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「プラモデル」で「デスゲーム」をするってこと?!異色の美少女深夜ドラマ『ガールガンレディ』

特撮ファンのみんなごきげんよう
ランガタロウです

美少女が銃で撃ち合うデスゲーム物ドラマが放送されている
と言われても興味を持つオタクがどこまでいるかはわからない。
だが「撃ち合いに使う銃はプラモデルで、プラモデルの腕前で威力が決まる」「しかもそれがバンダイから実際に商品化される」と聞けばどうだろう。

そうこれはバンダイがガッツリ絡んだ新作プラモデルの販促ドラマなのだ

現実世界では居場所がなかった地味な女子高生 ・小春(白石聖)。いつも一人ぼっちな彼女の唯一の趣味はプラモデルをつくること。ある日、小春は学校帰りに立ち寄った不思議な骨董屋で、「銃」のプラモデルと、「アリス」 という名のフィギュアを購入する。夢中になって組み立てたその日の夜、気づけばパラレルワールドに召喚されていた。そこは、バトルフィールドとなった無人の学校。そばには小春が組み立てたアリス(大原優乃)がいて、まるで人間のように話し、プラモデルの「銃」を手渡し、戦いの始まりを告げる。その名も「ガールガンファイト」。

現実では居場所が無かった地味な少女が趣味のプラモデルの才能を活かせる競技にであい、そこでチームを組んだ仲間達と友情を育みこれまでできなかった放課後の青春を得るという実に定番のあらすじから繰り出される

「ガールガンファイトで3回死ぬと現実世界でも死ぬ」
というデスゲームであることが明かされる意地の悪さ。

さらに戦いの中で使う銃の性能はプラモデルの腕前で決まる
主人公の特技であるプラモデルの才能がそのまま人の命を左右する邪悪な構成

とまで書いてるとシリアスすぎる感じがするが、これはプラモデルの販促番組でもあることが絶妙に面白い絵面を産んでいる。

劇中で登場人物がデスゲームに使う銃「アタックガールガン」は実際に現実でもプラモデルで販売中だ、それ故に「弾丸のランナーがそのまま戦闘ステージに置いてあって リロードしたければそれを拾ってニッパーで切り離して組み立てる必要がある」

このあたりの面白さはアニメでは実写ならではだろう
なにせ実際に販売されてる商品がそのまま置いてあるのである。

新型のライフル銃が登場し手に入れたチームだけが使える奪い合いになる場面でも普通に「商品パッケージそのままで」置いてあるので手に入れた人が自分で戦闘中にニッパーでランナーから切り離して組み立てる必要がある

というと面白いルールに見えるのだが
実写ドラマでまじでそのへんに置いてあるランナーを拾いながら「弾薬ゲット!」とか言い出すのはシュールすぎて面白い。

バンダイが関わっているからなのか、新武器や新装備が
「ニチアサの戦隊やライダーの新商品販促」の文脈で投入されていくのだが
「これはヒーロー番組じゃなくてデスゲームドラマなので販促期間補正が入った強い新装備で人を撃つということは 誰かが死ぬ」という普通の番組とは違う意味で悪意のある強力な描写などはこの番組だけが持つ個性では無いかと思う。

「実際にプラモデルを作ってるシーンって映像にしても退屈なのでは?」と作ってる側が思ったのかもしれないがプラモデルを作ってる間は画面の右半分でプラモデルを作ってるキャラがアイドル衣装で歌って踊る謎の映像が流れるなど突っ込みだしたらキリがない、デスゲームの緊張感以上のシュールさが癖になってしまう。

実写の女優に興味無いんだよなぁという人でも
実写版ゆるキャン△でなでしこを演じた人が大垣を演じた人が出てるのでそれなりにわかりのでは無いだろうか。


それにしてもスタッフも脚本も製作会社も違うのにどうしてもこの「なんかシュールなデスゲームの実写ドラマ」という共通点を持って「牙狼VR」のことを思い出してしまう

何らかの時期に同時多発的に「誰が死ぬかという緊張感より デスゲームのルールそのものがシュールすぎてそれどころではない面白さが発生している」タイプの作品が一斉に通ったのだろうか。何はともあれ毎週楽しみに見させてもらっている。

現在は4話まで放送されたので追いつくならまだ間に合うぞ
ただこの番組、アニメでも特撮でもなく「一般のドラマ」枠としてカテゴライズされているらしく、見放題配信サイトが「Hulu」ぐらいしか無いのでご注意を リアタイにさえ追いつけばYouTubeで一週間無料見逃し配信があるのでそこさえ乗りこえてくれたら後はなんとかなる。

君もアタックガールガンを組み立ててガールガンファイトに参加しよう!

ではまた次回までごきげんよう

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