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幸せとは人の二画目である
幸せとは 星が降る夜と眩しい朝が 繰り返すようなものじゃなく 大切な人に降りかかった 雨に傘を差せる事だ
これはbacknumberの「瞬き」という曲の冒頭の歌詞である。
この歌詞を聞いてぼくは、
大切な人に降りかかった雨に傘を差せる
→大切な人がいることが幸せ
→傘を差せるくらい近くにいる状態が幸せ
→人を支えていることが幸せ
→人を支えている人は幸せ
と思った。
では、なぜそう思ったか?
よく、人という字は「人と人が支え合っている」ことを表していると言う。
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それに対して、いやいや支え合ってるって言うけど、明らかに一画目の負担少なくね?
と思ってしまうのが少しひねくれた視点を持つぼくたちである。
ぼくたちは、だったら一画目の人になろうと考える。
生きるのに負担は少ない方がいいし、支えるより支えられた方が楽だから。
そうなると、二画目の人は支えるばかりで全然幸せじゃなさそう。
そこを切り込んだのがbacknumberである。
実は、幸せって二画目なんじゃね?と。
雨とは苦悩であり、傘とは救いである。
人は人のために何かをする人を好きになってしまう生き物である。
そもそも、苦悩を抱えている人間のそばで救いの手を差し伸べられる状態が幸せなんだよとbacknumberは言っている気がする。
人を助ける人に幸せは集まる。
一見、一画目の方が幸せに思えるが、実は二画目も幸せなのだ。