について
・判定時刻までの時間は最短で2時間
・払い戻し金額は一律で1,000円
・購入価格を変動性にする
・総取りする価格帯を設定することを禁止
・「売り」と「買い」の価格を両方提示する
もっと難しい言葉で様々なことが書かれていますが、分かりやすく要約すると上記のような感じですね。
この内容を見てなぜこのような規制が敷かれたのか何となく分かったと言う方もいるかも知れません。
バイナリーオプションの本来のルールは「相場が上がるか下がるかを予想するもので、予想が当たれば約2倍の払い戻しが得られる」というもの。
実際にこの取引をやったことがある方なら分かるかもしれませんが、シンプルで分かりやすいルールとなっていますが、実はギャンブル性の高い取引でもあるのです。
実際にそれでトラブルになっていたユーザーもいたようで、借金をしてまで取引をするという人までいたので、金融庁が被害を増やさないために是正勧告をして規制が敷かれました。
この規制が適用されるのは日本のバイナリーオプション業者のみとなっており、日本のバイナリーオプション業者が金融庁からの認可なしで運営していた場合は違法となります。
海外業者の場合は拠点が海外にあるということで、金融庁も注意喚起はしますが、悪質な海外業者を捕まえるということができない状態です。
ただ、しっかりと運営している海外業者でも注意喚起しているので、安心して利用できる業者かどうかはしっかりと確認していきましょう。
3.海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションのルールを見てみよう
それでは海外のバイナリーオプション業者と国内のバイナリーオプションのルールを簡単に見ていきたいと思います。
ここでは海外バイナリーオプションを「ハイローオーストラリア」、国内バイナリーオプションを「GMOクリック証券」で見ていきますのでチェックしておいてくださいね。
3-1.海外バイナリーオプションの場合
まずは海外バイナリーオプションの場合ですが、今回はハイローオーストラリアを選択しました。
ハイローオーストラリアは海外のバイナリーオプション業者の中でも日本人トレーダーに人気の海外業者で、しっかりと出金もしてくれる海外業者の中では老舗と言える業者です。
ハイローオーストラリアの取引画面は上記のようになっていますが、ハイローオーストラリアでは「現在のレートまで上がるか下がるか」を予想するだけ。
例えば上の画像であれば現在のレートである「○○円」から上に行くと思えば「High」下に行くと思えば「Low」で取引をすれば後は1分後や15分後の結果を待てば良いのです。
このように海外のバイナリーオプションではシンプルに「上がるか下がるかを予想する」というものですので、初心者にも分かりやすくて挑戦しやすいと言うメリットはあります。
3-2.国内バイナリーオプションの場合
一方国内のバイナリーオプションですが、今回は私が最近使っているGMOクリック証券を選択して見てみることにしましょう。
GMOクリック証券は日本最大級の投資証券サイトで、バイナリーオプションで取引をする際には「外為オプション」を選択してください。
GMOクリック証券ではまず目標レートを決めます。
チャートの横にある価格を選択しましょう。
この価格を選択すると「ここまで上がる」もしくは「ここまで下がる」と予想することになります。
もちろん、レートの動きなどを見て目標レートを変えることも可能です。
その後「上がる(円安)か下がる(円高)か」を選択して、チケットを購入します。
このチケットの金額は円高・円安のボタンに記載されているので、1,000円分を購入したい場合等は300円のチケットを3枚(3lot)購入するというように購入しましょう。
購入が済んだら後は取引が終わるまで待ちますが、途中で持っているチケットを売却することができます。
取引が終了すると当たった方に「○」がつくので、予想が当たったかどうかがすぐに分かるのです。
国内のバイナリーオプションの取引時間は2時間となっていますが、取引が終了する間際までポジションを持つことが出来るので、絶対に2時間後の為替の動きを予想しなければならないというわけではありません。
ただ、やはり目標レートがあることを考えると「予想は当たっているのに損失になった」ということが多くあるので、私は難しいと感じてしまいます。
4.もっと詳しく違いを見てみよう
上記では海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションの取引ルールの大きな違いを見ていきましたが、次は細かな違いについて見ていきたいと思います。
4-1.ペイアウト率の違い
まずはペイアウト率の違いについて見ていきましょう。
最初は海外のバイナリーオプション業者であるハイローオーストラリアを見ていきますが、ハイローオーストラリアはペイアウト率が固定されています。
15分取引や1時間取引でもペイアウト率が変動することはありません。
ハイローオーストラリアのペイアウト率
・30秒…2倍
・1分…1.95倍
・3分…1.9倍
・5分…1.85倍
・15分…1.88倍
・1時間…1.89倍
・1日…1.9倍
一方国内のバイナリーオプションのGMOクリック証券では、取引時間や目標レートまでの差によってペイアウト率が変わってしまうのです。
目標レートとの差が大きい場合や、取引が終了するまでに時間がある場合はペイアウト率が高くなり、利益も多く得られます。
しかし目標レートとの差が小さい場合や、取引が終了するまでにそこまで時間がない場合はペイアウト率が低くなり、利益も少なくなってしまうのです。
要は「確実に勝てそうなものは利益は少ない」が「勝つのが難しそうなものは利益が多い」ということ。
とは言え、相場も完璧に予想通りになるわけではないので「確実に勝てる」と思っていても、ニュースや経済指標が発表されると大きくレートが動いてしまい、予想を外すこともあるので注意が必要です。
4-2.判定時間の違い
次は判定時間の違いを見ていきたいと思います。
