日々大事。

言いたくないけど此処だけで言わせてほしい。
日々、とにかく慌ただしい。

朝、猫達の運動会の流れで起こされそのままもぞもぞと起き上がって
部屋を温め、朝ご飯の準備（人間含め、猫達の）自分の支度、洗濯等家事、お店の準備、仕込みをしてお店をオープン、お客様が来て配膳、接客、途中電話（予約や注文）があったり来客もあったり忙しなく1日は過ぎて行く。

お店を閉めて猫達を降ろし（我が家はお迎えと言っている）おやつをあげて彼らがくつろいでいる最中に掃除しながらおもちゃを投げて遊んでみたり。

そうしているうちに夕方に差し掛かるので材料がないときは買い物に行き、夕飯の支度。
夕飯の支度をしながら次の日の仕込みをしたり、仕入れもしたり、事務作業したり。
とにかく一日中、キッチンで過ごす。

主人が帰宅して、夕飯を食べながら今日1日のことを話したりして団欒。
ストーブで暖まりゴロンゴロンする猫達を見ながら過ごすのが至福。
この時間を過ごせればこの日は最高な1日になる。

ひとしきり時間を過ごしたら、片付けをして私と猫達は早めに寝る。

もちろん、それが出来ない日も多々あって
翌日や近いうちに大量の注文が入っていたら晩御飯後には仕込みをして11時ごろになることもあるけどなるべくその時間に終わらせて翌日の早朝からまた再開する事にしている。

体も無理が効かない年齢になってきたので遅くまで仕事するより、早朝を選ぶようにした。
そのほうが効率も良い。

そんな当たり前のような、なんの変哲もない普通の毎日がとっても大切。
今はとっても幸せ。
『心から幸せになれた』

毎日に散りばめられている些細な幸せ。
それを感じながら過ごす日々が心から愛おしい。

誰しもが日々、忙しい（せわしい）
ほとんどの人が一息つきたい。
もう少し自分の時間がほしい、なんて思ったりすると思う。
家族に囲まれていてもひとりになりたい、と言う人もいるかもしれない。
でもそれってみんなといる時、幸せな時ほど（忙しい時ほど）思ってしまったりする。
自分が今、どれだけ幸せなのかを気づけない人は思ってしまったりするかもしれない。

現実的にそうなったら取り戻せない寂しさ、幸せに包まれていた時を思い出してあんなこと思わなきゃよかったときっと後悔する。

幼いときの経験で一瞬で幸せな環境は変わってしまうことを知った私は
「今、目の前の人を大事に」「今日を一生懸命に」なるべくそういう気持ちで過ごせるように心掛けてきた。
人間だから余裕が持てなくてそれが叶わない日もあるけど。
そう有りたいと思って過ごしている。

当たり前の日常はこの上なく、幸せだということ。

キラキラした宝石のような輝かしいことはないけど

いつもの温かい会話があって笑いがあって、美味しいご飯を食べれて
暖かい布団で寝れる。
そして猫達に癒されながら四季を感じて過ごす。

1日でも長くそんな日常が続くように大切に過ごしていく。
楽しみながら大事に歩いていく。

そんな風に一人でも多くの人が自分の幸せに気づけますように。