野球場図鑑/上越市高田城址公園野球場
【所在地】上越市本城町 46-1
【両翼】95m
【中堅】120m
【収容人員】3,020人
【アクセス】
えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン・高田駅から徒歩25分
【リンク】
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旧高田市営球場。「日本三大夜桜」で知られる高田城址公園に昭和24年開場した。スポーツ施設としては陸上競技場、スポーツセンター、テニスコートを併設する。
かっては県の主要球場で、高校野球の大会が行われていた他、昭和30年まではプロ野球の試合も行われていたが、老朽化が激しく2010年を最後に高校野球は行われなくなった。その後は選手、関係者、観客すべてのための設備を段階的にリニューアルし、2015年には両翼を95mに拡張した他スコアボードのLED化もされ、高校野球の大会が復活するに至ったが、2017年、球場の隣に複合施設「オーレンプラザ」がオープンし、その駐車場が球場正面にまで侵食してきた事で、車をファールボールの被害から守るため、試合中に野球部員が球場外で「守備につく」という事態となり、そのせいかわからないが、また高校野球の大会は行われなくなった。
硬式野球の開催時は駐車場の半分を使用禁止にするなどの対策をしながら、新潟アルビレックスBCのホームゲームや、関甲新学生野球連盟の二部リーグ戦、ソフトボールJDリーグの試合等が行われている。
非常にユニークなのはその立地で、公園内の堀に球場の大部分が半島のように突き出している。外野後方からだと蓮池に野球場が浮かんでいるような他にない景観が見れる。
新しい市民球場を、という要望は大昔からあるが、財政難のため実現せず、この球場が改修を重ねながらずっと使われている。城下町の城址公園という、交通の便も悪くなく、市街地からも離れていない名所にあるという実は理想的な野球場である。