
BCリーグが千葉県民球団「千葉スカイセイラーズ」の準加盟を承認 元ロッテ青野毅氏が監督
国内独立リーグの「ルートインBCリーグ」は2日、千葉県民球団の準加盟を承認したと発表した。
チーム名は「千葉スカイセイラーズ」で、22年冬に活動を開始した。今季は他の独立リーグ球団との交流試合などで活動を続けてきた。現在は元ロッテの青野毅氏(41)が監督を務める。
準加盟により、加盟球団との交流試合が可能になり、26年シーズン以降の正式加盟を目指すことになる。
前身を「福井ミラクルエレファンツ」と考えると、08年に発足し、経営母体、本拠地、チーム名、所属リーグがわずか10年強ですべて変わったチームというのは、プロ野球史において唯一ではないかと思う。BCリーグにしてみれば、昔グレて家出した息子が酸いも甘いも噛み分けて戻ってきたみたいな。
それらしく、事務所が船橋という、中途半端に都会志向というか保守的なところが気になっている。NPB球団がない県では堂々と県都を取りに行くのも良いがそうでない場合は、インディーズはNPBと競り合える性格のものではないが、埋没する可能性はある。
ファンが大好きな「本拠地の話」をすると、千葉県はエリアによって個性がはっきりしているところがあるので、ロッテがキャンプを撤退する鴨川を中心とした房総エリアはどうかと思う。都市部から離れた温暖で緩い地域に「房総スカイセイラーズ」というインディーズ球団があって観光資源が豊富な鴨川とか館山とか大多喜とか千倉あたりを回りながら地元の名物として定着している図を想像すると和む。
あるいは日ハムが鎌ケ谷から離れるとしたらファイターズタウンを引き継ぐとか。それをやるにはしっかりした企業が経営母体にならないと無理だけど。多分船橋市民球場を使いたいのかもしれないが大人でプロが使うには狭すぎるように思う。そんなに都市部を指向するならいっそ浦安とか。新しい国府台球場も視野に入れてはどうかと思う。
ロッテ、日ハムのファームの注目される動向に、ちょっと面白いアクターが入ってきた感じがする。千葉は広くて可住地も大きく、エリアによって文化も違ったりするからそれぞれに魅力がある。
それにしても東京にインディーズ球団ができるのはいつの事やら。東京ヴェルディさん、軟式やってる場合じゃないと思うんだが。