野球場図鑑/明石公園第一野球場
【所在地】明石市明石公園 1-27
【両翼】100m
【中堅】122m
【収容人員】12,000人
【アクセス】
JR神戸線・明石駅、山陽電鉄本線・山陽明石駅から徒歩10分
【リンク】
明石公園
【ネーミングライツ変遷】
明石トーカロ球場 (2011.7~)
国指定重要文化財・明石城の三重櫓を擁する明石公園にある県立野球場。昭和7年竣工と日本で有数の歴史ある野球場である。園内のスポーツ施設としては他に第二球場、陸上競技場、テニスコート、自転車競技場がある。
高校野球の県大会で主要球場として活躍する他、同様に歴史のある全国高等学校軟式野球選手権大会のメイン会場として知られ「軟式の甲子園」「もうひとつの甲子園」「軟式の聖地」といった枕詞が与えられており、特に2014年の準決勝、中京×崇徳戦で、中京のエース松井大河投手が「延長50回」を投げ切った、4日間にわたる熱戦は今も語り草となっている。
老朽化による強度不足が露呈したため、2022年からスタンドの一部が閉鎖されている状態だったが、兵庫県がクラウドファンディングを行いながら改修を実施。2024年にはスコアボードが新調されるなどリニューアルが進んでいる。その先はどうなるかがハッキリしないが、「軟式の聖地」をずっと残して欲しいという要望は多い。建て替えるにしても「聖地」と呼ばれた以上は同じ場所に建て替えて欲しいところ。
当初はプロ野球とも関わりがあり、公式戦、オープン戦の他、複数の球団によるキャンプが行われていた。大学野球は関西六大学野球連盟がリーグ戦を行なっていた時期があり、社会人野球では県内のチームによる兵庫県社会人野球春季大会が行われる。
神戸市の溶射施工企業、トーカロ(株)がネーミングライツを取得し、2011年7月から「明石トーカロ球場」を名乗り、長く定着している。