お久しぶりです!&最近あった大きめな変化について
みなさんこんにちは!
夏休みから全く投稿できてなくて、休みの時こそは何かかこう!と思ってたものの何もできず11月まで引きずってしまいました!
(全然達成できてないじゃないか、10/12の自分…)
普段忙しいのはもちろんなのですが今学期は特にミネルバ大学内でかなり大きな出来事があり、だいぶ状況が落ち着いたので少し話してみようかと思います。
5ヶ月ルールの通知
実は今年の8月末にアメリカ政府が「アメリカで留学している外国人は5ヶ月以上アメリカ国外に出てはいけない」という通知(ガイダンス)を出しました。学期が始まった時には何も知らなかったのですが、9月中旬にミネルバ内のビザ担当のチームから「こんな法令があって、学生への影響が出るかもしれない」という連絡が入りました。
ミネルバ生は元々「本拠地はアメリカだけど、2年目以降は他国に留学中」というステータスで世界中に学生を送り出していたのですが、この通知がいうにはこの5ヶ月ルールを守らないとアメリカの学生ビザ(F1ビザ)についている特典を失い、最悪の場合学生ビザそのものが剥奪される可能性がある、ということでした。このルール自体はどうやら元からあったらしいのですが、今年になって改めて強化することになったそうです。
ここでちょっとF1ビザの特典について説明すると、F1ビザの保持者は一定の条件を満たせばCPTとOPTという就労に関する特典を享受することができます。詳しくは個々で調べてもらいたいのですが、ざっくりいうとCPTは在学中、特に夏休みにアメリカ国内でインターンなどの就労をできる権利、OPTは卒業後に就労ビザなしで理系は3年、文系は1年就労できる権利になります。ミネルバ生は特に「自国に帰ってもやりたい仕事や給料のいい仕事がない」という人が多いため、夏休みにアメリカでインターンしたり卒業後にフルタイムでアメリカで仕事するのを狙っている学生がとても多いです。このため、このニュースが流れてきた時ミネルバ生の中では大混乱が起こりました。
アナウンスの直後、卒業間近の4年生は1年目にアメリカに行った以降一度もアメリカに戻っていない人もいるため、剥奪などの動きが入る前に10月に即サンフランシスコに出発することになりました。上の学年から順次対応と言われたため「私たち3年生はどういう対処になるのだろう?」と私も含めてたくさんの学生が普段も忙しいのにさらにストレスを抱えながら続報を待っていました。
9月の最初に通達から1ヶ月。ミネルバのビザチームの担当が政府に連絡した結果、少なくとも来年の夏にアメリカでインターンがしたい・することがすでに決まっているミネルバ生は全員アメリカに帰国することを推奨され、そうでない学生やアメリカ人はアルゼンチンに残るようにという結論に至りました。決断の期間は4日間。それぞれが自分の状況に合わせて何が1番かを考えた結果、7割が1月からアメリカへ渡航、残りの3割がアルゼンチンに留まることが決定しました。
で、Noyuriはどうするのか??
私は
「アルゼンチンに残る」
ことにしました。理由としては来年夏は日本で仕事できることが決まっているのと、OPTだけ保持したい場合は4年目の秋に渡航すればOKなのでひとまず今回はなしで来年の秋にアメリカに戻る予定になりました。
ただ説明した通りアメリカでインターンしたい人は多いため、学年全体の100人中70人ほどがアメリカに行ってしまい、アルゼンチンに残る人は30人くらいしかいません。特に仲良い友達もほとんどアメリカに行ってしまうので寂しくなりそうだなと思っています。またこの先の4年目も友達がバラバラになる可能性が高いので、下手をすると今回離れたら次に会うのは卒業式でみんなアメリカに戻る時までなんてこともあり得るのです。ミネルバの魅力について語るときにいつも「ミネルバの醍醐味は人」と言ってるのですが、その醍醐味が欠けてしまうのはとても悲しいと感じています。
今後のミネルバについて少し
そして「これからのミネルバのローテーションはどうなるのか?」というポイントですが、今の時点ではかなり不透明です。5ヶ月ルール自体の解釈に関しても他大学や政府機関ごとに見方が少し違うため、今後政府からの追加の情報によって厳しくなったり緩くなったりする可能性があります。ただ、今の解釈が続く場合はミネルバ生は毎年1学期は必ずアメリカに戻ってくる必要が生じます。となると今行っている世界6~7都市を周るというデザインは少々変化するのではないかと思います。ただ、中には「別にアメリカで将来働く予定はない」という学生もいるため、そういう学生には毎回ビザのためにアメリカに帰るという行為が無駄に感じられる場合もあります。
ただ、少しズームアウトした視点でみると、こういった変化はあって当然という見方もあります。ミネルバはスタートアップのような大学なので常に変化していて、時には「入学した時それ聞いてないけど?」と感じられる変化もあります。(例えば私の代からロンドンは外されることになったのですが、それを聞いたのは一年目の終わりでした)今回の状況下でもみんな不安になりつつも、「ミネルバ生らしい人生だよね」と笑い合ったりしてました。(もちろん前後で「やばい!!」と言いまくってるのですが)正直ここまで大きい変化はミネルバの歴史でもあまり起きなかったのでミネルバのスタッフもかなり焦っているのですが、逆に自分が通ってる大学が存続危機なんてことそうそう起こらないし、面白いなと思ってる自分もいます。
これからどのような形で卒業まで乗り切るのか何も決まっていませんが、白紙の上を走り抜ける中でまた新しい学びがあるのではないかと期待してます!
*これは公式の見解ではないので、公式さんからちゃんとした報告が来たら追記します!
ではまた!