野球場図鑑/北九州市民球場
【所在地】北九州市小倉北区三荻野 2-10-1
【両翼】92m
【中堅】119m
【収容人員】20,000人
【アクセス】
都市モノレール小倉線・香春口三荻野駅から徒歩10分
【リンク】
北九州市民球場・三萩野球場
小倉市浅野町(現小倉北区浅野)にあった小倉豊楽園球場の後継として昭和32年開場した小倉市営野球場。当時の通称は「小倉球場」で、西鉄~クラウンライターライオンズのホームゲームを年20試合程度行う、同球団にとって本当の意味での「準本拠地」であった。平成元年、福岡にダイエーホークスが誕生するのと同時に「北九州市民球場」に改称し、現在までソフトバンクホークスの準本拠地として親しまれている。球場を擁する三萩野公園には「競輪発祥の地」とされる北九州メディアドーム、テニスコート、体育館、草野球場がある。
現代にあっては狭く小さい野球場だが、しっかり座席のある外野席や、武骨な照明塔、フェンスの企業広告に、プロ野球を支えてきた野球場らしい雰囲気がある。外壁の塗装や競輪場に隣接しているところが川崎球場と似ているかもしれない。既に平和台球場よりも長い歴史を刻んでいる。
高校野球選手権福岡大会決勝、九州六大学野球連盟リーグ戦、社会人野球九州大会等ほぼすべてのカテゴリで活躍する上、近年では九州アジアリーグ・北九州下関フェニックスのホームゲームも行われている。
座席やグラウンド、音響など肝心な部分の改修は行われてきたが、大きく姿を変えていない。2000年頃には北九州市に収容数3万レベルの新球場構想があったが頓挫している。現在、新球場建設の可能性については市も否定的なようである。
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