まずは海外業者のハイローオーストラリアから。
ハイローオーストラリアは最短30秒から最長1日まで取引をすることができます。
短時間の取引であれば30秒・1分・3分・5分と様々な取引時間がありますし、長時間の取引も15分・1時間・1日とあるので、短時間と長時間どっちもやりたいというユーザーにぴったりです。
その他の海外業者も基本的に30秒や1分から取引をすることができます。
長時間の取引は基本的に10分や15分となっているので、海外業者は短時間の取引をしたいという人にオススメです。
一方国内業者のGMOオプションの場合は3時間の判定時間となっています。
国内業者の場合は2時間~3時間の判定時間となっており、3時間以降の取引はできないようになっているのです。
国内業者の場合は15時までの取引時間だった場合、14時58分までポジションを持つことができるので、最短で2分の取引をすることが出来るという計算ではあります。
しかし取引時間が迫っているということは目標レートに届く可能性は低いですし、ペイアウト率は低くなっているので、利益を出せてもハイリターンを狙えるわけではないことを覚えておきましょう。
4-3.通貨ペアの違い
次は通貨ペアの違いを見ていきたいと思います。
まずは海外業者のハイローオーストラリアから見ていきましょう。
ハイローオーストラリアは最大で17の通貨ペアに5種類の仮想通貨、金や石油など様々な取引銘柄があります。
そのため様々な銘柄で取引をしたいというトレーダーにオススメです。
海外のバイナリーオプションの場合は業者によって株式のレートの動きを予想することも出来るので、銘柄の多い業者で取引をしたいという方は海外業者に登録すると良いでしょう。
一方国内業者のGMOクリック証券の外為オプションですが、通貨ペアが5種類となっています。
投資に慣れている人であれば少ないと感じるかもしれませんが、初めて取引をする人にとっては迷わなくても良いというメリットがあるのです。
しかもGMOクリック証券の場合はほとんどが日本人に馴染みのあるUSDJPYやEURJPY、AUDJPYがあるので、取引もしやすいですし、情報も集めやすくなっているでしょう。
4-4.税金の違い
最後は税金の違いについて。
まずは海外業者のハイローオーストラリアの場合ですが、海外業者で利益を出した場合は雑所得というものに分類されます。
雑所得は給与所得と同じくくりで課税されるため、所得税と住民税を合わせて0%~55%の範囲で税額が変わってくるのです。
バイナリーオプションと給与所得を合わせてどのくらいの税率になるかは上の表を見て参考にしてください。
次に国内業者のGMOクリック証券を利用していた場合ですが、申告分離課税に分類されます。
申告分離課税では税率は20.315%で統一されており、FXなどの他の投資商品との損失通算が可能です。
例えばGMOクリック証券で50万円の利益を出していても、株取引で60万円の損失を出していた場合、納税しなくても良いというようになります。
もちろん、確定申告は必要になりますが、最大3年の損失繰越が出来るので、税制上は国内のバイナリーオプションの方がメリットです。
5.海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションは結局どっちがいいの?
今回は海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションの違いについて紹介してきましたが、「結局のところどっちがいいの?」と迷ってしまった人もいるかも知れません。
ここでは最後に海外バイナリーオプションと国内バイナリーオプションのメリットとデメリットを簡単に紹介するので、どちらに登録しようか迷っているという方は是非参考にしてください。
5-1.短時間で利益を出したいなら海外バイナリーオプション
まず海外のバイナリーオプションですが、短時間でサクサク利益を出していきたい方向けですね。
海外のバイナリーオプションなら30秒や1分で取引ができますし、ペイアウト率も一定で、目標レートなどがないので初心者でも予想を当てやすいというメリットがあります。
一方で短時間で取引ができる上にシンプルなルールなので、ギャンブル性の高い取引となってしまうこともあるので注意が必要です。
また海外業者の場合、出金する際に海外の銀行を経由して日本の銀行に出金するのがほとんどですので、出金が完了するまでに期間が必要な場合もあります。
そのため出金されないとストレスを溜めてしまう可能性もあるので、これらのことには注意しておきましょう。
とは言え海外のバイナリーオプション業者の中にもしっかりと利益を出してくれる業者もあります。
それがここでも何度も紹介してきていたハイローオーストラリアです。
30秒から取引ができますし、ペイアウト率は2倍固定の取引もあるので利益も出しやすくなっています。
そしてなんと言っても出金が最短翌日には完了するというのは大きなメリットでしょう。
ハイローオーストラリアが気になるという方は以下のボタンから公式サイトに移動してください!
5-2.ギャンブルが怖いなら国内バイナリーオプション
次に国内のバイナリーオプションですが、絶対に日本の業者がいいという方や安心して取引したいという方におすすめです。
国内のバイナリーオプションの場合は金融庁に認可を得ていないと運営できないということで、安心して利用することができますし、サポートの対応も万全ですので大きなメリットと言えるでしょう。
一方で取引の時間は2~3時間ですし、ペイアウト率も変動制、また目標レートがあるというのは取引を難しくしているので、初心者にとってはデメリットとなります。
また一定以上の資産を持っていないという方や、一定期間以上の投資経験がなければ口座開設ができないというのもデメリットですね。
ただしっかりと相場分析ができれば2倍や3倍のペイアウト率で利益を出せる可能性もあるので、まずはデモ取引で試してみるのも良いかもしれませんね。
デモ取引をやってみて、これなら大丈夫そうだと思ったら口座開設をしてみてください。