野球場図鑑/西武ドーム
【所在地】所沢市上山口 2135
【両翼】100m
【中堅】122m
【収容人員】31,552人
【アクセス】西武狭山線・西武球場前駅下車
【リンク】
埼玉西武ライオンズ
【ネーミングライツ変遷】
インボイスSEIBUドーム (2005.3~2006)
グッドウィルドーム (2007~2008.1)
(この間「西武ドーム」に戻る)
西武プリンスドーム (2015.3~2017.2)
メットライフドーム (2017.3~2022.2)
ベルーナドーム (2022.3~)
昭和54年、クラウンライターライオンズを買収し所沢市に移転した西武ライオンズの本拠地として開場。当時は「西武ライオンズ球場」の名で、屋根はなかった。元々西武グループが所有する「西武園球場」の場所に、旧球場とは方角を反対にした形で造られた。狭山丘陵を掘り下げて造ってある事は有名で、普通の球場が入口から階段を登ってスタンドにたどり着くのとは違い、入口に立つとすぐ眼下にグラウンドがあるのが大きな特徴。そのためスタンドのどこにも出入口がなく、非常に短い工期で完成した事がファンを驚かせた。その後、ライオンズの黄金時代を彩ってきた事は周知の通り。
97年オフより「ドーム化」の工事がはじまり、第一期工事では外周に立てた支柱に沿ってステンレスの屋根を設置し、98年シーズンはグラウンドが覆われていない「半ドーム」状態でシーズンを戦った。98年オフの第二期工事では内周にピッタリはまる膜屋根を中からリフトアップする事で全体が屋根に覆われた。屋根のない野球場に屋根が設置されるという、日本のプロ野球では唯一のケースである。この工事において外野も両翼が95mから100m、中堅も120mから122mに拡張されている。
2007年にチーム成績と観客動員が低迷した事実を受け、スタジアムの魅力向上のため2008オフに内野スタンドの中断に「穴をあけ」、売店やレストラン、今までスタンド最上段にしかなかったトイレも設置された。
全体を屋根で覆わない構造のため空調設備がなく、春先の寒さや夏場の暑さが問題点として指摘されて久しく、今後どう対策するか注目される。
上尾市の通販会社(株)ベルーナがネーミングライツを取得し、2022年3月より「ベルーナドーム」を名乗る。