低カリウム血症によるミオグロビン尿症の影響について
最近足がよくつるので、漢方68、芍薬甘草湯を結構な頻度で飲んでいた。次第に、あちこちの筋肉が痛むようになった。
筋肉が溶けているような痛みで、横紋筋融解症のような痛みだった。
自己判断で足のつりで、漢方68を飲んでいたが、返ってそれが逆効果に働いていたみたいだ。
甘草による、偽アルドステロン症による、低カリウム血症で、筋肉のミオグロビンが融解しておそらく強い筋肉痛が起きたのだと思う。
今日整形で血液検査をして、来週結果が返ってくるが、薬の知識があるからふと思ったものの、薬を処方してもらう時はやっぱり医師の診察を受けた方がいいのでは…とも思いました。
■ミオグロビン尿症について
ミオグロビン尿症とは、筋繊維にタンパク質であるミオグロビンが逸脱し、尿中や血中に排泄される疾患であり、ミオグロビンが混ざった尿は褐色を呈する。
悪性高熱症や横紋筋融解症など、骨格筋が急速に損傷された場合に生じることがある他、過度な運動や筋の座減を伴う外傷によっても起こる。
実は横紋筋融解症はすごく身近な病気の症状であり、そのまま放っておくと、起き上がることや歩行が困難になり、腎不全などを合併し、回復に長時間を要することがある。
骨格筋が融解すると、骨格筋細胞に含まれる様々な物質が血中に大量に放出され、それらの代表としてミオグロビンとクレアチニンキナーゼ(CK)が挙げられる。
どちらも骨格筋が融解後、血液を解して腎臓に到達すると、物理的に尿細管閉塞になり、急性腎不全を来します。
ミオグロビンは尿中に排泄されると尿が赤褐色を呈し、血尿のような色になる。
この特徴的な症状をミオグロビン尿症と呼ぶ。
横紋筋融解症の原因はさまざまなものが考えられ、過度の運動の他、薬剤の副作用によるものも原因になると言われている。
前述のように、横紋筋融解症の症状として、筋肉痛、筋力低下、脱力、麻痺、ミオグロビン尿がある。
「手足、肩、腰、その他の筋肉が痛む」「手足が痺れる」「手足に力が入らない」「こわばる」「全身がだるい」「尿の色が赤褐色になる」などの症状が見られた場合は、すぐに病院に受診するようにして欲しい。
参考文献:病院検索 ホスピタ
https://www.hospita.jp/disease/3858/
東邦大学医療センター、大森病院、臨床検査部
「実は身近な横紋筋融解症」
ちなみに、漢方の甘草に含まれている1日の上限量はグリチルリチンとして300mg、(甘草として7.5g)である。
芍薬甘草湯(漢方68は、1日量7.5g摂っていたとしたら、そのうち6.0gが甘草なので、他の漢方は摂らない方が望ましいのと、1日3包でも多いかも知れないので、薬を飲むときは本当に慎重に飲むべきだと思いました。
ちなみに68の中にもステアリン酸マグネシウムが入っていたので、マグネシウムを補う(と言っても少量だとは思うが)意味でも飲んでいました。
あと、野菜嫌いで普段から野菜や果物を摂ってないことも原因として考えられたので、バランスの良い食生活は本当に重要なのだなと感じました。
取り敢えず野菜ジュースと、バナナを食べたら少し楽になりました…。