2023年11月 人工授精と黄体ホルモン剤の副作用
妻:30代前半、AMH値:8.28、DVサバイバー
夫:40代前半、IBD患者
妊活:2020年2月〜
初診+タイミング法:2023年5月〜
転院+タイミング法:2023年8月~
人工授精:2023年10月〜 ←今ココ!
先日初めての人工授精に挑戦しましたが、残念なことにリセットが来てしまいました。
人工授精1回でうまくいって妊娠したケースがどのくらいあるのか、どんな兆候があったら妊娠しているサインなのかなど、毎日毎日調べまくっていたので、かなり落ち込みました。
こんなに辛いなら長くは続けられないかもしれない、ごめんねと夫に伝えて泣きました。
会社で生理痛を我慢するのが悲しかった。
ただし、これは必要な落ち込み。
私は「泣いてしっかり落ち込まないと次に進めないタイプ」なのだと、この経験で知りました。
ところで、普段は優しくて理解のある夫が「諦める考えが出るのは早いんじゃないか」というような励まし方をしたのが気にかかります。
内診台に呼ばれるまでの怖さとか、嫌でも思い出す記憶とか、痛い注射、その後の倦怠感…もしや伝わっていないのでは?
一緒に苦しめ同情しろとは言わないけど、心配くらいはされたい。
次の診察(人工授精)には同行してもらうことにしました。
今回は月経開始10日目に受診。
その時点での卵胞の成長具合を確認し、5日後に人工授精をすることになりました。
夫の付き添いについても医師に相談し、ぜひ一緒に来てくださいと快く承諾してもらいました。
そして人工授精の日。
午後の予約なので、午前中は仕事に集中し、昼休みの開始時にそのまま帰宅。夫も昼休みに合わせて帰宅してもらい、採精カップをもって病院へ。
夫は診察以外の時間は院内にいれないので、洗浄濃縮の間は駐車場で待機です。メールで診察の順番が来たら教えてもらえるシステムなので、安心。
そして診察で当日の精液の検査結果を聞きます。
運動率や量はあまり良くなく、人工授精の実施もギリギリな数値だと聞かされます。
医師が夫に「ストレスや疲れが影響することがありますよ」と丁寧に説明してくれました。
そして内診台にのって人工授精です。
この日は私も緊張して力んでしまったのか、器具を入れるときに軽い生理痛のような痛みを感じました。ネットなどの体験談を読むと、深くどっしりと座ったほうが力を抜きやすいみたいです。
人工授精が終わり、前回服用した黄体ホルモン剤で気分不良と少しの頭痛があったことを伝えます。
黄体ホルモンはいくつか薬の選択肢があるようで、前回とは別の薬を処方してもらいました。
その後、夫には一人で車に戻ってもらい、私はHCGの注射。相変わらず痛い。看護師さんも「ごめんねー、痛いよね。声出したほうがやわらぐよ」とアドバイスしてくれます。
会計を済ませ、薬を薬局でもらい、二人でちょっと買い出しに行って帰宅。
注射のあとの疲れもあって、帰宅後は横にならせてもらいました。
わざわざ運転してきつい治療を受けて、嫌なことでも頑張っているんだぞ!ということが多少なりとも夫に伝わったようで、これ以降一緒に頑張る姿勢になってくれました。
本人としてはずっと協力的でいるのに…と思うかもしれないけれど、一緒に受診したことは良いターニングポイントになりました。
それにしても、黄体ホルモンの服用(副作用期間)、生理前のPMS、生理、そして人工授精…と本当に体調が万全な時期が生理後の数日しかない。
地味な体調不良で、元気いっぱいすごせる日が少ないことは気持ちを蝕みます。
副作用
さらに、新しく処方された黄体ホルモン剤が全く体に合わなかった!
激しい頭痛で起き上がることができず、数日飲んで服用を中止することに。
その後急遽受診し、新しい薬を処方してもらいました。
薬剤師の話によると、黄体ホルモンの薬では多少の頭痛や気分不良は起こりえるものであるが、「ちょっと頭がいたいな、でも動けるな」というくらいの、生活に支障がない範囲であれば問題ない、でも今回の私のように起きることもできない頭痛みたいに、普通に生活できないような場合は服用をやめたほうがいいと。
黄体ホルモン剤は簡単にいうと天然のものと人工のものがあるので、体にあうものを服用することで少しでも日常のストレスを軽減することができます。
新しい処方の薬で症状はだいぶ落ち着きましたが、気持ちの弱りにこの副作用の一件がダブルパンチで効いてしまい、2週間ほど短期休職をとることになりました。
私の通っている不妊治療クリニックは不妊症に診断書を出さない方針なので、ネットで受診できるメンタルクリニックで「抑うつ状態」であると診断書を作成してもらい(実際ふさぎ込んでいたし)、休暇を取りました。
ここで診断をもらったことにより、今後の妊娠・出産において、緊急時に備えた民間の医療保険の追加加入は難しくなりました。
一般的に廉価で加入できる保険においてはうつの診断から3-5年ほど経過していないと新規加入は受け付けてもらえない。
ちなみに私の勤め先では勤続年数に応じた日数の「有給欠勤(傷病)」が付与されるので、今回のように短期間であれば会社から給料が支給されるため、傷病手当金の申請は不要でした。
会社により規程があるはずなので、お休みをとって妊活に集中したい場合は人事との確認が必要不可欠。
■2023年11月の医療費
【内容】
・内診
・人工授精
・黄体ホルモン剤×2回処方
計:10,030円(治療の合計:88,020円)
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